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公開番号2025060232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170835
出願日2023-09-29
発明の名称ボーリング装置
出願人日特建設株式会社
代理人個人
主分類E21B 19/20 20060101AFI20250403BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】ボーリングロッドの継ぎ足しが可能なボーリング装置を簡単な構造で実現する。
【解決手段】ボーリング装置は、ドリルユニット(16)と、追加ボーリングロッド(31,32,33)を保持するロッドホルダー(20)とを備え、ロッドホルダー(20)は、ドリルユニット(16)の回転軸線(16c)に対して直交する前後方向に移動可能に設けられ、ロッドホルダー(20)は、ドリルユニット(16)の下方で追加ボーリングロッド(31)が回転軸線(16c)上に位置するようになる供給位置まで前進し、ドリルユニット(16)が下降してドリルユニット(16)が追加ボーリングロッド(31)に接続された後、供給位置から後退し、ロッドホルダー(20)は、ロッドホルダー(20)が後退することによりロッドホルダー(20)から追加ボーリングロッド(31)が引き抜かれる保持部材(23)を備える。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
地盤削孔用のボーリングロッドが着脱可能に取り付けられるドリルユニットと、前記ドリルユニットを前記ボーリングロッドの軸方向にスライド移動可能に支持するフレームと、継ぎ足し用の追加ボーリングロッドを保持するロッドホルダーとを備え、
前記ロッドホルダーは、前記ドリルユニットに装着された前記ボーリングロッドと平行に前記追加ボーリングロッドを保持するとともに、前記ドリルユニットの回転軸線に対して直交する前後方向に移動可能に設けられ、
前記ロッドホルダーは、前記ドリルユニットの下方で前記追加ボーリングロッドが前記回転軸線上に位置するようになる供給位置まで前進し、前記ドリルユニットが下降して前記ドリルユニットが前記追加ボーリングロッドに接続された後、前記供給位置から後退し、
前記ロッドホルダーは、前記ロッドホルダーが後退することにより前記ロッドホルダーから前記追加ボーリングロッドが引き抜かれる保持部材を備えるボーリング装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ロッドホルダーは、前後方向に移動可能なスライダーを備え、前記スライダーが前進して前記供給位置に位置し、
前記保持部材は、前記スライダーに支持されるとともに前記追加ボーリングロッドを保持し、
前記保持部材は、前記追加ボーリングロッドを両側方から挟んで保持する側壁部と、前記追加ボーリングロッドを前記回転軸線側から保持する前壁部と、前記前壁部に設けられるスリットとを備え、
前記スライダーが後退する際、前記追加ボーリングロッドは、前記スリットから引き抜かれる請求項1に記載のボーリング装置。
【請求項3】
前記保持部材は、前後方向に並べて複数の前記追加ボーリングロッドを保持し、
前記スライダーが前記供給位置に位置する状態では、前記追加ボーリングロッドの並びで最も前方に位置する前記追加ボーリングロッドが前記回転軸線上に位置し、
前記ロッドホルダーは、前記保持部材内で前記追加ボーリングロッドを前方側に移動させる押し出し部材を備える請求項2に記載のボーリング装置。
【請求項4】
前記押し出し部材は、前記追加ボーリングロッドを前方に向けて付勢するばねを備える請求項3に記載のボーリング装置。
【請求項5】
前記ロッドホルダーは、前記スライダーの前進を規制するストッパー部を備え、
前記スライダーが前進して前記ストッパー部に突き当てられると、前記スライダーは前記供給位置に位置する請求項2に記載のボーリング装置。
【請求項6】
前記追加ボーリングロッドの外周には、前後方向に延びる溝が設けられ、
前記側壁部の内面には、前後方向に延びて前記溝に係合するレール状のガイド突起が設けられる請求項2記載のボーリング装置。
【請求項7】
前記追加ボーリングロッドの上端部は前記ドリルユニットに接続され、前記追加ボーリングロッドの下端部は地盤中の前記ボーリングロッドの上端部であるロッド上端部に接続され、
前記ロッド上端部を保持するロッドクランプが設けられ、
前記追加ボーリングロッドは、前記ロッド上端部が前記ロッドクランプに保持された状態で、前記ロッドホルダーの後退により前記保持部材から引き抜かれる請求項1から6のいずれかに記載のボーリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボーリング装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地盤を削孔するボーリング装置では、オペレーターが手動でボーリングロッドを継ぎ足して削孔するのが一般的である。
また、地盤を削孔するボーリング装置において、ボーリングロッドが着脱可能に取り付けられるドリルユニット(ドリルヘッド)と、継ぎ足し用のボーリングロッドを保持するロッドホルダー(ロッドチェンジャ)と、ドリルユニットをロッドホルダーに向けて横方向にスライド移動させるスライド機構とを備える構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ボーリングロッドを継ぎ足す際に、ドリルユニットを地盤中のボーリングロッドから切り離した後、ドリルユニットをロッドホルダーに移動させて次のボーリングロッドをドリルユニットに装着し、その後、ドリルユニットを元の位置に戻して次のボーリングロッドを地盤中のボーリングロッドに接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-78137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来のボーリング装置では、ボーリングロッドを継ぎ足す際に、ボーリングロッドを駆動するドリルユニット自体が上下方向及び横方向に移動するため、ドリルユニット側の構造が複雑になってしまう。また、オペレーターの高齢化や、若手世代のなり手不足により、年々労働力不足が顕在化している。このため、ボーリングロッドの継ぎ足しが可能なボーリング装置を簡単な構造で実現することが望まれる。
【0005】
このような点に鑑み、本発明は、ボーリングロッドの継ぎ足しが可能なボーリング装置を簡単な構造で実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、地盤削孔用のボーリングロッドが着脱可能に取り付けられるドリルユニットと、前記ドリルユニットを前記ボーリングロッドの軸方向にスライド移動可能に支持するフレームと、継ぎ足し用の追加ボーリングロッドを保持するロッドホルダーとを備え、前記ロッドホルダーは、前記ドリルユニットに装着された前記ボーリングロッドと平行に前記追加ボーリングロッドを保持するとともに、前記ドリルユニットの回転軸線に対して直交する前後方向に移動可能に設けられ、前記ロッドホルダーは、前記ドリルユニットの下方で前記追加ボーリングロッドが前記回転軸線上に位置するようになる供給位置まで前進し、前記ドリルユニットが下降して前記ドリルユニットが前記追加ボーリングロッドに接続された後、前記供給位置から後退し、前記ロッドホルダーは、前記ロッドホルダーが後退することにより前記ロッドホルダーから前記追加ボーリングロッドが引き抜かれる保持部材を備えるボーリング装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発によれば、ボーリングロッドの継ぎ足しが可能なボーリング装置を簡単な構造で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るボーリング装置を示す側面図である。
ロッドホルダーに保持された追加ボーリングロッドを上方から見た平面図である。
図1のIII-III断面図である。
最初のボーリングロッドで削孔した状態を示す図である。
ボーリングロッドの切り離し行程を示す図である。
ロッドホルダーによる追加ボーリングロッドの供給を示す図を示す図である。
追加ボーリングロッドの継ぎ足し行程を示す図である。
追加ボーリングロッドがロッドホルダーから引き抜かれた状態を示す図である。
継ぎ足された追加ボーリングロッドを用いて削孔する状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に従うボーリング装置の実施形態について説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るボーリング装置10を示す側面図である。
ボーリング装置10は、ボーリングロッド11によって地盤Gに削孔するボーリングマシン12と、継ぎ足し用の追加ボーリングロッド31,32,33を保持するロッドホルダー20とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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