TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025054849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164030
出願日2023-09-26
発明の名称リング式綴じ具
出願人株式会社カネダ技研
代理人アクシス国際弁理士法人
主分類B42F 13/26 20060101AFI20250331BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】一対の基板が互いに分離する虞を低減できるリング式綴じ具を提供する。
【解決手段】本発明によるリング式綴じ具は、一対の基板1,2の少なくとも一方において、複数の軸支部4の少なくとも1つの外面からは係合爪40が突出されており、一対の基板1,2の少なくとも他方には、係合爪40が係合される係合部41が設けられており、係合爪40は、リング式綴じ具の組み立て時に一対の基板1,2が閉方向に回動されることで、係合部40の第1側方S1から第2側方S2に向けて係合部41を乗り越えており、係合部41は、一対の基板1,2が開方向に回動されたときに、係合爪40と係合し、係合爪40が第2側方S2から第1側方S1へと係合部41を乗り越えることを規制する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに隣り合って平行に延在する一対の基板と、
前記一対の基板とそれぞれ一体に設けられるとともに、前記一対の基板の表面側に延びる複数の半リング部分と、
前記一対の基板の少なくとも一方と一体に設けられるとともに、前記一対の基板の少なくとも一方の裏面側に延びる複数の軸支部と
を備え、
前記一対の基板と平行に延びるシャフト部を前記軸支部が把持することで、前記シャフト部を介して前記一対の基板が互いに連結されるとともに、前記シャフト部の周方向に前記一対の基板が回動可能とされており、
前記一対の基板の回動の方向には、前記複数の半リング部分のそれぞれの先端を互いに近接させる閉方向と、前記複数の半リング部分のそれぞれの先端を互いに離間させる開方向とが含まれている、
リング式綴じ具であって、
前記一対の基板の少なくとも一方において、前記複数の軸支部の少なくとも1つの外面からは係合爪が突出されており、
前記一対の基板の少なくとも他方には、前記係合爪が係合される係合部が設けられており、
前記係合爪は、前記リング式綴じ具の組み立て時に前記一対の基板が前記閉方向に回動されることで、前記係合部の第1側方から第2側方に向けて前記係合部を乗り越えており、
前記係合部は、前記一対の基板が前記開方向に回動されたときに、前記係合爪と係合し、前記係合爪が前記第2側方から前記第1側方へと前記係合部を乗り越えることを規制する、
リング式綴じ具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記係合爪は、前記軸支部の外周面から前記シャフト部の径方向に突出されている、
請求項1に記載のリング式綴じ具。
【請求項3】
前記係合爪は、前記軸支部の先端側から基端側に向かうにつれて前記外周面からの突出量が増えるように形成されている、
請求項2に記載のリング式綴じ具。
【請求項4】
前記軸支部の内周面には撓み溝が設けられており、前記撓み溝の位置における前記軸支部の肉厚は、前記シャフト部の周方向に関して前記撓み溝に隣接する位置における前記軸支部の肉厚よりも薄くされている、
請求項3に記載のリング式綴じ具。
【請求項5】
前記一対の基板には、前記一対の基板が前記閉方向に回動されたときに互いに向かい合う内側面と、前記内側面の外側に位置する外側面とが設けられており、
前記係合部は、前記一対の基板の他方の裏面側において前記外側面に形成された係合溝を有している、
請求項2から4までのいずれか1項に記載のリング式綴じ具。
【請求項6】
前記係合溝は、前記第2側方に位置するとともに前記係合爪が当接される底面を有し、前記底面は前記基板の長手方向に関して前記係合溝に隣接する位置における前記外側面よりも前記内側面に近い位置に配置されている、
請求項5に記載のリング式綴じ具。
【請求項7】
前記係合溝の位置における前記一対の基板の他方の肉厚は、前記基板の長手方向に関して前記係合溝に隣接する位置における前記一対の基板の他方の肉厚よりも薄くされている、
請求項5に記載のリング式綴じ具。
【請求項8】
前記係合部は、前記内側面の裏面側の角部が面取りされた面取部を有している、
請求項5に記載のリング式綴じ具。
【請求項9】
前記係合爪は、前記軸支部の側端面から前記基板の長手方向に突出されている、
請求項1に記載のリング式綴じ具。
【請求項10】
前記軸支部は、前記基板の長手方向に並べて配置された第1軸支部及び第2軸支部を含み、
前記係合爪は、前記第1軸支部の側端面から突出された第1係合爪と、前記第2軸支部の側端面から突出された第2係合爪とを含む、
請求項9に記載のリング式綴じ具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャフト部を介して一対の基板が互いに連結されたリング式綴じ具に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来用いられていたこの種のリング式綴じ具としては、例えば下記の特許文献1等に示されているリング式綴じ具を挙げることができる。特許文献1には、互いに平行かつ隣合わせに配置された一対の基板(第1基部及び第2基部)を含む綴じ具が記載されている。一方の基板には、一端の近傍、他端の近傍及び中央部の近傍に軸支部(軸受け部)が設けられている。他方の基板は、その他方の基板の長手方向に沿って延在するシャフト部(軸部)を有している。シャフト部が各軸支部において軸受け支持された状態で一方の基板に他方の基板が装着されている。シャフト部の周方向に一対の基板が回動可能に設けられており、一対の基板の回動によりそれらの基板に設けられた半リング部分(半割環部)が開閉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-37669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような従来構成では、シャフト部の周方向に一対の基板が回動可能に設けられている。これら一対の基板が過剰に回動すると、一対の基板が互いに分離することがある。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、一対の基板が互いに分離する虞を低減できるリング式綴じ具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るリング式綴じ具は、一実施形態において、互いに隣り合って平行に延在する一対の基板と、一対の基板とそれぞれ一体に設けられるとともに、一対の基板の表面側に延びる複数の半リング部分と、一対の基板の少なくとも一方と一体に設けられるとともに、一対の基板の少なくとも一方の裏面側に延びる複数の軸支部とを備え、一対の基板と平行に延びるシャフト部を軸支部が把持することで、シャフト部を介して一対の基板が互いに連結されるとともに、シャフト部の周方向に一対の基板が回動可能とされており、一対の基板の回動の方向には、複数の半リング部分のそれぞれの先端を互いに近接させる閉方向と、複数の半リング部分のそれぞれの先端を互いに離間させる開方向とが含まれている、リング式綴じ具であって、一対の基板の少なくとも一方において、複数の軸支部の少なくとも1つの外面からは係合爪が突出されており、一対の基板の少なくとも他方には、係合爪が係合される係合部が設けられており、係合爪は、リング式綴じ具の組み立て時に一対の基板が閉方向に回動されることで、係合部の第1側方から第2側方に向けて係合部を乗り越えており、係合部は、一対の基板が開方向に回動されたときに、係合爪と係合し、係合爪が第2側方から第1側方へと係合部を乗り越えることを規制する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のリング式綴じ具の一実施形態によれば、係合爪は、リング式綴じ具の組み立て時に一対の基板が閉方向に回動されることで、係合部の第1側方から第2側方に向けて係合部を乗り越えており、係合部は、一対の基板が開方向に回動されたときに、係合爪と係合し、係合爪が第2側方から第1側方へと係合部を乗り越えることを規制するので、一対の基板が互いに分離する虞を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1によるリング式綴じ具を示す正面図である。
図1のリング式綴じ具を示す平面図である。
図1のリング式綴じ具を示す底面図である。
図1のリング式綴じ具を示す左側面である。
図1のリング式綴じ具を示す右側面図である。
図1のリング式綴じ具の閉状態を斜め上方から見たときの斜視図である。
図6のリング式綴じ具の閉状態を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図1のリング式綴じ具の開状態を斜め上方から見たときの斜視図である。
図8のリング式綴じ具の閉状態を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
リング式綴じ具の組み立て前の状態における図1の一対の基板を示す平面図である。
図10の線XI-XIに沿う一対の基板の断面図である。
図11の状態から一対の基板が閉方向に回動された状態を示す説明図である。
図12の領域XIIIを拡大して示す拡大図である。
図12の状態から一対の基板が閉方向にさらに回動された状態を示す説明図である。
図14の領域XVを拡大して示す拡大図である。
図8の一対の基板のうちの一方(第1基板)を示す斜視図である。
図16の一対の基板のうちの一方(第1基板)を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図8の一対の基板のうちの他方(第2基板)を示す斜視図である。
図18の一対の基板のうちの他方(第2基板)を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図18の第1半リング部分の先端を示す斜視図である。
図18の第2半リング部分の先端を示す斜視図である。
図16の第3半リング部分の先端を示す斜視図である。
本発明の実施の形態2によるリング式綴じ具を斜め上方から見たときの斜視図である。
図23のリング式綴じ具の閉状態を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図23の一対の基板のうちの一方(第1基板)を示す斜視図である。
図25の一対の基板のうちの一方(第1基板)を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図23の一対の基板のうちの他方(第2基板)を示す斜視図である。
図27の一対の基板のうちの他方(第2基板)を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図23の軸支部に設けられた係合爪を示す正面図である。
図23の係合爪が係合される係合部を示す正面図である。
図30の係合部を示す背面図である。
図30の係合部を左斜め上方から見たときの斜視図である。
図30の係合部を右斜め上方から見たときの斜視図である。
リング式綴じ具の組み立て前の状態における図23の一対の基板を示す平面図である。
図34の領域XXXVを拡大して示す拡大図である。
図34の状態から一対の基板が閉方向に回動された状態を示す説明図でありである。
図36の領域XXXVIIを拡大して示す拡大図である。
図36の状態から一対の基板が閉方向にさらに回動された状態を示す説明図である。
図38の線XXXIXに沿う断面図である。
図39の領域XLを拡大して示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。本発明は各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、各実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0010】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1によるリング式綴じ具を示す正面図であり、図2は図1のリング式綴じ具を示す平面図であり、図3は図1のリング式綴じ具を示す底面図であり、図4は図1のリング式綴じ具を示す左側面であり、図5は図1のリング式綴じ具を示す右側面図である。また、図6は図1のリング式綴じ具の閉状態を斜め上方から見たときの斜視図であり、図7は図6のリング式綴じ具の閉状態を表裏逆転させて見たときの斜視図であり、図8は図1のリング式綴じ具の開状態を斜め上方から見たときの斜視図であり、図9は図8のリング式綴じ具の閉状態を表裏逆転させて見たときの斜視図である。なお、リング式綴じ具の背面図は正面図と対称に表れる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社カネダ技研
リング式綴じ具
15日前
個人
書籍
1か月前
個人
クリア栞
10か月前
個人
連結器具
9か月前
個人
書類ホルダー
29日前
個人
ノート
14日前
個人
折り畳み用紙
8か月前
個人
ダブルクリップ
2か月前
個人
紙片収容保持具
3か月前
個人
スマホ終活ノート
7か月前
個人
メッセージカード
2か月前
個人
本の表紙補強シート
10か月前
個人
栞及び栞付き収集帳
11か月前
FRC株式会社
学習ノート
14日前
東洋紡株式会社
地図フィルム
5か月前
個人
吊下式カレンダー
2か月前
ヒカリ株式会社
筆記帳
10か月前
コクヨ株式会社
構造体
7か月前
コクヨ株式会社
構造体
7か月前
個人
脱着リーフ綴込み補助具
2か月前
個人
加工封筒後付け蛇腹ノート
9か月前
個人
脱着リングノートシステム
3か月前
個人
フアイルホルダースタンド
9か月前
個人
フアイルホルダースタンド
9か月前
個人
ダブルリング開口部調整器具
8か月前
独立行政法人 国立印刷局
潜像物
3か月前
個人
タロットカード解説書
1か月前
ダイニック株式会社
ブッククロス
3か月前
中国電力株式会社
付箋ホルダ
11か月前
個人
送付体
8か月前
個人
環状具
4か月前
独立行政法人 国立印刷局
真偽判別印刷物
7か月前
株式会社デュプロ
冊子作成システム
5か月前
独立行政法人 国立印刷局
光輝性動画模様
8か月前
株式会社Luciaube
クリアファイル
3か月前
コクヨ株式会社
冊子体、及び、構造体
7か月前
続きを見る