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公開番号2025056705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2024091679
出願日2024-06-05
発明の名称光学ガラスおよび光学素子
出願人HOYA株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類C03C 3/21 20060101AFI20250331BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】 高分散性を有し、赤外波長域における部分分散比PC,tが低い光学ガラスおよび光学素子を提供すること。
【解決手段】 Nb2O5の含有量が20.00質量%以下であり、P2O5、SiO2、およびB2O3の合計含有量[P2O5+SiO2+B2O3]が20.00質量%以下であり、BaOおよびZnOの合計含有量[BaO+ZnO]が4.80質量%以上であり、Nb2O5、TiO2、およびWO3の合計含有量[Nb2O5+TiO2+WO3]が2.70質量%以上であり、P2O5、SiO2、およびB2O3の合計含有量に対するBaO含有量の質量比[BaO/(P2O5+SiO2+B2O3)]が0.250以上である、光学ガラス。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
Nb
2

5
の含有量が20.00質量%以下であり、

2

5
、SiO
2
、およびB
2

3
の合計含有量[P
2

5
+SiO
2
+B
2

3
]が20.00質量%以下であり、
BaOおよびZnOの合計含有量[BaO+ZnO]が4.80質量%以上であり、
Nb
2

5
、TiO
2
、およびWO
3
の合計含有量[Nb
2

5
+TiO
2
+WO
3
]が2.70質量%以上であり、

2

5
、SiO
2
、およびB
2

3
の合計含有量に対するBaO含有量の質量比[BaO/(P
2

5
+SiO
2
+B
2

3
)]が0.250以上である、光学ガラス。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量[Li
2
O+Na
2
O+K
2
O]が0質量%より大きく、5.00質量%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】

2

5
、SiO
2
、およびB
2

3
の合計含有量に対するSiO
2
およびB
2

3
の合計含有量の質量比[(SiO
2
+B
2

3
)/(P
2

5
+SiO
2
+B
2

3
)]が0.050以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項4】
Nb
2

5
含有量に対するBaOの含有量の質量比[BaO/Nb
2

5
]が0.370以上である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項5】
部分分散比PC,tが下記式を満たす、請求項1に記載の光学ガラス。
0.0047×νd+0.500≦PC,t≦0.0047×νd+0.546
【請求項6】
請求項1に記載の光学ガラスからなる光学素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
監視カメラや防犯カメラは、暗視機能を備えているものが多く、これらの撮像光学系には可視短波長域における結像性能に加え、赤外波長域における結像性能も求められる。
【0003】
可視短波長域から赤外波長域にわたって高次の色収差を補正するには、二種のレンズを組み合わせることがある。二種のレンズとしては、たとえば凸レンズと凹レンズとの組み合わせや、低分散レンズと高分散レンズとの組み合わせなどがある。この二種のレンズは、アッベ数の差が大きく、可視短波長域における部分分散比Pg,Fの差が小さく、かつ赤外波長域における部分分散比PC,tの差が小さいことが望まれる。
【0004】
可視短波長域から赤外波長域にわたって高次の色収差を補正するために、上記二種のレンズのうち、一方のレンズとして、高分散性を有し、赤外波長域における部分分散比PC,tが低いガラスを用いる場合がある。
【0005】
特許文献1および特許文献2では、異常部分分散性に着目し、分散性が所定範囲である光学ガラスが提案されている。しかし、特許文献1および特許文献2では、赤外波長域における部分分散比PC,tが比較的高い光学ガラスのみが提案されており、部分分散比PC,tが低い光学ガラスについては何ら着目されていない。
【0006】
したがって、可視短波長域から赤外波長域にわたって高次の色収差を補正するために、アッベ数νdが小さく、赤外波長域における部分分散比PC,tが低いガラスからなるレンズが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-119633号公報
特開2019-119634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、高分散性を有し、赤外波長域における部分分散比PC,tが低い光学ガラスおよび光学素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1) Nb
2

5
の含有量が20.00質量%以下であり、

2

5
、SiO
2
、およびB
2

3
の合計含有量[P
2

5
+SiO
2
+B
2

3
]が20.00質量%以下であり、
BaOおよびZnOの合計含有量[BaO+ZnO]が4.80質量%以上であり、
Nb
2

5
、TiO
2
、およびWO
3
の合計含有量[Nb
2

5
+TiO
2
+WO
3
]が2.70質量%以上であり、

2

5
、SiO
2
、およびB
2

3
の合計含有量に対するBaO含有量の質量比[BaO/(P
2

5
+SiO
2
+B
2

3
)]が0.250以上である、光学ガラス。
【0010】
(2) Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量[Li
2
O+Na
2
O+K
2
O]が0質量%より大きく、5.00質量%以下である、(1)に記載の光学ガラス。
(【0011】以降は省略されています)

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