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公開番号
2025069479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2022050351
出願日
2022-03-25
発明の名称
ガラス板の製造方法
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C03B
23/025 20060101AFI20250423BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラス板の成形精度を向上する、技術を提供する。
【解決手段】ガラス板の製造方法は、下記(A)~(E)を有する。(A)ガラス板を加熱する。(B)加熱した前記ガラス板を前記ガラス板の少なくとも片側に設けた型に沿って曲げ成形する。(C)曲げ成形した前記ガラス板を徐冷する。(D)徐冷した前記ガラス板の表面形状を測定する。(E)徐冷した前記ガラス板の前記表面形状と目標形状との偏差が小さくなるように、前記型の形状を修正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表面に曲面を含むガラス板の製造方法であって、
ガラス板を加熱することと、
加熱した前記ガラス板を前記ガラス板の少なくとも片側に設けた型に沿って曲げ成形することと、
曲げ成形した前記ガラス板を徐冷することと、
徐冷した前記ガラス板の表面形状を測定することと、
徐冷した前記ガラス板の前記表面形状と目標形状との偏差が小さくなるように、前記型の形状を修正することと、
を有する、ガラス板の製造方法。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記ガラス板を加熱することは、前記ガラス板の測定温度と目標温度との偏差が小さくなるように、前記ガラス板を加熱するヒータの出力を制御することを含む、請求項1に記載のガラス板の製造方法。
【請求項3】
徐冷した前記ガラス板の前記表面形状と前記目標形状との偏差が小さくなるように、前記ガラス板の前記目標温度を変更することを有する、請求項2に記載のガラス板の製造方法。
【請求項4】
前記ヒータは、複数設けられ、
前記ガラス板を加熱することは、複数の前記ヒータの出力を個別に制御することを含む、請求項2または3に記載のガラス板の製造方法。
【請求項5】
前記型は、互いに平行な複数本のピンを有し、
前記ガラス板を曲げ成形することは、複数本の前記ピンのそれぞれの先端に沿って前記ガラス板を曲げ成形することを含み、
前記型の形状を修正することは、複数本の前記ピンを相対的に前記ピンの長手方向に変位させることを含む、請求項1に記載のガラス板の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガラス板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のガラス成形装置は、加熱炉と、加熱炉の内部でガラス板を搬送する搬送手段と、を備える。加熱炉は加熱ゾーンと形状調整ゾーンと徐冷ゾーンとをこの順番で有し、ガラス板は加熱ゾーンと形状調整ゾーンと徐冷ゾーンとをこの順番で通過する。ガラス成形装置は、加熱ゾーンと徐冷ゾーンのそれぞれでガラス板の形状を測定し、その測定結果に基づいて、形状調整ゾーンでのガラス板の受容熱量を調整し、ガラス板の形状を調整する。
【0003】
特許文献2に記載のガラスシートを成形する方法は、ガラスシートの温度分布を取得することと、取得した温度分布と基準温度分布とを比較することと、取得した温度分布を基準温度分布と合致させるためにガラスシートを選択的に加熱することと、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-350286号公報
特表2018-528147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来から、ガラス板の成形精度を向上すべくガラス板の温度制御が行われているが、ガラス板の成形精度が不十分であった。ガラス板を型に沿って曲げ成形した後に、ガラス板が変形するためである。例えば、ガラス板を徐冷することで、ガラス板が変形することがある。また、ガラス板を型に沿って曲げ成形する際にガラス板をプレスする場合、プレス荷重を解除することで、スプリングバックと呼ばれる変形が生じることがある。いずれにしろ、曲げ成形後にガラス板が変形することがある。
【0006】
本開示の一態様は、ガラス板の成形精度を向上する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るガラス板の製造方法は、下記(A)~(E)を有する。(A)ガラス板を加熱する。(B)加熱した前記ガラス板を前記ガラス板の少なくとも片側に設けた型に沿って曲げ成形する。(C)曲げ成形した前記ガラス板を徐冷する。(D)徐冷した前記ガラス板の表面形状を測定する。(E)徐冷した前記ガラス板の前記表面形状と目標形状との偏差が小さくなるように、前記型の形状を修正する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、徐冷後にガラス板の表面形状を測定する。徐冷後に、ガラス板は硬くなっており変形することはない。徐冷後にガラス板の表面形状を測定し、その測定結果に基づき型の形状を修正する。修正した型を用いてガラス板を曲げ成形することで、ガラス板の成形精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るガラス板の製造方法を示すフローチャートである。
図2は、図1のステップS101およびステップS102の一例を示す断面図である。
図3は、自重成形に用いる下型の修正の一例を示す断面図である。
図4は、プレス成形に用いる下型の修正の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値および上限値として含むことを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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