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公開番号2025057065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166702
出願日2023-09-28
発明の名称認証用印刷物
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B42D 25/387 20140101AFI20250402BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】蛍光発光を利用しつつ、偽造の手がかりを与えにくい認証用印刷物を提供する。
【解決手段】認証用印刷物1は、発光部30を有するコア層10と、コア層の一方の側に設けられた第一印刷部41および第二印刷部45を備える。第一印刷部は、可視光下で視認可能に形成され、発光部は、導光板と、導光板の端部に配置され、互いに異なる波長の光を出射する複数の発光素子と、複数の発光素子と接続された誘電コイルとを有する。第二印刷部は、平面視において、導光板と重なる位置に設けられ、複数の発光素子のいずれかが出射する光に励起されることによって視認可能となるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発光部を有するコア層と、
前記コア層の一方の側に設けられた第一印刷部および第二印刷部と、
を備え、
前記第一印刷部は、可視光下で視認可能に形成され、
前記発光部は、
導光板と、
前記導光板の端部に配置され、互いに異なる波長の光を出射する複数の発光素子と、
前記複数の発光素子と接続された誘電コイルと、を有し、
前記第二印刷部は、
平面視において、前記導光板と重なる位置に設けられ、
前記複数の発光素子のいずれかが出射する光に励起されることによって視認可能となるように構成されている、
認証用印刷物。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記コア層の一方の側を被覆する表層をさらに備え、
前記表層は、平面視において前記導光板と重なる部位が光を透過可能に構成され、
前記第一印刷部および前記第二印刷部が前記表層上に設けられている、
請求項1に記載の認証用印刷物。
【請求項3】
前記複数の発光素子は、紫外領域の波長の光を出射する、
請求項1に記載の認証用印刷物。
【請求項4】
前記発光部は、前記誘電コイルを複数有し、
前記複数の発光素子が、それぞれ異なる誘電コイルと接続されている、
請求項1に記載の認証用印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、認証用印刷物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
有価証券、カードおよび通行券などの財産的価値を有する印刷物や、運転免許証、パスポート、保険証等の個人を認証する証明証書、物品を真正と証明するステッカー等の識別媒体等に付されるマークは、第三者に偽造および改竄されないために常に新たな偽造防止技術を盛り込むことが要求される。併せて、識別媒体が真正品であるかどうかの判断が可能な真偽判別方法が求められている。
【0003】
セキュリティ性を高めるためのマークの偽造防止技術として、ホログラム、マイクロ文字、コピー牽制パターン、赤外線吸収インキあるいは蛍光発光インキなどを用いる技術等が普及している。これらの技術のうち、蛍光発光インキを用いる手段では、通常の可視光下では肉眼による目視では視認できず、紫外線や赤外線を照射することにより、目視あるいは検出器によってマークを検出することが可能となる。従来、運転免許証やパスポート、IDカードなどにブラックライトや赤外線を照射することで、真正品であるかどうかの判断手段として使用されている。
【0004】
近年では、パスポートまたはIDカード、クレジットカード等をリーダライタにかざすことで、例えば暗号鍵、暗号化または署名された情報、トランザクション番号、バーコード、有効期限、資格情報、パーソナライゼーションデータ等のような様々な種類のデータをセキュリティ媒体から光学的に出力すると同時に、例えば電子ペーパーのような目視で視認できる表示方法にて、セキュリティ媒体上にメモリ内に保存された所持者の顔画像、データの再生、テキスト情報またはバーコード等の個人情報を表示するものもある(例えば、特許文献1参照。)。
また、セキュリティ媒体自体に機能(たとえば照明源と拡大レンズ)が組み込まれているものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5729614号公報
特表2005-530228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した蛍光発光を用いる手段では、手元にブラックライト等の所定の機器がないと認証を行えない。また、どの波長にピークのある蛍光発光材料を用いているかが、機器を検証することで容易にわかるため、偽造の手がかりが得やすいという問題がある。
【0007】
上記事情を踏まえ、本発明は、蛍光発光を利用しつつ、偽造の手がかりを与えにくい認証用印刷物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、発光部を有するコア層と、コア層の一方の側に設けられた第一印刷部および第二印刷部とを備える認証用印刷物である。
第一印刷部は、可視光下で視認可能に形成されている。
発光部は、導光板と、導光板の端部に配置され、互いに異なる波長の光を出射する複数の発光素子と、複数の発光素子と接続された誘電コイルとを有する。
第二印刷部は、平面視において、導光板と重なる位置に設けられ、複数の発光素子のいずれかが出射する光に励起されることによって視認可能となるように構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、蛍光発光を利用しつつ、偽造の手がかりを与えにくい認証用印刷物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る認証用印刷物を示す図である。
図1のI-I線における模式断面図である。
コア層における各部の配置を示す模式平面図である。
同認証用印刷物が真正であるか否かの判定の流れの一例を示すフローチャートである。
本発明の変形例に係る導光板を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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