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公開番号2025058517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168500
出願日2023-09-28
発明の名称鞍乗車両
出願人カワサキモータース株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F01N 13/08 20100101AFI20250402BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】触媒を配置するスペースについてのレイアウトの自由度を向上させることのできる鞍乗車両を提供する。
【解決手段】鞍乗車両は、エンジン搭載フレームを含む車体フレームと、前記エンジン搭載フレームに搭載され、吸気ポート及び排気ポートを有する内燃エンジンと、前記エンジン搭載フレームから後方に延びたスイングアームであって、前記エンジン搭載フレームの後部にピボット軸によって軸支された前端部を有するスイングアームと、前記スイングアームの後端部に接続された後輪と、前記内燃エンジンの前記排気ポートに接続された排気管と、前記排気管に接続されたマフラーと、前記マフラーの上流側において前記排気管の中間部に収容された少なくとも1つの触媒と、を有する少なくとも1つの排気アセンブリと、を備え、前記ピボット軸は、前記エンジン搭載フレームの下部よりも高く配置され、前記触媒は、前記後輪の前方、前記内燃エンジンの後方、かつ、前記スイングアームの下方に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン搭載フレームを含む車体フレームと、
前記エンジン搭載フレームに搭載され、吸気ポート及び排気ポートを有する内燃エンジンと、
前記エンジン搭載フレームから後方に延びたスイングアームであって、前記エンジン搭載フレームの後部にピボット軸によって軸支された前端部を有するスイングアームと、
前記スイングアームの後端部に接続された後輪と、
前記内燃エンジンの前記排気ポートに接続された排気管と、前記排気管に接続されたマフラーと、前記マフラーの上流側において前記排気管の中間部に収容された少なくとも1つの触媒と、を有する少なくとも1つの排気アセンブリと、を備え、
前記ピボット軸は、前記エンジン搭載フレームの下部よりも高く配置され、
前記触媒は、前記後輪の前方、前記内燃エンジンの後方、かつ、前記スイングアームの下方に配置されている、鞍乗車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記排気管は、前記中間部の上流側で前記車両の前後方向に延びた上流部と、前記中間部の下流側で前記車両の前後方向に延びた下流部と、を更に含み、
前記中間部は、前記車両の左右方向において、前記上流部及び前記下流部の少なくとも一方よりも、前記車両の前後方向に延びる中心線に近い位置に配置されている、請求項1に記載の鞍乗車両。
【請求項3】
前記排気管の前記中間部のうち前記触媒が充填された部分の流路軸線は、前記車両の左右方向に沿っている、請求項2に記載の鞍乗車両。
【請求項4】
前記上流部及び前記下流部は、前記左右方向の一方側に配置され、
前記排気管の前記中間部は、
前記上流部に接続され、前記上流部から前記左右方向の他方側に向けて延びた第1部分と、
前記第1部分から湾曲した第2部分と、
前記第2部分から前記左右方向の前記一方側に向けて延び、前記下流部に接続されたた第3部分と、を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗車両。
【請求項5】
前記少なくとも1つの触媒は、前記中間部の前記第1部分に収容される第1触媒と、前記中間部の前記第3部分に収容される第2触媒と、を含む、請求項4に記載の鞍乗車両。
【請求項6】
前記第1部分及び前記第3部分は、互いに異なる高さに配置されている、請求項4に記載の鞍乗車両。
【請求項7】
前記第3部分は、前記第1部分よりも高く配置されている、請求項6に記載の鞍乗車両。
【請求項8】
前記上流部と前記下流部とに跨って前記左右方向の前記一方側から前記上流部及び前記下流部を覆うサイドカバーを更に備え、
前記サイドカバーは、前記第1部分と前記第3部分との間の空隙を前記左右方向の前記一方側から覆っている、請求項4に記載の鞍乗車両。
【請求項9】
ライダーが足を置くステップを更に備え、
前記ステップは、前記サイドカバーよりも前記左右方向の前記一方側に配置され、かつ、前記車両の側面視において前記サイドカバーの鉛直上方に配置されている、請求項8に記載の鞍乗車両。
【請求項10】
前記排気管のうち前記上流部を前記中間部に接続する湾曲したコーナー部の流路断面積は、前記コーナー部の流路軸線に沿った少なくとも一部において下流側に向かうにつれて増加している、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、触媒が収容された排気管を有する鞍乗車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内燃エンジンから下方に向かって延び、そこから車両の前後方向の後方に向かって延びた排気管を有する鞍乗車両が開示されている。特許文献1の鞍乗車両は、排気管の内部に、排気ガスを浄化する触媒と、排気ガスの特性を検出する排気ガスセンサとを備えた排気システムを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-194449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された鞍乗車両においては、排気管は、内燃エンジンから下方に向かって延び、そこから車両の前後方向に沿って延びているので、触媒を配置するスペースが限られる可能性がある。そのため、配置される触媒の大きさが限られ、それに伴い排気ガスの浄化性能が限られる可能性がある。
【0005】
そこで、本開示の一態様は、触媒を配置するスペースについてのレイアウトの自由度を向上させることのできる鞍乗車両を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の鞍乗車両は、エンジン搭載フレームを含む車体フレームと、前記エンジン搭載フレームに搭載され、吸気ポート及び排気ポートを有する内燃エンジンと、前記エンジン搭載フレームから後方に延びたスイングアームであって、前記エンジン搭載フレームの後部にピボット軸によって軸支された前端部を有するスイングアームと、前記スイングアームの後端部に接続された後輪と、前記内燃エンジンの前記排気ポートに接続された排気管と、前記排気管に接続されたマフラーと、前記マフラーの上流側において前記排気管の中間部に収容された少なくとも1つの触媒と、を有する少なくとも1つの排気アセンブリと、を備え、前記ピボット軸は、前記エンジン搭載フレームの下部よりも高く配置され、前記触媒は、前記後輪の前方、前記内燃エンジンの後方、かつ、前記スイングアームの下方に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、後輪の前方かつエンジン搭載フレームの後方であってスイングアームの下方の空間に触媒を配置するため、大きな触媒を用いる場合であっても触媒に関連するレイアウトの自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る鞍乗車両についての側面図である。
図1の鞍乗車両における排気管の周辺について斜め上方から見た斜視図である。
図1の鞍乗車両に排気管の周辺について斜め下方から見た斜視図である。
図1の鞍乗車両の排気管における中間部の周辺について斜め上方から見た斜視図である。
図1の鞍乗車両の排気管における中間部の周辺について下方から見た斜視図である。
図1の鞍乗車両の排気管における中間部において、車両の左右方向から見た断面図である。
図1の鞍乗車両の排気管における中間部の周辺について、ステップ及びフットブレーキを取り付けた状態で斜め上方から見た斜視図である。
本開示の第2実施形態に係る鞍乗車両において、排気アセンブリのみを模式的に示した平面図である。
本開示の第3実施形態に係る鞍乗車両において、排気アセンブリのみを模式的に示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係る鞍乗車両について、添付図面を参照して説明する。本明細書においては、前後方向、左右方向(横方向)及び上下方向については、車両にライダーが着座したときに、ライダーから見た方向を示すものとする。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る鞍乗車両1の側面図である。図1に示すように、本実施形態では、鞍乗車両1は、自動二輪車である。なお、鞍乗車両1は、自動二輪車に限られず、運転者がシートに跨って乗車する車両であればよく、例えば自動三輪車でもよい。鞍乗車両1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム4とを備える。車体フレーム4は、前輪2及び後輪3によって支持されている。車体フレーム4は、ヘッドパイプ4aと、ヘッドパイプ4aに接続され且つヘッドパイプ4aの後方に配置されたエンジン搭載フレーム4bと、エンジン搭載フレーム4bに接続され且つエンジン搭載フレーム4bの後方に配置されたシート支持フレーム4cと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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