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公開番号2025059111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024168900
出願日2024-09-27
発明の名称対策支援システムおよび対策支援方法
出願人横河電機株式会社,横河ソリューションサービス株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01N 15/00 20240101AFI20250402BHJP(測定;試験)
要約【課題】水中粒子により発生する障害への対策を効率的に実施すること。
【解決手段】水中粒子対策支援システム100-1は、水中粒子画像解析装置D3と、水中粒子対策支援装置D5とを備える。水中粒子画像解析装置D3は、採取された測定水を撮影し、測定水の画像データを取得し、測定水の画像データに基づいて、測定水に含まれる水中粒子を測定する。水中粒子対策支援装置D5は、水中粒子画像解析装置D3から送信された水中粒子の測定結果に基づいて、水中粒子により発生する障害への対策に用いる分析結果を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像解析装置と、対策支援装置とを備える対策支援システムにおいて、
前記画像解析装置は、
採取された測定水を撮影し、前記測定水の画像データを取得する撮影部と、
前記測定水の画像データに基づいて、前記測定水に含まれる水中粒子を測定する測定部とを備え、
前記対策支援装置は、
前記画像解析装置から送信された前記水中粒子の測定結果に基づいて、前記水中粒子により発生する障害への対策に用いる分析結果を出力する分析部を備える、
対策支援システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記画像解析装置から送信された前記測定水の画像データに基づいて前記測定水に含まれる水中粒子を特定し、特定した前記水中粒子の画像データを含む画像ライブラリを前記画像解析装置に送信し、特定した前記水中粒子の特性を前記対策支援装置に送信するサーバ装置をさらに備える、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項3】
複数の測定水を採取し、採取した前記複数の測定水それぞれを前記画像解析装置に供給する採取装置をさらに備える、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項4】
前記画像解析装置の前記測定部は、
前記水中粒子の画像データを含む画像ライブラリを用いて前記測定水の画像データに含まれる前記水中粒子を分類し、分類した前記水中粒子ごとに粒子数を測定する、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項5】
前記画像解析装置の前記測定部は、
前記測定水の画像データを解析することによって前記水中粒子の特徴量を算出し、前記特徴量が類似する前記水中粒子ごとに粒子数を測定する、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項6】
前記対策支援装置の前記分析部は、
前記測定結果、前記測定水の画像データを用いて特定された前記水中粒子の特性、および前記特性に基づく障害の種類のうち少なくとも1つを含む前記分析結果を出力する、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項7】
前記対策支援装置の前記分析部は、
複数の測定位置それぞれで採取された複数の測定水ごとに、前記測定結果を示すグラフ、および前記水中粒子の特性に基づく障害の発生度合を示すグラフのうち少なくとも1つを含む前記分析結果を出力する、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項8】
前記対策支援装置の前記分析部は、
複数の測定時間それぞれで採取された複数の測定水ごとに、前記測定結果を示すグラフ、および前記水中粒子の特性に基づく障害の発生度合を示すグラフのうち少なくとも1つを含む前記分析結果を出力する、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項9】
前記対策支援装置の前記分析部は、
複数の測定位置それぞれで採取された複数の測定水ごとに、前記測定結果を用いて算出された臭気の発生度合を示すグラフを含む前記分析結果を出力する、
請求項1に記載の対策支援システム。
【請求項10】
前記対策支援装置の前記分析部は、
複数の測定時間それぞれで採取された複数の測定水ごとに、前記測定結果を用いて算出された臭気の発生度合を示すグラフを含む前記分析結果を出力する、
請求項1に記載の対策支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対策支援システムおよび対策支援方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ダムや湖沼や河川(適宜、「ダム等」)は、上水道の水源において、多くの割合を占める。上記の水源では、気象や水温の変化、ダム等の経年変化に伴い様々な藻類が発生することがあるので、上水道の浄水処理において、凝集阻害、ろ過閉塞、ろ過水への漏出(ろ過漏洩)、異臭味の発生等の藻類障害を起こす場合がある。
【0003】
上記の藻類障害への対策(適宜、「藻類対策」)を実施するために、プランクトン調査が実施されている。プランクトン調査の実施者は、検水ポイントまたは検水ポンプにて測定水を採取し、静置沈殿法、遠心沈殿法、セディメントチャンバー等で試料を調整した後、顕微鏡を使用して藻類の種の同定および計数を実施する。その後、実施者は、種の同定および計数を実施した測定結果、官能試験の結果、臭気成分の含有濃度等を含む、藻類対策に用いる分析結果のデータ整理を実施する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2013/0315447号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上水道の水源から採取された測定水に含まれる藻類等の水中粒子により発生する障害への対策(適宜、「水中粒子対策」)を効率的に実施することは難しい。例えば、顕微鏡によるプランクトン調査は、高い専門知識と多くの工数とが必要となり、分析結果を迅速に運転支援や制御に反映することは困難である。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、水中粒子により発生する障害への対策を効率的に実施することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像解析装置と、対策支援装置とを備える対策支援システムにおいて、前記画像解析装置は、採取された測定水を撮影し、前記測定水の画像データを取得する撮影部と、前記測定水の画像データに基づいて、前記測定水に含まれる水中粒子を測定する測定部とを備え、前記対策支援装置は、前記画像解析装置から送信された前記水中粒子の測定結果に基づいて、前記水中粒子により発生する障害への対策に用いる分析結果を出力する分析部を備える、対策支援システムを提供する。
【0008】
また、本発明は、画像解析装置と、対策支援装置とを備える対策支援システムにおいて、前記画像解析装置は、採取された測定水を撮影し、前記測定水の画像データを取得し、前記測定水の画像データに基づいて、前記測定水に含まれる水中粒子を測定する処理と、前記対策支援装置は、前記画像解析装置から送信された前記水中粒子の測定結果に基づいて、前記水中粒子により発生する障害への対策に用いる分析結果を出力する処理と、を実行する対策支援方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水中粒子により発生する障害への対策を効率的に実施することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る水中粒子対策支援システムの構成例および処理例を示す図である。
参考技術に係る水中粒子対策支援システムの概要1を説明する図である。
参考技術に係る水中粒子対策支援システムの概要2を説明する図である。
参考技術に係る水中粒子対策支援システムの概要3を説明する図である。
実施形態1に係る水中粒子対策支援システムの概要の具体例を示す図である。
実施形態1に係る水中粒子対策支援システムの各装置の構成例を示すブロック図である。
実施形態1に係る水中粒子データサーバの水中粒子データの一例を示す図である。
実施形態1に係る水中粒子データサーバの画像ライブラリの一例を示す図である。
実施形態1に係る水中粒子対策支援装置の藻類対策帳票の一例を示す図である。
実施形態1に係る水中粒子対策支援装置の測定ヵ所グラフの一例を示す図である。
実施形態1に係る水中粒子対策支援装置の時系列トレンドグラフの一例を示す図である。
実施形態1に係る水中粒子対策支援システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態1に係るハードウェア構成例を示す図である。
実施形態2に係る水中粒子対策支援システムの構成例および処理例を示す図である。
実施形態2に係る水中粒子対策支援装置の臭気物質想定濃度グラフの一例を示す図である。
実施形態3に係る水中粒子対策支援システムの構成例および処理例を示す図である。
実施形態3に係る水中粒子対策支援装置の凝集沈殿シミュレーション処理の一例を示す図である。
実施形態4に係る水中粒子対策支援システムの構成例および処理例を示す図である。
実施形態4に係る水中粒子対策支援装置のろ過シミュレーション処理のうちろ過閉塞シミュレーションの一例を示す図である。
実施形態4に係る水中粒子対策支援装置のろ過シミュレーション処理のうちろ過漏洩シミュレーションの一例を示す図である。
実施形態4に係る水中粒子対策支援装置のろ過閉塞予測グラフの一例を示す図である。
実施形態4に係る水中粒子対策支援装置のろ過漏洩予測グラフの一例を示す図である。
実施形態4に係る水中粒子対策支援装置の異臭味予測グラフの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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