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公開番号
2025059210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169139
出願日
2023-09-29
発明の名称
内燃機関の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
41/30 20060101AFI20250403BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】水素を燃料とする内燃機関においてプレイグニッションの発生を抑える。
【解決手段】制御装置100は、水素を燃料とする内燃機関1に設けられた筒内噴射弁35の燃料噴射量を制御する。プレイグニッションの発生によって筒内噴射弁35に逆流する燃焼ガスの量を逆流量とし、プレイグニッションが発生した気筒の次に燃料噴射が実行される気筒を起点とした1燃焼サイクルを次サイクルとしたときに、制御装置100は、逆流量が少ない場合には、逆流量が多い場合と比べて、次サイクルにおける燃料噴射量を少なくする処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水素を燃料とする内燃機関に設けられた燃料噴射弁の燃料噴射量を制御する制御装置であって、
プレイグニッションの発生によって前記燃料噴射弁に逆流する燃焼ガスの量を逆流量とし、プレイグニッションが発生した気筒の次に燃料噴射が実行される気筒を起点とした1燃焼サイクルを次サイクルとしたときに、前記逆流量が少ない場合には、前記逆流量が多い場合と比べて、前記次サイクルにおける前記燃料噴射量を少なくする処理を実行する
内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記逆流量が第1閾値未満であり且つ前記第1閾値よりも値が小さい第2閾値以上である場合には、混合気の水素濃度が可燃濃度未満となるように前記燃料噴射量を設定する
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記逆流量が前記第2閾値未満であり且つ「0」よりも多い場合には前記燃料噴射量を「0」に設定する
請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項4】
プレイグニッションが発生した気筒の筒内圧に基づいて前記逆流量を算出する処理を実行する
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項5】
プレイグニッションが発生した気筒の筒内圧を前記逆流量の代用値として用いる
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関においてプレイグニッションが発生すると筒内圧が過剰に高くなることにより、高温の燃焼ガスが燃料噴射弁に逆流して当該燃料噴射弁が損傷するおそれがある。
そこで、例えば特許文献1に記載の内燃機関では、プレイグニッションの発生が予測された場合、燃料の気化潜熱を利用して気筒内を冷却することにより、プレイグニッションの発生を抑えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-189062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水素を燃料とする内燃機関では、燃料の気化潜熱を利用した気筒内の冷却が困難である。そのため、上記文献と同様な方法ではプレイグニッションの発生を抑えることができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、水素を燃料とする内燃機関に設けられた燃料噴射弁の燃料噴射量を制御する。プレイグニッションの発生によって前記燃料噴射弁に逆流する燃焼ガスの量を逆流量とし、プレイグニッションが発生した気筒の次に燃料噴射が実行される気筒を起点とした1燃焼サイクルを次サイクルとしたときに、この制御装置は、前記逆流量が少ない場合には、前記逆流量が多い場合と比べて、前記次サイクルにおける前記燃料噴射量を少なくする処理を実行する。
【発明の効果】
【0006】
この内燃機関の制御装置は、水素を燃料とする内燃機関においてプレイグニッションの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態における内燃機関の模式図である。
図2は、制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
図3は、同実施形態の変更例において制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
<内燃機関の構成>
図1に示すように、内燃機関1のシリンダブロック2には、シリンダ4が設けられている。シリンダ4内にはピストン5が設けられており、ピストン5は、コネクティングロッド6を介してクランクシャフト7に連結されている。
【0009】
シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が組み付けられている。シリンダ4においてピストン5の頂面とシリンダヘッド3との間には、燃焼室8が形成されている。また、シリンダヘッド3には、内燃機関1の燃料である水素ガスを気筒内に直接噴射する燃料噴射弁である筒内噴射弁35と、燃焼室8の混合気を火花点火する点火プラグ11とが、内燃機関1の気筒ごとに設けられている。
【0010】
また、シリンダヘッド3には、燃焼室8に接続された吸気ポート9や排気ポート10が設けられている。吸気ポート9は、吸気が流れる吸気通路の一部を構成している。
吸気ポート9は、吸入空気量を調整するスロットルバルブ14が設けられた吸気通路20に接続されている。また、吸気ポート9には同吸気ポート9を開閉する吸気弁12が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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