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公開番号2025064214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173791
出願日2023-10-05
発明の名称駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F16H 57/04 20100101AFI20250410BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 電動車などの車両の走行時に、左右の車輪の駆動部に、安定して潤滑剤を供給する。
【解決手段】 車両の左車輪を駆動する第1モータ及び第1ギヤを備える第1駆動部と、前記車両の右車輪を駆動する第2モータ及び第2ギヤを備える第2駆動部と、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を収容するとともに、前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの一部が浸漬する程度に前記潤滑剤を貯留可能なハウジングと、前記第1ギヤでかき上げられた前記潤滑剤と前記第2ギヤでかき上げられた前記潤滑剤と、を合流させる潤滑剤合流部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の左車輪を駆動する第1モータ及び第1ギヤを備える第1駆動部と、
前記車両の右車輪を駆動する第2モータ及び第2ギヤを備える第2駆動部と、
前記第1駆動部及び前記第2駆動部を収容するとともに、前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの一部が浸漬する程度に潤滑剤を貯留可能なハウジングと、
前記第1ギヤでかき上げられた前記潤滑剤と前記第2ギヤでかき上げられた前記潤滑剤と、を合流させる潤滑剤合流部と、
を備える、駆動装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記潤滑剤合流部は、前記潤滑剤を貯留可能する貯留部と、前記貯留部に前記第1ギヤによってかき上げられる前記潤滑剤を取り込むための第1取り込み口と、前記貯留部に前記第2ギヤによってかき上げられる前記潤滑剤を取り込むための第2取り込み口と、前記貯留部から前記第1駆動部及び前記第2駆動部に向けて前記潤滑剤を吐出する1又は2以上の吐出口と、を備える、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記1又は2以上の吐出口は、前記第1モータに向かって前記潤滑剤を吐出する第1吐出口と、前記第2モータに向かって前記潤滑剤を吐出する第2吐出口と、を含む、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記潤滑剤合流部は、第1流路と、第2流路と、前記第1流路と前記第2流路との連結部と、第3流路と、を有する流路部材を備え、
前記第1流路は、前記第1ギヤによってかき上げられる前記潤滑剤を取り込むための第1取り込み口を有し、
前記第2流路は、前記第2ギヤによってかき上げられる前記潤滑剤を取り込む第2取り込み口を有し、
前記第3流路は、前記連結部から延在し、前記潤滑剤を前記第1駆動部及び前記第2駆動部に向けて吐出する1又は2以上の吐出口を有する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記潤滑剤合流部は、さらに、前記第1流路及び前記第2流路と連通して、前記潤滑剤を貯留可能な貯留部を備える、請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記1又は2以上の吐出口は、前記第1駆動部及び前記第2駆動部に向かって前記潤滑剤を吐出する1つの吐出口を含む、請求項4又は5に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
特許文献1には、左車輪と右車輪に、それぞれに独立して対応するギヤセットとモータとを備える駆動部を備える電動車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-205444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした電動車などの車両は、左右側の車輪のそれぞれに、ギヤセット及びモータに供給される潤滑剤を貯留することができるハウジングを備えている。ギヤセットの一部のギヤの下部は、ハウジングの底部に貯留されている潤滑剤に一部浸漬されている。ギヤは、その回転によって潤滑剤を上方にかき上げる。各ギヤの上方に備えられた潤滑剤の貯留部は、かき上げられた潤滑剤を受け止めて貯留するとともにハウジング内に吐出する。これにより、ギヤセット及びモータは、潤滑剤によって潤滑されるとともに冷却される。
【0005】
例えば、車両が右に旋回するときには、旋回重力によって、ハウジング内の左側に潤滑剤が移動する傾向がある。このため、右の車輪のギヤ周辺における潤滑剤量が少なくなり、かき揚げオイル量も低下する。これにより、右の車輪のモータへの十分な潤滑剤供給量を確保することが困難になる場合がある。
【0006】
本明細書は、電動車などの車両の走行時に、左右の車輪の駆動部に、安定して潤滑剤を供給することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示する技術は、駆動装置に具現化される。駆動装置は、車両の左車輪を駆動する第1モータ及び第1ギヤを備える第1駆動部と、車両の右車輪を駆動する第2モータ及び第2ギヤを備える第2駆動部と、第1駆動部及び第2駆動部を収容するとともに、第1ギヤ及び前記第2ギヤの一部が浸漬する程度に潤滑剤を貯留可能なハウジングと、を備える。駆動装置は、さらに、第1ギヤでかき上げられた潤滑剤及び第2ギヤでかき上げられた潤滑剤を合流させる潤滑剤合流部を備える。
【0008】
この駆動装置は、潤滑剤合流部で、第1ギヤ及び第2ギヤによってかき上げられた潤滑剤が合流され集約される。車両の走行中の旋回時に発生する高い旋回重力の作用によって、ハウジング内で潤滑剤分布に左右の偏りが生じ、車両の左右で潤滑剤のかき上げ量に偏りが生じることがある。こうした場合であっても、潤滑剤合流部が、左右でかき上げられた潤滑剤をまとめて集約するため、潤滑剤合流部には、こうしたかき上げ量の左右変動によらないで安定した潤滑剤量が合流し集約されることになる。
【0009】
こうした潤滑剤合流部を備えることで、高い旋回重力が入力されるような走行時においても、第1駆動部及び第2駆動部に安定して潤滑剤を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両の車輪に備えられる駆動装置の一実施形態を示す平面図である。
前方車輪の駆動装置の車両左方から見た図である。
駆動装置におけるモータとギヤセットとの構成を示す平面図である。
(a)は潤滑剤合流部の平面図であり、(b)は、図(a)のB矢視図であり、(c)は、図(a)のC矢視図である。
(a)は、車両の右旋回時における潤滑剤合流部による潤滑剤の循環形態を示す平面図であり、(b)は潤滑剤合流部を車両左方から視た図である。
(a)は、駆動装置の他の一実施形態を示す平面図であり、車両の右旋回時における潤滑剤の循環形態も併せて示す図であり、(b)は、潤滑剤合流部を車両左方から視た図である。
(a)は潤滑剤合流部の平面図であり、(b)は、図(a)のB矢視図であり、(c)は、図(a)のC矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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