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公開番号
2025060729
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2024221816,2022512795
出願日
2024-12-18,2020-09-15
発明の名称
無線周波数フィルタ、及び弾性表面波デバイスを製造する方法
出願人
国立大学法人東北大学
,
スカイワークス ソリューションズ,インコーポレイテッド
,
SKYWORKS SOLUTIONS,INC.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
9/145 20060101AFI20250403BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】波長λを有する弾性表面波の共振を与える弾性表面波(SAW)デバイスを提供する。
【解決手段】質量負荷電極を有するSAWデバイス100は、波長λを有し、水晶基板112と、LiTaO
3
又はLiNbO
3
から形成されて当該水晶基板の上に配置される圧電層104と、を含む。圧電層は、2λよりも大きな厚さを有する。弾性表面波デバイスはさらに、圧電層のの第1表面110にに形成されるインターディジタルトランスデューサ電極102を含み、インターディジタルトランスデューサ電極は、1.50g/cm
3
<ρ≦6.00g/cm
3
、6.00g/cm
3
<ρ≦12.0g/cm
3
又は12.0g/cm
3
<ρ≦23.0g/cm
3
の範囲にある質量密度ρを有し、それぞれに対応して0.148λ、0.079λ又は0.036λよりも大きな厚さを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
波長λを有する弾性表面波の共振を与える弾性表面波デバイスであって、
水晶基板と、
LiTaO
3
又はLiNbO
3
から形成されて前記水晶基板の上に配置される圧電板であ
って、2λよりも大きな厚さを有する圧電板と、
前記圧電板の上に形成されるインターディジタルトランスデューサ電極と
を含み、
前記インターディジタルトランスデューサ電極は、1.50g/cm
3
<ρ≦6.00g
/cm
3
、6.00g/cm
3
<ρ≦12.0g/cm
3
、又は12.0g/cm
3
<ρ
≦23.0g/cm
3
の範囲にある質量密度ρと、それぞれに対応して0.148λより
も大きな、0.079λよりも大きな、又は0.036λよりも大きな厚さとを有する、
弾性表面波デバイス。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記インターディジタルトランスデューサ電極は、近似的に0.5のメタライゼーション
比(MR)を有し、
ここで、MR=F/(F+G)であり、数量Fは電極指の幅であり、数量Gは2つの電極
指間の間隙寸法である、請求項1の弾性表面波デバイス。
【請求項3】
前記インターディジタルトランスデューサ電極は、アルミニウム、チタン、マグネシウム
、銅、ニッケル、銀、モリブデン、金、白金、タングステン、タンタル、ハフニウム、他
の金属、複数の金属から形成される合金、又は複数の層を有する構造物を含んで質量密度
範囲1.50g/cm
3
<ρ≦23.0g/cm
3
を有する、請求項1の弾性表面波デバ
イス。
【請求項4】
前記圧電板はLiTaO
3
(LT)板である、請求項1の弾性表面波デバイス。
【請求項5】
前記LT板は、オイラー角(0±5°,80~155°,0±5°)、(90±5°,9
0°±5°,0~180°)、又はこれと等価な配向角を有するように構成される、請求
項4の弾性表面波デバイス。
【請求項6】
前記圧電板はLiNbO
3
(LN)板である、請求項1の弾性表面波デバイス。
【請求項7】
前記LN板は、オイラー角(0±5°,60~160°,0±5°)、(90±5°,9
0°±5°,0~180°)、又はこれらと等価な配向角を有するように構成される、請
求項6の弾性表面波デバイス。
【請求項8】
前記水晶基板は、オイラー角(0±5°,θ,35°±8°)、(10°±5°,θ,4
2°±8°)、 (20°±5°,θ,50°±8°)、(0°±5°,θ,0°±5°
)、(10°±5°,θ,0°±5°)、(20°±5°,θ,0°±5°)、(0°±
5°,θ,90°±5°)、(10°±5°,θ,90°±5°)、(20°±5°,θ
,90°±5°)、(90°±5°,90°±5°,ψ)、又はこれらと等価な配向角を
有するように構成され、θ及びψはそれぞれが範囲0°~180°にある値を有する、請
求項1の弾性表面波デバイス。
【請求項9】
波長λを有する弾性表面波の共振を与える弾性表面波デバイスを製造する方法であって、
水晶基板を形成すること又は与えることと、
LiTaO
3
又はLiNbO
3
から形成される圧電板を、水晶基板の上に存在するように
実装することであって、前記圧電板は2λよりも大きな厚さを有することと、
インターディジタルトランスデューサ電極を前記圧電板の上に形成することと
を含み、
前記インターディジタルトランスデューサ電極は、1.50g/cm
3
<ρ≦6.00g
/cm
3
、6.00g/cm
3
<ρ≦12.0g/cm
3
、又は12.0g/cm
3
<ρ
≦23.0g/cm
3
の範囲にある質量密度ρを有し、それぞれに対応して0.148λ
よりも大きな、0.079λよりも大きな、又は0.036λよりも大きな厚さを有する
、方法。
【請求項10】
前記圧電板を実装することは、相対的に厚い圧電板と、水晶板とのアセンブリを形成する
こと又は与えることを含む、請求項9の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年9月16日の出願された「質量負荷電極を有する弾性表面波デバイ
ス」との名称の米国仮出願第62/901,202号の優先権を主張し、その開示は、全
体が参照によりここに明示的に組み込まれる。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
本開示は、弾性表面波(SAW)デバイスのような弾性波デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
弾性表面波(SAW)共振器は典型的に、圧電層の表面に実装されるインターディジタ
ルトランスデューサ(IDT)電極を含む。かかる電極は、2つの噛み合いセットの指を
含み、かかる構成において、同じセットの2つの隣接指間の距離は、IDT電極によりサ
ポートされる弾性表面波の波長λと近似的に同じである。
【0004】
多くのアプリケーションにおいて、上記SAW共振器は、波長λに基づいて無線周波数
(RF)フィルタとして利用することができる。かかるフィルタは、一定数の所望の特徴
を与え得る。
【発明の概要】
【0005】
いくつかの実装例によれば、本開示は、波長λを有する弾性表面波の共振を与える弾性
表面波デバイスに関する。弾性表面波デバイスは、水晶基板と、LiTaO
3
又はLiN
bO
3
から形成されて当該水晶基板の上に配置される圧電板とを含む。圧電板は2λより
も大きな厚さを有する。弾性表面波デバイスはさらに、圧電板の上に形成されるインター
ディジタルトランスデューサ電極を含む。インターディジタルトランスデューサ電極は、
1.50g/cm
3
<ρ≦6.00g/cm
3
、6.00g/cm
3
<ρ≦12.0g/
cm
3
、又は12.0g/cm
3
<ρ≦23.0g/cm
3
の範囲にある質量密度ρを有
し、それぞれに対応して0.148λよりも大きな、0.079λよりも大きな、又は0
.036λよりも大きな厚さを有する。
【0006】
いくつかの実施形態において、インターディジタルトランスデューサ電極は、近似的に
0.5のメタライゼーション比(MR)を有し得る。ここで、MR=F/(F+G)であ
り、数量Fは電極指の幅であり、数量Gは2つの電極指間の間隙寸法である。いくつかの
実施形態において、インターディジタルトランスデューサ電極は、質量密度範囲が1.5
0g/cm
3
<ρ≦23.0g/cm
3
であるアルミニウム、チタン、マグネシウム、銅
、ニッケル、銀、モリブデン、金、白金、タングステン、タンタル、ハフニウム、他の金
属、複数の金属から形成される合金、又は複数層の構造物を含む。
【0007】
いくつかの実施形態において、圧電板はLiTaO
3
(LT)板としてよい。LT板は
、(0±5°,80~155°,0±5°)、(90±5°,90°±5°,0~180
°)、又はこれらと等価な配向角のオイラー角を有するように構成され得る。
【0008】
いくつかの実施形態において、圧電板はLiNbO
3
(LN)板としてよい。LT板は
、(0±5°,60~160°,0±5°)、(90±5°,90°±5°,0~180
°)、又はこれらと等価な配向角のオイラー角を有するように構成され得る。
【0009】
いくつかの実施形態において、水晶基板は、(0±5°,θ,35°±8°)、(10
°±5°,θ,42°±8°)、(20°±5°,θ,50°±8°)、(0°±5°,
θ,0°±5°)、(10°±5°,θ,0°±5°)、(20°±5°,θ,0°±5
°)、(0°±5°,θ,90°±5°)、(10°±5°,θ,90°±5°),(2
0°±5°,θ,90°±5°),(90°±5°,90°±5°,ψ)、又はこれらと
等価な配向角のオイラー角を有するように構成され得る。ここで、θ及びψはそれぞれが
、0°~180°の範囲にある値を有する。
【0010】
いくつかの実装例において、本開示は、波長λを有する弾性表面波の共振を与える弾性
表面波デバイスを製造する方法に関する。方法は、水晶基板を形成すること又は与えるこ
とと、実装a当該水晶基板の上にLiTaO
3
又はLiNbO
3
から形成される圧電板を
、当該水晶基板の上に存在するように実装することとを含み、当該圧電板は2λよりも大
きな厚さを有する。方法はさらに、圧電板の上にインターディジタルトランスデューサ電
極を形成することを含み、当該インターディジタルトランスデューサ電極は、1.50g
/cm
3
<ρ≦6.00g/cm
3
、6.00g/cm
3
<ρ≦12.0g/cm
3
、又
は12.0g/cm
3
<ρ≦23.0g/cm
3
の範囲にある質量密度ρを有し、それぞ
れに対応して0.148λよりも大きな、0.079λよりも大きな、又は0.036λ
よりも大きな厚さを有する。
(【0011】以降は省略されています)
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