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公開番号
2025062430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171509
出願日
2023-10-02
発明の名称
データ処理装置及びデータ処理方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G06F
16/28 20190101AFI20250407BHJP(計算;計数)
要約
【課題】処理速度、信頼性、及びメモリ使用量の適切にするデータ領域開閉を実現する。
【解決手段】データ処理装置は、メモリ及び第1の記憶装置を有し、第2の記憶装置(第1の記憶装置よりも低速でありデータの構成要素としての複数のデータ領域が格納される記憶装置)からデータ領域を読み出す。データ処理装置は、処理ブロック毎に、当該処理ブロックである第1の処理ブロックの処理についての開閉領域をデータ領域の全ての領域とするか一部の領域とするかを、第1の処理ブロックの処理において入出力されるデータ領域が第1の処理ブロック以外の処理ブロックである第2の処理ブロックの処理においてもアクセスされ得るか否かと、第2の処理ブロックが実行中か否かとを基に決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
リクエストに応答してデータの入出力を行うデータ処理装置であって、
メモリと、
第1の記憶装置と、
前記第1の記憶装置よりもデータ入出力速度が低速であり複数のデータ領域を記憶する第2の記憶装置に接続されたインターフェイス装置と、
前記第1の記憶装置及び前記インターフェイス装置に接続されたプロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
入出力されるデータのデータ領域を前記第2の記憶装置から前記第1の記憶装置に読み出し、
前記第1の記憶装置に読み出されたデータ領域の全部又は一部であり入出力されるデータが格納される領域を含んだ領域である開閉領域を開くための開操作を当該データ領域に対して行い、
開いた当該開閉領域からデータを前記メモリに読み出し、
前記メモリに読み出されたデータに対する入出力を行い、
前記メモリにおけるデータが更新された場合には更新後のデータを、前記第1の記憶装置において開いた状態の前記開閉領域に格納し、
前記第1の記憶装置における前記開閉領域を閉じるための閉操作を、前記開閉領域を持つデータ領域に対して行い、
更新されたデータを含み前記第1の記憶装置における閉じたデータ領域を前記第2の記憶装置に格納する、
ようになっており、
前記プロセッサは、処理ブロック毎に、当該処理ブロックである第1の処理ブロックの処理についての開閉領域をデータ領域の全ての領域とするか一部の領域とするかである開閉領域種別を、前記第1の処理ブロックの処理において入出力されるデータ領域が前記第1の処理ブロック以外の処理ブロックである第2の処理ブロックの処理においてもアクセスされ得るか否かと、前記第2の処理ブロックが実行中か否かとを基に決定する、
データ処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の処理ブロックの処理において入出力されるデータ領域が前記第2の処理ブロックの処理においてもアクセスされ得ない、又は、前記第2の処理ブロックが実行中ではない場合に、前記開閉領域は、データ領域の一部の領域である、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記第1の処理ブロックの処理において入出力されるデータ領域が前記第2の処理ブロックの処理においてもアクセスされ得て、且つ、前記第2の処理ブロックが実行中である場合に、前記開閉領域は、データ領域の全ての領域である、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記第1の処理ブロックの処理において入出力されるデータ領域が前記第2の処理ブロックの処理においてもアクセスされ得て、且つ、前記第2の処理ブロックが実行中であっても、前記第1の処理ブロックを含む処理が実行されるリクエストと前記第2の処理ブロックを含む処理が実行されるリクエストの規模が、前記プロセッサ及び前記メモリを含むハードウェアのスペックに基づき定められた規模閾値を超えている場合、前記開閉領域は、データ領域の一部の領域である、
請求項3に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記第1の処理ブロックの処理についての開閉領域を含むデータ領域に対する閉操作を、前記第1の処理ブロックの処理が終了し実行中の第2の処理ブロックが無い場合に、前記第1の処理ブロックの開閉領域種別に従って行う、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
前記第1の処理ブロックが実行されない場合、前記プロセッサは、
前記2の処理ブロックの開閉領域種別が前記第2の処理ブロックでの開閉領域をデータ領域の全ての領域とすることであり、且つ、前記第2の処理ブロック以外の処理ブロックについての開閉領域が当該データ領域に含まれない場合、前記第2の処理ブロックの開閉領域種別を、開閉領域をデータ領域の一部の領域とすることに変更する、
請求項3に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
前記第1の処理ブロックについての開閉領域を含むデータ領域に対する開操作に影響するモードは、前記第1の処理ブロックの開閉領域種別と、前記第1の処理ブロックでの入出力の種別とに依存する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項8】
前記第1の処理ブロックについての開閉領域を含むデータ領域に対する開操作に影響するモードとして、前記第1の処理ブロックの開閉領域種別と、前記第1の処理ブロックでの入出力の種別に依存するモードの他に、前記第1の処理ブロックを含む処理が行われるリクエストの種別に対応のモードがある、
請求項7に記載のデータ処理装置。
【請求項9】
前記第1の処理ブロックを含む処理が行われるリクエストの種別に対応のモードは、当該リクエストが更新のクエリである場合に当該クエリの処理の間中当該クエリで入出力される全てのデータ領域の全ての領域を開いたままとするモードである、
請求項8に記載のデータ処理装置。
【請求項10】
前記リクエストは、データベースにおける一つ以上のテーブルに対するデータの入出力のためのリクエストである、
請求項1に記載のデータ処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、データ処理に関し、特に、データ領域の開閉管理に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
データが格納される論理的な領域であるデータ領域として、例えば、ファイルシステムにおけるファイルやデータベースにおけるテーブルがある。データ領域は、データ集合体と呼ばれてよく、開かれている場合に中身としてのデータのライト及び/又はリードが可能である。言い換えれば、データ領域が閉じられている間は、データ領域の中身としてのデータのライトもリードも不可である。
【0003】
データ領域の管理に関し、例えばUS5822780に記載の技術がある。この特許文献によれば、階層的データベースが持つ幾つかのデータ領域に分割され、分割したデータ領域ごとに、最終アクセスされた時間が保持され、そのデータ領域がオンラインかどうか判断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
US5822780
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
データベース分野におけるクラウドサービス化のため、オブジェクトストレージを使用したキャッシュシステムの開発が求められている。特に、マルチプロセスかつキャッシュファイルが複数存在する際に、処理速度を維持しつつ安全性の確保やメモリ使用量を低減することが課題となっている。
【0006】
キャッシュファイルの開閉に関する方法として、アクセスの都度(例えば、クエリのクエリプランに従うアクセスの都度に)にキャッシュファイルを開ける方法と、キャッシュファイルを処理(例えば、クエリのクエリプラン全体に従う処理)の間ずっと開けたままにしておく方法がある。前者の方法は、キャッシュファイルがアクセスされない時間帯は当該キャッシュファイルを閉じておく方法である。後者の方法は、キャッシュファイルがアクセスされない時間帯があっても当該キャッシュファイルを開けたままとする方法である。
【0007】
前者の方法では、データ処理の処理速度が低下する。同じキャッシュファイルを別々のプロセスが違う時間にアクセスする場合に、頻繁にキャッシュファイルの開閉が必要になるためである。
【0008】
後者の方法では、頻繁なキャッシュファイルの開閉は避けられるが、障害時に多くのキャッシュファイルの書き込みの状態が正しいかどうかわからなくなってしまう可能性があり、また、メインメモリ(例えばワーク領域)を大量に消費してしまう。キャッシュファイルが開かれた場合にキャッシュファイル内のデータはメインメモリに書き込まれ、キャッシュファイルが開いている間、キャッシュファイル内のデータはメインメモリに存在するためである。
【0009】
このように、キャッシュファイルの開閉には処理速度、信頼性、及びメモリ使用量の間にトレードオフがある。また、このような課題は、キャッシュファイル以外のデータ領域についてもあり得る。
【課題を解決するための手段】
【0010】
データ処理装置は、メモリ及び第1の記憶装置を有し、第2の記憶装置(第1の記憶装置よりも低速でありデータの構成要素としての複数のデータ領域が格納される記憶装置)からデータ領域を読み出す。データ処理装置は、処理ブロック毎に、当該処理ブロックである第1の処理ブロックの処理についての開閉領域をデータ領域の全ての領域とするか一部の領域とするかを、第1の処理ブロックの処理において入出力されるデータ領域が第1の処理ブロック以外の処理ブロックである第2の処理ブロックの処理においてもアクセスされ得るか否かと、第2の処理ブロックが実行中か否かとを基に決定する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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