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公開番号2025063472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172699
出願日2023-10-04
発明の名称歯ぎしり抑制装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ,国立大学法人東京科学大学
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61C 19/00 20060101AFI20250409BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】歯ぎしりによるデータと歯ぎしりでないデータとをより高精度に識別したうえで歯ぎしりを抑制できる歯ぎしり抑制装置を提供する。
【解決手段】歯ぎしり抑制装置10は、マウスピース21に配置された第1センサ素子221、第2センサ素子222、第3センサ素子223と、ヒトの頬に装着される筋電センサ40と、顎二腹筋に対応した位置のヒトの外皮に取り付けられる電圧印加用第1電極51、電圧印加用第2電極52から電気的信号を出力する歯ぎしり抑制部50と、を備える。歯ぎしり抑制部50は、「同期された当該圧力センサの出力と当該筋電センサの出力」に基づいてヒトが歯ぎしりを生じているとみなされる場合に当該電気的信号を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
マウスピースに配置された圧力センサと、
ヒトの頬に装着される筋電センサと、
電気的信号が与えられることでヒトの顎を開かせる筋肉に対応した位置のヒトの外皮に取り付けられる電極を有し、前記電極から前記電気的信号を出力する歯ぎしり抑制部と、を備え、
前記歯ぎしり抑制部は、同期された前記圧力センサの出力と前記筋電センサの出力に基づいてヒトが歯ぎしりを生じているとみなされる場合に前記電気的信号を出力する、
歯ぎしり抑制装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記歯ぎしり抑制部は、同期された前記圧力センサの出力及び前記筋電センサの出力の少なくとも一方が歯ぎしりを生じているとみなされる出力を示さない場合に前記電気的信号を出力しない、
請求項1に記載の歯ぎしり抑制装置。
【請求項3】
前記電気的信号は複数種類あり、
前記歯ぎしり抑制部は、所定の条件で選択された複数種類の前記電気的信号のいずれかを出力する、
請求項1又は2に記載の歯ぎしり抑制装置。
【請求項4】
複数種類の前記電気的信号は、印加される電圧及び印加タイミングの少なくとも一方がそれぞれ異なる、
請求項3に記載の歯ぎしり抑制装置。
【請求項5】
前記電気的信号は、印加される電圧及び印加タイミングの少なくとも一方を変更可能に設けられる、
請求項1又は2に記載の歯ぎしり抑制装置。
【請求項6】
前記電気的信号の出力に応じて生じた歯ぎしりの変化に基づいた重み付けによる機械学習を行う学習部を備え、
前記学習部は、複数種類の前記電気的信号の各々について個別に重み付けによる機械学習を行い、
前記歯ぎしり抑制部は、複数種類の前記電気的信号のうちより重み付けが大きい電気的信号を出力する、
請求項3に記載の歯ぎしり抑制装置。
【請求項7】
前記電圧は所定の上限値を有する、
請求項4に記載の歯ぎしり抑制装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、歯ぎしり抑制装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
ヒトの歯ぎしりを検出する方法として、圧力センサが設けられたマウスピースを利用する方法(例えば特許文献1)、又は、筋電センサを利用する方法(例えば特許文献2)が知られている。また、歯ぎしりが検出された場合に歯ぎしりが継続されないようにする目的でヒトに電気的信号を与え、歯ぎしりを抑制する方法が知られている(例えば特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6634567号公報
特許第6618482号公報
米国特許第4669477号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧力センサのみ、筋電センサのみ、のいずれの方法であっても、センサから取得したデータについて、歯ぎしりによるデータと歯ぎしりによらないデータとを識別できない場合があった。例えば、圧力センサでは、歯ぎしりによる圧力と、舌や唇が圧力センサに当たることによる圧力と、の識別が困難であった。また、筋電センサでは、瞼を強く閉じた場合に歯ぎしりと同様の出力を生じることがあった。従って、歯ぎしりを抑制する動作のトリガーとしての歯ぎしりの識別精度の向上が求められていた。
【0005】
本開示は、上述の課題を鑑みてなされたもので、歯ぎしりによるデータと歯ぎしりでないデータとをより高精度に識別したうえで歯ぎしりを抑制できる歯ぎしり抑制装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による歯ぎしり抑制装置は、マウスピースに配置された圧力センサと、ヒトの頬に装着される筋電センサと、電気的信号が与えられることでヒトの顎を開かせる筋肉に対応した位置のヒトの外皮に取り付けられる電極を有し、前記電極から前記電気的信号を出力する歯ぎしり抑制部と、を備え、前記歯ぎしり抑制部は、同期された前記圧力センサの出力と前記筋電センサの出力に基づいてヒトが歯ぎしりを生じているとみなされる場合に前記電気的信号を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、歯ぎしり抑制装置を有する検出システムの主要構成を示すブロック図である。
図2は、歯ぎしり抑制装置の外形の一例を示す図である。
図3は、第1部分の主要な部品構成例を示す概略的な分解斜視図である。
図4は、第1部品と、第2部品と、の張り合わせの仕組みを示す概略的な側面図である。
図5は、第1部分の主要な部品構成例を示す概略的な平面図である。
図6は、ヒトに対する歯ぎしり抑制装置の装着例を示す概略図である。
図7は、図6に示す口内における第1部分の配置を示す概略図である。
図8は、第1電極、第2電極、第3電極の装着位置を示す概略図である。
図9は、圧力センサの出力が示すヒトの咬合力と、筋電センサの出力が示す筋電と、の時系列に沿った関係の一例を示す図である。
図10は、歯ぎしりでない場合に生じる出力の例としての第1パターン、第2パターン及び第3パターンを示す図である。
図11は、歯ぎしり抑制装置の動作に係る処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12は、歯ぎしり抑制装置の動作に係る処理の流れの一例であって、図11とは異なる例を示すフローチャートである。
図13は、歯ぎしり抑制装置の動作に係る処理の流れの一例であって、図11及び図12とは異なる例を示すフローチャートである。
図14は、ヒトに対する電圧印加用第1電極と電圧印加用第2電極の装着位置を示す概略図である。
図15は、ヒトに対する電圧印加用第1電極と電圧印加用第2電極の装着位置を示す概略図である。
図16は、電圧印加用第1電極及び電圧印加用第2電極を介して歯ぎしり抑制部からヒトの顎二腹筋に与えられる電気的信号の波形の例を示す概略図である。
図17は、電圧印加用第1電極及び電圧印加用第2電極を介して歯ぎしり抑制部からヒトの顎二腹筋に与えられる電気的信号に関する情報の一例を示す図である。
図18は、歯ぎしり抑制部の動作制御に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図19は、歯ぎしり抑制装置を有する歯ぎしり抑制システムの主要構成を示すブロック図である。
図20は、教師データの一例を示す概略図である。
図21は、特徴量データの一例を示す概略図である。
図22は、歯ぎしりの有無の分類に係る機械学習を概略的に二次元グラフで示す図である。
図23は、ある被験者による歯ぎしりの種類の分類に係る機械学習を概略的に二次元グラフで示す図である。
図24は、図23とは異なる被験者による歯ぎしりの種類の分類に係る機械学習を概略的に二次元グラフで示す図である。
図25は、識別対象データと、識別対象データに基づいた識別部の出力を示す識別情報と、の関係の一例を示す図である。
図26は、モデルデータの生成に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図27は、識別対象データD4に基づいた歯ぎしりの発生の推定等と、歯ぎしり抑制部からの電気的信号の出力と、に係る処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
(実施形態1)
図1は、歯ぎしり抑制装置10を有する歯ぎしり抑制システム100の主要構成を示すブロック図である。歯ぎしり抑制システム100は、歯ぎしり抑制装置10と、端末60と、を有する。
【0010】
図2は、歯ぎしり抑制装置10の外形の一例を示す図である。図2に示すように、歯ぎしり抑制装置10は、第1部分P1、第2部分P2、第3部分P3及び第4部分P4を有する。第1部分P1は、マウスピース21、第1センサ素子221、第2センサ素子222、第3センサ素子223、FPC25等を含む。第1部分P1のより詳細な構成については、圧力センサ20に係る説明で後述する。第2部分P2は、FPC30を含む。第3部分P3は、筐体41、第1電極42、第2電極43及び第3電極44を含む。第1電極42、第2電極43及び第3電極44電極の材質としては、例えば銀・塩化銀(Ag-AgCl)が採用されるが、金、白金、銀、カーボンなどであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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