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公開番号
2025063590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172931
出願日
2023-10-04
発明の名称
皮膚化粧料
出願人
日油株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20250409BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】使用時にべたつきがなく、十分な保湿感を有し、塗布後は頬のリフトアップ効果が感じられ、さらに化粧料塗布後に使用したパウダーファンデーションが長時間経過後も粉っぽくならないような皮膚化粧料を提供すること。
【解決手段】上記皮膚化粧料は、(A)トラネキサム酸またはその塩を0.1~5質量%、(B)炭素数3~6の2価アルコールを1~15質量%、(C)特定の式で表されるポリオキシアルキレンメチルグルコシドを0.01~5質量%、および(D)分子量10,000ダルトン以上のコラーゲンを0.000005~0.01質量%含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)トラネキサム酸またはその塩を0.1~5質量%、
(B)炭素数3~6の2価アルコールを1~15質量%、
(C)下記式(1)で表されるポリオキシアルキレンメチルグルコシドを0.01~5質量%、および
(D)分子量が10,000ダルトン以上のコラーゲンを0.000005~0.01質量%
含有する、皮膚化粧料。
G-{O(EO)
a
(PO)
b
(BO)
c
-H}
4
(1)
〔式(1)中、Gは、メチルグルコシドから4つの水酸基を除いた残基を表し、
EO、PO、およびBOはそれぞれ、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、およびオキシブチレン基を表し、
a、b、およびcはそれぞれメチルグルコシドの水酸基1個あたりに付加したEO、POおよびBOのそれぞれの個数の平均値であり、
aは0~10であり、bは0~10であり、cは0~2であり、かつa、b、およびcの合計は2~12である〕
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
(E)下記式(2)で表される構成単位、および下記式(3)で表される構成単位を有する共重合体をさらに含む、
請求項1に記載の皮膚化粧料。
TIFF
2025063590000006.tif
67
156
(式(2)中、R
1
は水素原子またはメチル基を示す。)
TIFF
2025063590000007.tif
45
156
(式(3)中、R
2
は水素原子又はメチル基を示し、mは3~18の整数を示す。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧水やジェル状化粧料等の皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、女性の社会進出やライフスタイルの多様化により「時短美容」が注目され、スキンケアステップの簡素化が好まれる傾向にある。一方で、冬場などの乾燥した時期における簡素なスキンケアでは、エイジングケア効果が不足したり、スキンケアの後に使用するパウダーメイクが経時で粉浮きしやすかったりする懸念があった。
【0003】
エイジングケアとは、年齢に応じたお手入れのことを指すが、各年代によって肌悩みは様々である。若年層ではニキビに関する肌悩み、30~40代ではシミに関する肌悩み、50~60代ではシミに加えてシワやたるみなどの肌悩みが多い。シワやたるみは顔の筋力が衰えるなどの様々な原因により筋肉が垂れ下がることででき、それらが改善される効果をリフトアップ効果といい、ニキビやシミも含めたいずれの肌悩みにも効果のある成分として、抗炎症作用やメラニン生成抑制作用を有するトラネキサム酸またはその塩が知られており、医薬品、医薬部外品又は化粧品に汎用されている。
【0004】
たとえば、トラネキサム酸およびヘパリン類似物質を組み合わせた外用組成物(特許文献1)や、トラネキサム酸、両親媒性ポリマー、ナイアシンアミド、およびムコ多糖を組み合わせた組成物(特許文献2)が提案されている。これらの文献には、当該組成物によれば、使用感や安定性を損なうことなく保湿感に優れる効果が得られる、と記載されている。また、保湿感や、エイジングケア効果であるハリ感やリフトアップ感が優れる化粧料として、加水分解エラスチン、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、およびトラネキサム酸を組み合わせた皮膚化粧料(特許文献3)、ポリオキシアルキレンメチルグルコシド、エタノール、およびブドウ果実の抽出物を組み合わせた拭き取り化粧水(特許文献4)なども報告されている。
【0005】
例えば特許文献5においても、パウダーメイクの粉浮きについて言及があり、保湿感を高めることで、粉浮きを抑制することが記載されている。具体的には、多価アルコールや、特定のホスホリルコリン誘導体、サーファクチンナトリウム等を組み合わせることで、粉浮きを抑制することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-97087号公報
特開2021-161111号公報
特開2021-98669号公報
特開2019-182804号公報
特開2018-199634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、本発明者らが検討したところ、上述のいずれの文献の化粧料においても、スキンケアの後に使用するパウダーメイクの経時での粉浮き抑制効果は十分ではなかった。例えば特許文献5等において、粉浮きを一時的に抑制できたとしても、長期間に亘って粉浮きを抑制することは難しく、さらなる改善が求められていた。また、粉浮きの抑制と、使用時のべたつき防止、保湿感、頬のリフトアップ効果等とを両立することはさらに難しかった。
【0008】
そこで、本発明は、使用時にべたつきがなく、十分な保湿感を有し、塗布後は頬のリフトアップ効果が感じられ、さらに化粧料塗布後に使用したパウダーファンデーションが長時間経過後も粉っぽくならないような皮膚化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らが、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、皮膚化粧料に、(A)トラネキサム酸またはその塩と、(B)炭素数3~6の2価アルコール、(C)ポリオキシアルキレンメチルグルコシド、(D)分子量10,000以上のコラーゲンをそれぞれ所定の量ずつ組み合わせて含有させることにより、使用時にべたつきがなく保湿感を有しながらも塗布後は頬のリフトアップ効果が感じられ、さらに肌の均一化状態や保湿状態を良好に維持することで、メイク後長時間経過後も粉っぽさが生じないことが見出された。
【0010】
すなわち、本発明は以下の皮膚化粧料を提供する。
[1](A)トラネキサム酸またはその塩を0.1~5質量%、(B)炭素数3~6の2価アルコールを1~15質量%、(C)下記式(1)で表されるポリオキシアルキレンメチルグルコシドを0.01~5質量%、および(D)分子量10,000ダルトン以上のコラーゲンを0.000005~0.01質量%含有する、皮膚化粧料。
G-{O(EO)
a
(PO)
b
(BO)
c
-H}
4
(1)
〔式(1)中、Gは、メチルグルコシドから4つの水酸基を除いた残基を表し、EO、PO、およびBOはそれぞれ、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、およびオキシブチレン基を表し、a、b、およびcはそれぞれメチルグルコシドの水酸基1個あたりに付加したEO、POおよびBOのそれぞれの個数の平均値であり、aは0~10であり、bは0~10であり、cは0~2であり、かつa、b、およびcの合計は2~12である〕
(【0011】以降は省略されています)
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