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公開番号
2025065154
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025005607,2024040910
出願日
2025-01-15,2024-03-15
発明の名称
撥剤
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
3/18 20060101AFI20250410BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】基材(例えば、繊維、紙)に耐油性を付与できる新規な撥剤の提供。
【解決手段】ポリオール修飾体、及び分散剤を含む、水分散型の撥剤であって、前記ポリオール修飾体は、重合度が5以上の重合体である、撥剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール修飾体、及び分散剤を含む、水分散型の撥剤であって、
前記ポリオール修飾体は、重合度が5以上の重合体である、撥剤。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ポリオール修飾体が、ポリオールに対して、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基を修飾してなる化合物である、請求項1に記載の撥剤。
【請求項3】
前記ポリオール修飾体が置換基を有してもよい炭素数6以上40以下のアルキル基を有する、請求項1に記載の撥剤。
【請求項4】
前記ポリオール修飾体が、ポリオールの一以上のヒドロキシ基を下記式:
-Y-Z
n
[式中、
Yは、Y
1
及びY
2
からなる群から選択される一以上から構成される1+n価の基であり、
Y
1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、及び-C(OR’)(-)
2
、-N(-)
2
(式中、R’は、各出現において独立して、水素原子又は炭素数1~30の有機基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
2
は、置換基を有してもよい2~4価の炭素数1~40の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい2~4価の炭化水素芳香環、及び置換基を有してもよい2~4価のヘテロ環からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Zは、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基であり、
nは、1以上3以下の整数である。]
で表される基により置換した化合物である、請求項1に記載の撥剤。
【請求項5】
Yが
-O-Y
11
-、又は
-O-Y
11
-Y
21
-Y
12
-
[式中、各記号は各出現において独立して、
Y
11
が、直接結合、-C(=O)-、-C(=O)-NR’-、又は-C(=S)-NR’-であり、
Y
21
が、置換基を有してもよい炭素数1~40の炭化水素基であり、
Y
12
が-O-、-O-C(=O)-、-O-C(=O)-O-、-C(=O)-NR’-、-O-C(=O)-NR’-、-NR’-、-NR’-C(=O)-、-NR’-C(=O)-O-、-NR’-C(=O)-NR’-、-C(=O)-、-C(=O)-O-、-C(=O)-NR’-、-SO
2
-、-SO
2
NR’-、-C(OR’)R’-、又は-C(OR’)(-)
2
である。]、
である、請求項4に記載の撥剤。
【請求項6】
ポリオールが、多糖類、及びヒドロキシ基含有化合物重合体からなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の撥剤。
【請求項7】
ポリオールが、澱粉、セルロース、カードラン、プルラン、アルギン酸、カラギーナン、グアーガム、キチン、キトサン、ローカストビーンガム、カッパカラギーナン、イオタカラギーナン、イソマルトデキストリン、ザンサンガム、ジェラガム、タマリンドシードガム、シクロアミロース、およびポリグリセリンからなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の撥剤。
【請求項8】
レーザー回折散乱法による測定される100μm以上の粒子の体積存在比率が25%以下である、請求項1に記載の撥剤。
【請求項9】
前記ポリオール修飾体のバイオベース度が20%以上である、請求項1に記載の撥剤。
【請求項10】
前記ポリオール修飾体が有するヒドロキシ基のうち5以上のヒドロキシ基が修飾されている、請求項1に記載の撥剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、撥剤及び撥剤によって処理された製品に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、各種基材に撥液性(撥水性、撥油性、耐油性、及び/又は耐水性)を付与することができる非フッ素系撥剤の開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2022/065382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、天然物を修飾して得られる修飾天然物を含む耐油剤が開示されている。特許文献1に記載の耐油剤は、紙に耐油性を付与することができるが、より高い耐油性が求められている。
【0005】
本開示は、基材(例えば、繊維、紙)に耐油性を付与できる新規な撥剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
ポリオール修飾体、及び分散剤を含む、水分散型の撥剤であって、
前記ポリオール修飾体は、重合度が5以上の重合体である、撥剤。
[項2]
前記ポリオール修飾体が、ポリオールに対して、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基を修飾してなる化合物である、項1に記載の撥剤。
[項3]
前記ポリオール修飾体が置換基を有してもよい炭素数6以上40以下のアルキル基を有する、項1または2に記載の撥剤。
[項4]
前記ポリオール修飾体が、ポリオールの一以上のヒドロキシ基を下記式:
-Y-Z
n
[式中、
Yは、Y
1
及びY
2
からなる群から選択される一以上から構成される1+n価の基であり、
Y
1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、及び-C(OR’)(-)
2
、-N(-)
2
(式中、R’は、各出現において独立して、水素原子又は炭素数1~30の有機基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
2
は、置換基を有してもよい2~4価の炭素数1~40の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい2~4価の炭化水素芳香環、及び置換基を有してもよい2~4価のヘテロ環からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Zは、置換基を有してもよい一価の炭素数1以上40以下の炭化水素基又は一価のポリシロキサン基であり、
nは、1以上3以下の整数である。]
で表される基により置換した化合物である、項1~3のいずれか一項に記載の撥剤。
[項5]
Yが
-O-Y
11
-、又は
-O-Y
11
-Y
21
-Y
12
-
[式中、各記号は各出現において独立して、
Y
11
が、直接結合、-C(=O)-、-C(=O)-NR’-、又は-C(=S)-NR’-であり、
Y
21
が、置換基を有してもよい炭素数1~40の炭化水素基であり、
Y
12
が-O-、-O-C(=O)-、-O-C(=O)-O-、-C(=O)-NR’-、-O-C(=O)-NR’-、-NR’-、-NR’-C(=O)-、-NR’-C(=O)-O-、-NR’-C(=O)-NR’-、-C(=O)-、-C(=O)-O-、-C(=O)-NR’-、-SO
2
-、-SO
2
NR’-、-C(OR’)R’-、又は-C(OR’)(-)
2
である。]、
である、項4に記載の撥剤。
[項6]
ポリオールが、多糖類、及びヒドロキシ基含有化合物重合体からなる群から選択される少なくとも一種である、項1~5のいずれか一項に記載の撥剤。
[項7]
ポリオールが、澱粉、セルロース、カードラン、プルラン、アルギン酸、カラギーナン、グアーガム、キチン、キトサン、ローカストビーンガム、カッパカラギーナン、イオタカラギーナン、イソマルトデキストリン、ザンサンガム、ジェラガム、タマリンドシードガム、シクロアミロース、およびポリグリセリンからなる群から選択される少なくとも一種である、項1~6のいずれか一項に記載の撥剤。
[項8]
レーザー回折散乱法による測定される100μm以上の粒子の体積存在比率が25%以下である、項1~7のいずれか一項に記載の撥剤。
【発明の効果】
【0007】
本開示における撥剤は、紙製品に良好な撥液性(特に耐油性)を付与できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、明示的に記載した場合、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0010】
本明細書において、「各出現において独立して」、「互いにそれぞれ独立して」、「それぞれ独立して」又はこれと同様の表現が明示的に記載されているか否かに関わらず、例外である旨の記載がある場合を除き、化学構造中に複数出現し得る用語(記号)が定義される場合、出現毎に独立して当該定義が適用される。
(【0011】以降は省略されています)
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