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公開番号2025066456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176090
出願日2023-10-11
発明の名称反応装置
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B01J 19/24 20060101AFI20250416BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】互いに異なる複数の条件で、反応物に対して化学反応を好適に行わせることができる反応装置を提供する。
【解決手段】互いに異なる条件で、内部の第一反応物を反応させる複数の反応容器40と、第一反応物と反応する第二反応物を含む流体を貯留する調整タンク30と、反応容器40に調整タンク30の流体を投入可能に、調整タンク30及び複数の反応容器40を接続するガス投入経路L2と、複数の反応容器40の間で第一反応物を流通可能に接続する触媒移送経路Lと、ガス投入経路L2において流体を流通可能であり、触媒移送経路L4において第一反応物を流通可能である真空ポンプ60と、真空ポンプ60を用いて、複数の反応容器40のうち、第一反応物が充填された一方の反応容器40内へ流体を投入し、一方の反応容器40内において第二反応物と反応した第一反応物を、他方の反応容器40へ移送する制御を実行可能な制御部90と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに異なる条件で、内部の第一反応物を反応させる複数の反応容器と、
前記第一反応物と反応する第二反応物を含む流体を貯留する貯留部と、
前記反応容器に前記貯留部の前記流体を投入可能に、前記貯留部及び複数の前記反応容器を接続する投入経路と、
複数の前記反応容器の間で、前記第一反応物を流通可能に接続する移送経路と、
前記投入経路において前記流体を流通可能であり、前記移送経路において前記第一反応物を流通可能であるポンプと、
前記ポンプを用いて、複数の前記反応容器のうち、前記第一反応物が充填された一方の前記反応容器内へ前記流体を投入し、一方の前記反応容器内において前記第二反応物と反応した前記第一反応物を、他方の前記反応容器へ移送する制御を実行可能な制御部と、
を具備する反応装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
複数の前記反応容器は、
昇温部を備えると共に、前記昇温部により内部を高温にした状態で、前記第一反応物と前記第二反応物とを反応させる第一反応容器と、
光源を備えると共に、前記光源による光の照射を行った状態で、前記第一反応物と前記第二反応物とを反応させる第二反応容器と、
が含まれる、
請求項1に記載の反応装置。
【請求項3】
複数の前記反応容器は、
内部の圧力を計測可能な圧力計を具備し、
前記制御部は、
前記圧力計の計測結果に基づいて、前記反応容器内での反応の停止のタイミングを決定する、
請求項1に記載の反応装置。
【請求項4】
前記反応容器内の前記流体を排出可能なように、複数の前記反応容器に接続されている排出経路を具備し、
前記ポンプは、
前記排出経路において、複数の前記反応容器の下流側に配置されている、
請求項1に記載の反応装置。
【請求項5】
前記ポンプは、
複数の前記反応容器を指定の真空度に減圧可能である、
請求項4に記載の反応装置。
【請求項6】
前記排出経路は、
前記反応容器内の前記流体を前記貯留部に回収可能なように、前記貯留部に接続されている、
請求項4に記載の反応装置。
【請求項7】
前記貯留部は、
複数の前記反応容器の条件に対応する複数の前記第二反応物を貯留可能なように、複数設けられている、
請求項1に記載の反応装置。
【請求項8】
前記流体には、
前記第一反応物と反応しない不活性流体が含まれ、
前記貯留部には、
前記不活性流体が貯留される不活性流体貯留部が含まれ、
前記制御部は、
前記不活性流体を一方の前記反応容器内に投入して、前記第一反応物を、他方の前記反応容器へ移送する、
請求項1に記載の反応装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに異なる複数の条件で、反応物に対して化学反応を行わせる反応装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、反応物に対して化学反応を行わせる技術は公知となっている。上記化学反応を行う際には、例えば特許文献1に記載されているような、粒状のゼオライト触媒を用いることが知られている。
【0003】
上記ゼオライト触媒を用いて所望の生成物を生成する際には、生成の過程で、同一のゼオライト触媒を繰り返し使用して、複数の化学反応を行う方法がある。上記複数の化学反応を行う場合には、反応物に対して反応させるもの(例えば水素や酸素)に応じて、高温の条件下で化学反応を行う工程や、光源からの光を照射した条件下で化学反応を行う工程等、異なる条件の複数の工程を実行する場合がある。
【0004】
しかしながら、単一の反応容器にゼオライト触媒を入れた状態で、高温の条件下で化学反応を行う工程と、光を照射した条件下で化学反応を行う工程と、の両方を実行する場合、光源が熱で損傷するといった不具合が生じる可能性がある。このため、互いに異なる複数の条件で、反応物に対して化学反応を好適に行わせることができる反応装置が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-3013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、互いに異なる複数の条件で、反応物に対して化学反応を好適に行わせることができる反応装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、互いに異なる条件で、内部の第一反応物を反応させる複数の反応容器と、前記第一反応物と反応する第二反応物を含む流体を貯留する貯留部と、前記反応容器に前記貯留部の前記流体を投入可能に、前記貯留部及び複数の前記反応容器を接続する投入経路と、複数の前記反応容器の間で、前記第一反応物を流通可能に接続する移送経路と、前記投入経路において前記流体を流通可能であり、前記移送経路において前記第一反応物を流通可能であるポンプと、前記ポンプを用いて、複数の前記反応容器のうち、前記第一反応物が充填された一方の前記反応容器内へ前記流体を投入し、一方の前記反応容器内において前記第二反応物と反応した前記第一反応物を、他方の前記反応容器へ移送する制御を実行可能な制御部と、を具備するものである。
【0009】
請求項2においては、複数の前記反応容器は、昇温部を備えると共に、前記昇温部により内部を高温にした状態で、前記第一反応物と前記第二反応物とを反応させる第一反応容器と、光源を備えると共に、前記光源による光の照射を行った状態で、前記第一反応物と前記第二反応物とを反応させる第二反応容器と、が含まれるものである。
【0010】
請求項3においては、複数の前記反応容器は、内部の圧力を計測可能な圧力計を具備し、前記制御部は、前記圧力計の計測結果に基づいて、前記反応容器内での反応の停止のタイミングを決定するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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