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公開番号
2025068564
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2024063338
出願日
2024-04-10
発明の名称
鋳造品の製造方法および金型
出願人
株式会社エフ・シー・シー
代理人
個人
,
個人
主分類
B22D
19/00 20060101AFI20250421BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】パイプが所定の位置に配置された鋳造品を製造することが可能な金型を提供すること。
【解決手段】金型20は、固定型30と、固定型30に接近または離隔可能な可動型40と、を備えた型本体25と、固定型30および可動型40によって区画されかつパイプ100を配置可能な成形空間60と、成形空間60に溶融した金属材料120を注入可能な注入口65と、パイプ100の両端部を保持する保持部42と、成形空間60に溶融した金属材料120が注入されたときにパイプ100が成形空間60内において移動することを抑制する突出部材70と、を備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
固定型と、前記固定型に接近または離隔可能な可動型と、を備えた型本体と、
少なくとも前記固定型および前記可動型によって区画されかつパイプを配置可能な成形空間と、
前記成形空間に溶融した金属材料を注入可能な注入口と、
前記パイプの両端部を保持する保持部と、
前記成形空間に前記溶融した金属材料が注入されたときに前記パイプが前記成形空間内において移動することを抑制する抑制部材と、を備えた金型。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記抑制部材は、前記型本体と一体に形成されている、請求項1に記載の金型。
【請求項3】
前記抑制部材は、前記型本体の内面から前記成形空間に向けて突出する突出部材である、請求項1または2に記載の金型。
【請求項4】
複数の前記突出部材を備え、
前記パイプは、第1の端部と、前記第1の端部と所定の方向に並ぶ第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置する中途部と、を有し、
前記中途部は、前記所定の方向に並ぶ複数の被係止部を備え、
複数の前記突出部材は、前記パイプが前記成形空間に配置されたときに、隣り合う前記被係止部の間にそれぞれ位置するように設けられている、請求項3に記載の金型。
【請求項5】
複数の前記突出部材の前記型本体の内面からの突出量は相互に同じである、請求項4に記載の金型。
【請求項6】
複数の前記突出部材のうち一部の前記突出部材の前記型本体の内面からの突出量は、複数の前記突出部材のうち他の一部の前記突出部材の前記型本体の内面からの突出量とは異なる、請求項4に記載の金型。
【請求項7】
隣り合う前記突出部材において、先端側の間隔は根元型の間隔よりも広い、請求項4に記載の金型。
【請求項8】
前記抑制部材は、前記型本体の内面に形成された凹溝である、請求項1に記載の金型。
【請求項9】
前記凹溝は、前記パイプを挟持可能に形成されている、請求項8に記載の金型。
【請求項10】
前記パイプは、第1の端部と、前記第1の端部と所定の方向に並ぶ第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置する中途部と、を有し、
前記中途部は、前記所定の方向に並ぶ複数の被係止部を備え、
前記凹溝は、前記パイプが前記成形空間に配置されたときに前記被係止部が嵌め込まれかつ前記所定の方向に並ぶ複数の係止溝を有する、請求項8に記載の金型。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金型、鋳造品製造装置および鋳造品の製造方法並びに鋳造品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から鋳造品の製造において鋳ぐるみと呼ばれる方法が用いられている。例えば、鋳ぐるみによって製造された鋳造品には、この鋳造品自体の鋳造とは別に予め製造されたパイプ(例えば中空パイプ)が組み込まれている。より詳細には、鋳ぐるみでは、鋳造品を製造するための金型内に中空パイプが予め設置され、その後、この金型内に、アルミニウム合金等の金属材料を溶融させた溶湯が流し込まれる。これにより、中空パイプが組み込まれた鋳造品が製造される。例えば、中空パイプが組み込まれた鋳造品としては、駆動モータのケース等が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、管状パイプの内部に充填材が満たされたスマートコアを、キャビティが形成された金型内に挿入し、キャビティに溶湯を注入した後に、スマートコア内の充填材を除去する鋳造品の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-124743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1では、金型のキャビティにスマートコアが配置された状態でキャビティ内に溶湯を注入することによって、スマートコアの位置がキャビティ内で移動してしまう虞がある。スマートコアの形状によっては、キャビティ内に溶湯が流れ込むことで変形してしまい、所望の鋳造品を製造できない虞がある。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、パイプが所定の位置に配置された鋳造品、鋳造品を製造する金型、鋳造品製造装置および鋳造品の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る金型は、固定型と、前記固定型に接近または離隔可能な可動型と、を備えた型本体と、少なくとも前記固定型および前記可動型によって区画されかつパイプを配置可能な成形空間と、前記成形空間に溶融した金属材料を注入可能な注入口と、前記パイプの両端部を保持する保持部と、前記成形空間に前記溶融した金属材料が注入されたときに前記パイプが前記成形空間内において移動することを抑制する抑制部材と、を備えている。
【0008】
本発明に係る金型は、成形空間に溶融した金属材料が注入されたときにパイプが成形空間内において移動することを抑制する抑制部材を備えている。上記態様によれば、抑制部材によってパイプを成形空間の所定の位置にとどめることができるため、パイプが所定の位置に精度よく配置された鋳造品を製造することができる。
【0009】
本発明に係る鋳造品製造装置は、固定型と、前記固定型に接近または離隔可能な可動型と、少なくとも前記固定型および前記可動型によって区画されかつパイプを配置可能な成形空間と、前記成形空間に溶融した金属材料を注入可能な注入口と、前記パイプの両端部を保持する保持部と、前記成形空間に前記溶融した金属材料が注入されたときに前記パイプが前記成形空間内において移動することを抑制する抑制部材と、を備えた金型と、
前記注入口から前記成形空間に前記溶融した金属材料を注入する金属材料搬送装置と、を備えている。
【0010】
本発明に係る鋳造品製造装置の金型は、成形空間に溶融した金属材料が注入されたときにパイプが成形空間内において移動することを抑制する抑制部材を備えている。上記態様によれば、金属材料搬送装置が注入口から成形空間に溶融した金属材料を注入したときに、抑制部材によってパイプを成形空間の所定の位置にとどめることができるため、パイプが所定の位置に精度よく配置された鋳造品を製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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