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公開番号2025071130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025023166,2024557160
出願日2025-02-17,2023-04-05
発明の名称架橋三環式カルバモイルピリドン化合物及びその使用
出願人ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 498/22 20060101AFI20250424BHJP(有機化学)
要約【課題】架橋三環式カルバモイルピリドン化合物及びその使用の提供。
【解決手段】本開示は、一般に、式Iの化合物に関する。当該化合物を含む医薬組成物及び当該化合物を作製する方法も開示される。本開示の化合物は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症を治療又は防止するのに有用である。本開示は、抗ウイルス活性を有する新規化合物及びその薬学的に許容される塩に関する。いくつかの実施形態では、化合物は、HIV感染症を治療するため、HIVインテグラーゼの活性を阻害するため、及び/又はHIV複製を減少させるために使用され得る。
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特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2022年4月6日に出願された米国仮特許出願第63/328,061号、及び2022年12月22日に出願された米国仮特許出願第63/476,873号に対する優先権を主張するものである。これらの出願の全内容は、全ての目的のためにその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,600 文字)【0002】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症を治療又は予防するために使用され得る化合物、組成物、及び方法が開示される。特に、新規スピロ環式置換架橋三環式カルバモイルピリドン化合物、並びにそれらの調製方法及び治療薬又は予防薬としての使用が開示される。
【背景技術】
【0003】
ヒト免疫不全ウイルス感染症及び関連疾患は、世界中で大きな公衆衛生問題である。ヒト免疫不全ウイルスは、ウイルス複製に必要とされる3つの酵素:逆転写酵素、プロテアーゼ、及びインテグラーゼをコードする。逆転写酵素及びプロテアーゼを標的とする薬物は広く使用されており、特に組み合わせで用いられる場合に有用性を示しているものの、毒性及び耐性株の発達により、それらの有効性が制限され得る(Palella,et al.N.Engl.J Med.(1998)338:853-860;Richman,D.D.Nature(2001)410:995-1001)。したがって、HIVの複製を阻害する、新しい薬剤が必要とされている。
【0004】
抗レトロウイルス療法の目標は、HIV感染患者におけるウイルス抑制を達成することである。United States Department of Health and Human Servicesによって公開されている現在の治療ガイドラインは、ウイルス抑制の達成には、併用療法の使用、すなわち、少なくとも2つ以上の薬物クラスからのいくつかの薬物の使用を必要とすることを提示している(Panel on Antiretroviral Guidelines for Adults and Adolescents.Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in Adults and Adolescents Living with HIV.Department of Health and Human Services.http://www.aidsinfo.nih.gov/ContentFiles/AdultandAdolescentGL.pdf.にて入手可能。2019年2月12日にアクセス)。加えて、患者が他の医学的状態の治療を必要とする場合、HIV感染患者の治療に関する決定は複雑化する(同F-8)。標準治療は、HIVを抑制するために、並びに患者が経験し得る他の状態を治療するために、複数の異なる薬物の使用を必要とすることから、薬物相互作用の可能性が薬物レジメンを選択するための基準である。したがって、薬物相互作用の可能性が低下した、抗レトロウイルス療法が必要とされている。
【0005】
加えて、HIVウイルスは、感染した対象において変異することが知られている(Tang,et al.Drugs(2012)72(9)e1-e25)。HIVウイルは変異する傾向があるため、様々な既知のHIV変異体に対して有効である抗HIV薬に対する必要性が存在する(Hurt,et al.HIV/AIDS CID(2014)58,423-431)。
ある特定の患者にとって、例えば、医療へのアクセスが難しいか又は限定される患者にとって、毎日の経口治療又は予防レジメンを順守することは困難であり得る。好ましい医薬特性(例えば、改善された効力、長時間作用薬物動態、低溶解度、低クリアランス、及び/又は他の特性)を提供する薬物は、より少ない頻度の投与に適しており、より良好な患者コンプライアンスを提供する。そのような改善により、今度は薬物曝露の最適化、及び薬物耐性の出現の制限が得られる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Palella,et al.N.Engl.J Med.(1998)338:853-860
Richman,D.D.Nature(2001)410:995-1001
Panel on Antiretroviral Guidelines for Adults and Adolescents.Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in Adults and Adolescents Living with HIV.Department of Health and Human Services.http://www.aidsinfo.nih.gov/ContentFiles/AdultandAdolescentGL.pdf.
Tang,et al.Drugs(2012)72(9)e1-e25
Hurt,et al.HIV/AIDS CID(2014)58,423-431
【発明の概要】
【0007】
本開示は、抗ウイルス活性を有する新規化合物及びその薬学的に許容される塩に関する。いくつかの実施形態では、化合物は、HIV感染症を治療するため、HIVインテグラーゼの活性を阻害するため、及び/又はHIV複製を減少させるために使用され得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は、ある範囲の既知の薬物耐性HIV変異体に対して有効であり得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は、他の薬物と同時投与された場合に、薬物間相互作用を引き起こす傾向が減少し得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は、毎日より少ない頻度で、例えば、週1回、月1回、3ヶ月に1回、6ヶ月に1回、又はより長い間隔で投与され得る。
【0008】
一実施形態では、本開示は、式(I)の化合物、
TIFF
2025071130000001.tif
39
128
又はその薬学的に許容される塩を提供し、式中、


は、H、C
6~10
アリール又は、N、O、及びSから独立して選択される、1、2、3、又は4個のヘテロ原子を含有する5~10員ヘテロアリールであり、

6~10
アリール又は5~10員ヘテロアリールは、1、2、3又は4つのR
A1
で任意選択で置換されており、各R
A1
は、独立して、ハロ、C
1~6
アルキル、C
1~4
ハロアルキル、シアノ、-O-C
1~4
アルキル、又はC
1~4
アルキル-O-C
1~4
アルキルであり、


は、H、C
1~6
アルキル、又はC
1~4
ハロアルキルであり、
Lは、-CR
3a

3b
-、-C(O)-、-SO

-、-CH

-CH

-、又は-N(R

)-であり、


は、結合又は-CR
4a

4b
-であり、


は、-CR
5a

5b
-、-CR
5a

5b
CR
5c

5d
-、-CR
6a
=CR
6b
-、-N(R

)-、-O-、-S(O)

-、-C(O)-、-C(O)O-、-C(O)NH-、-CR
5a

5b
-N(R

)-、-CR
5a

5b
-O-、-CR
5a

5b
-S(O)

-、-CR
5a
【0009】
一実施形態では、治療有効量の式Iの化合物、又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物が提供される。
【0010】
別の実施形態では、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩と、使用説明書と、を含むキット又は製造品。
(【0011】以降は省略されています)

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