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公開番号2025071343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025029644,2023136102
出願日2025-02-27,2016-11-07
発明の名称診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01M 99/00 20110101AFI20250424BHJP(測定;試験)
要約【課題】動作の状態を診断する精度を向上させることができる診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システムを提供する。
【解決手段】対象装置が実行する動作の種類ごとに定められる対象装置を構成する動作対象の動作を規定する複数のコンテキスト情報のうち所定の動作に対応するコンテキスト情報と、動作対象の動作に応じて変化する物理量の検知情報と、を対象装置から受信する受信部と、動作対象が所定の動作中であるときの検知情報と、1以上のコンテキスト情報それぞれに対して定められる1以上のモデルのうち受信されたコンテキスト情報に対応するモデルと、を用いて、動作対象の状態を判定する判定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
対象装置が実行する動作の種類ごとに定められる前記対象装置を構成する動作対象の動作を規定する複数のコンテキスト情報のうち所定の動作に対応するコンテキスト情報と、前記動作対象の動作に応じて変化する物理量の検知情報と、を前記対象装置から受信する受信部と、
前記動作対象が所定の動作中であるときの検知情報と、1以上の前記コンテキスト情報それぞれに対して定められる1以上のモデルのうち受信された前記コンテキスト情報に対応するモデルと、を用いて、前記動作対象の状態を判定する判定部と、
を備える診断装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記コンテキスト情報に基づいて、前記動作対象が所定の動作中であるときの検知情報を特定し、特定した検知情報と、前記モデルと、を用いて、前記動作対象の状態を判定する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記判定部は、受信された前記検知情報のうち、受信された前記コンテキスト情報で特定される前記動作対象の所定の動作中の期間の検知情報と、受信された前記コンテキスト情報に対応するモデルとを用いて、前記期間の前記動作対象の状態を判定する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項4】
前記受信部は、異なる物理量にそれぞれ対応する複数の検知情報を受信し、
前記判定部は、複数の前記検知情報のうち、前記コンテキスト情報に応じて定められる前記検知情報と、受信された前記コンテキスト情報に対応するモデルとを用いて、前記動作対象の状態を判定する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項5】
モデルが定められていないコンテキスト情報が受信された場合に、前記コンテキスト情報に対応する前記検知情報を用いて、モデルが定められていないコンテキスト情報に対するモデルを生成する生成部をさらに備える、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項6】
前記受信部が受信する前記コンテキスト情報と異なるコンテキスト情報の入力を受け付ける受付部をさらに備え、
前記判定部は、受信された前記検知情報と、前記受信部によって受信された前記コンテキスト情報および前記受付部によって受け付けられたコンテキスト情報のうち少なくとも一方に対応するモデルとを用いて、前記動作対象の状態を判定する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項7】
前記判定部は、受信された前記コンテキスト情報で特定される期間のうち判定に用いる期間を、受信された前記検知情報に基づいて決定し、決定した期間の前記検知情報と、前記モデルとを用いて、前記動作対象の状態を判定する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項8】
前記判定部は、受信された前記検知情報の前記モデルに対する尤度を求め、前記尤度、および、前記尤度の変動を示す値のうち少なくとも一方と、閾値と、を比較することにより、前記動作対象の状態を判定する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項9】
前記モデルは、前記対象装置が正常に動作するときの前記物理量の検知情報を用いて生成され、
前記判定部は、受信された前記検知情報の前記モデルに対する尤度を求め、前記尤度に応じて定められる品質情報を出力する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項10】
前記判定部は、前記尤度および前記尤度の変動を示す値のうち少なくとも一方と、複数の閾値と、を比較することにより、複数の品質情報のうちいずれかの品質情報を決定して出力する、
請求項9に記載の診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置において、コンテキスト情報に基づく動作状態毎に、集音手段にて集音した動作音データと、予め用意しておいた動作音データとを比較して、異常を検知する技術が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、予め収集して記憶しておいた各ユニット(ドラムモータ、給紙モータ、定着モータ、現像クラッチなど)の動作音データと、画像形成装置を動作させて収集した動作音データとを比較し、差が所定レベル以上のとき、異常音として検出するとともに、各ユニットの動作シーケンステーブルを用いて、異常音を発生しているユニットを特定する機能を有する画像形成装置が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法では、異常を正しく診断できない場合があった。例えば特許文献1では、動作タイミングチャート(例えば特許文献1の図20)を用いて異常音の発生源が推測されるが、ユニット単位の動作タイミングチャートであり、発生源を推測するための動作情報としては粗く、発生源を正しく推測できない場合が生じうる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異常などの動作の状態を診断する精度を向上させることができる診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、対象装置が実行する動作の種類ごとに定められる前記対象装置を構成する動作対象の動作を規定する複数のコンテキスト情報のうち所定の動作に対応するコンテキスト情報と、前記動作対象の動作に応じて変化する物理量の検知情報と、を前記対象装置から受信する受信部と、前記動作対象が所定の動作中であるときの検知情報と、1以上の前記コンテキスト情報それぞれに対して定められる1以上のモデルのうち受信された前記コンテキスト情報に対応するモデルと、を用いて、前記動作対象の状態を判定する判定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異常を診断する精度を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態にかかる診断システムの構成例を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態の加工機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、第1の実施形態の診断装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、第1の実施形態の診断装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、コンテキスト情報とモデルとの対応の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態における診断処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、第1の実施形態におけるモデル生成処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、第1の実施形態による処理の具体例を説明するための図である。
図9は、一部のコンテキスト情報に対して判定を実行する例を示す図である。
図10は、共通のモデルを他の加工工程で使用する例を示す図である。
図11は、累積使用時間をコンテキスト情報として利用する場合の例を示す図である。
図12は、モデルを生成する例を示す図である。
図13は、第2の実施形態の診断装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図14は、第2の実施形態による処理の具体例を説明するための図である。
図15は、検知情報の決定に用いられる対応情報のデータ構造の一例を示す図である。
図16は、コンテキスト情報と加工区間との関係の例を示す図である。
図17は、加工区間の特定方法の一例を示す図である。
図18は、加工区間の特定方法の他の例を示す図である。
図19は、尤度と判定値r(k)との関係の一例を示すグラフである。
図20は、尤度の経時変化の一例を示す図である。
図21は、複数の閾値を用いる例を説明するための図である。
図22は、複数の閾値を用いる例を説明するための図である。
図23-1は、変形例6による判定方法の一例を説明するための図である。
図23-2は、変形例6による判定方法の一例を説明するための図である。
図23-3は、変形例6による判定方法の一例を説明するための図である。
図24-1は、変形例7による判定方法の一例を説明するための図である。
図24-2は、変形例7による判定方法の一例を説明するための図である。
図24-3は、変形例7による判定方法の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システムの一実施形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる診断システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、診断システムは、加工機200と、診断装置100と、を含む。加工機200は、診断装置100による診断の対象となる対象装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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