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公開番号2025071378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-07
出願番号2022043622
出願日2022-03-18
発明の名称回転電機用ステータ製造方法
出願人株式会社アイシン
代理人
主分類H02K 15/12 20250101AFI20250425BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】絶縁被覆の厚みを効率的に増加させる。
【解決手段】ステータコアにステータコイルを形成する複数のコイル片を装着してワークを形成する装着工程と、装着工程の後に、ワークにおける軸方向一端側において、一のコイル片と他の一のコイル片のそれぞれの先端部同士を接合する接合工程と、接合工程の後に、複数回にわたって、ステータコイルにおける先端部同士の接合箇所を含む含浸対象部位に、液状樹脂材料を含浸させる含浸工程と、含浸工程の後に、ワークの全体における液状樹脂材料が硬化するようにワークを加熱する加熱工程とを含む、回転電機用ステータ製造方法が開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステータコアにステータコイルを形成する複数のコイル片を装着してワークを形成する装着工程と、
前記装着工程の後に、前記ワークにおける軸方向一端側において、一の前記コイル片と他の一の前記コイル片のそれぞれの先端部同士を接合する接合工程と、
前記接合工程の後に、複数回にわたって、前記ステータコイルにおける前記先端部同士の接合箇所を含む含浸対象部位に、液状樹脂材料を含浸させる含浸工程と、
前記含浸工程の後に、前記ワークの全体における液状樹脂材料が硬化するように前記ワークを加熱する加熱工程とを含む、回転電機用ステータ製造方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記含浸工程は、液状樹脂材料の槽に前記ワークを前記複数回に分けて浸漬させることを含む、請求項1に記載の回転電機用ステータ製造方法。
【請求項3】
前記液状樹脂材料は、紫外線の照射により硬化する特性と、加熱により硬化する特性とを有し、
前記加熱工程の前に、前記含浸対象部位に対して紫外線を照射する照射工程を更に含む、請求項2に記載の回転電機用ステータ製造方法。
【請求項4】
前記照射工程は、前記含浸工程における前記複数回に分けた浸漬の合間に実行される、請求項3に記載の回転電機用ステータ製造方法。
【請求項5】
前記照射工程は、前記含浸対象部位の側面及び上面のうちの、少なくともいずれか一方に向けて紫外線を照射することを含む、請求項3又は4に記載の回転電機用ステータ製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機用ステータ製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ステータコアにステータコイルを形成する複数のコイル片を装着した回転電機用のワークを準備し、ワークにおける軸方向一端側において複数のコイル片の先端部同士を接合し、当該接合部(導体露出部)を含む含浸対象部位に液状樹脂材料を含浸させた後、液状樹脂材料を硬化させることで、接合部を樹脂材料の絶縁被覆により覆う回転電機用ステータ製造方法が知られている。この種の製造方法において、含浸対象部位に含浸させた液状樹脂材料に紫外線を照射して照射部を硬化させてから、加熱により液状樹脂材料を完全に硬化させる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-124878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来技術では、絶縁被覆の厚みを効率的に増加させることが難しい。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、絶縁被覆の厚みを効率的に増加させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、ステータコアにステータコイルを形成する複数のコイル片を装着してワークを形成する装着工程と、
前記装着工程の後に、前記ワークにおける軸方向一端側において、一の前記コイル片と他の一の前記コイル片のそれぞれの先端部同士を接合する接合工程と、
前記接合工程の後に、複数回にわたって、前記ステータコイルにおける前記先端部同士の接合箇所を含む含浸対象部位に、液状樹脂材料を含浸させる含浸工程と、
前記含浸工程の後に、前記ワークの全体における液状樹脂材料が硬化するように前記ワークを加熱する加熱工程とを含む、回転電機用ステータ製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、絶縁被覆の厚みを効率的に増加させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
回転電機用ステータ製造方法の一例を示す概略的なフローチャートである。
回転電機用ステータを形成するためのワークの全体を模式的に示す図である。
ステータコアにコイル片が組み付けられた状態のワークの軸方向に沿った断面図である。
一のコイル片の正面図である。
コイル片の概略的な断面図である。
接合部の説明図であり、図2のQ1部の拡大図に対応する。
液状樹脂材料の槽に浸漬される前のワークを側面視で模式的に示す図である。
液状樹脂材料の槽に浸漬された状態のワークを側面視で模式的に示す図である。
引き上げ工程でのワークの状態を側面視で模式的に示す図である。
外径側樹脂硬化工程の外径側樹脂硬化処理を受けるワークの状態を側面視で模式的に示す図である。
外径側樹脂硬化処理の後の上下反転工程で上向き姿勢とされたワークを側面視で模式的に示す図である。
ワークを上下反転させる際の好ましい回転軸の説明図である。
比較例による回転軸の説明図である。
上面樹脂硬化工程の上面樹脂硬化処理を受けるワークの状態を側面視で模式的に示す図である。
内径側樹脂硬化工程の内径側樹脂硬化処理を受けるワークの状態を側面視で模式的に示す図である。
2回目の浸漬工程を受ける直前の下向き姿勢のワークの状態を側面視で模式的に示す図である。
2回目の絶縁被覆工程が終了した後の上向き姿勢のワークを模式的に示す図である。
加熱工程でのワークの状態を側面視で模式的に示す図である。
加熱工程での効果の説明図である。
冷却構造の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
【0010】
以下で説明する回転電機用ステータ製造方法は、コイルエンド部においてコイル片の接合部を有する限り任意の回転電機用ステータに適用可能である。以下では、好適な適用例として、車両の推進力を発生する動力源として機能できる回転電機用ステータ製造方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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