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公開番号
2025071544
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181800
出願日
2023-10-23
発明の名称
パーツフィーダの施錠機構
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類
E05C
1/06 20060101AFI20250428BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】不適正なパーツを供給できないようなパーツフィーダの施錠機構を提供する。
【解決手段】
パーツフィーダ20の施錠機構10は、筐体11に対して第二方向に移動可能な第一可動部材50と、第一可動部材50に対して第二方向に移動可能な第二可動部材60とを備え、第一可動部材50が第一作動位置とは異なる位置に位置する場合、または、第一可動部材50が第一作動位置に位置するが第二可動部材60が第二作動位置とは異なる位置に位置する場合、ラッチ部12のラッチ位置からアンラッチ位置への移動を規制し、第一可動部材50が第一作動位置に位置しかつ第二可動部材60が第二作動位置に位置する場合、ラッチ部12のラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を許容するロック部13を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パーツを供給可能な開口部が設けられる容器と、前記開口部を塞ぐことによって前記容器への前記パーツの供給を許容しない閉位置と前記開口部を塞がないことによって前記容器への前記パーツの供給を許容する開位置とに移動可能な蓋部材と、を備え、前記パーツは、基端部と前記基端部から突出し所定の長さおよび所定の断面寸法を有する棒状部とを備える部材であるパーツフィーダの施錠機構であって、
筐体に対して第一方向に移動することにより、前記蓋部材の前記閉位置から前記開位置への移動を許容しないラッチ位置と、前記蓋部材の前記閉位置から前記開位置への移動を許容するアンラッチ位置とに移動可能に構成されるラッチを含むラッチ部と、
前記筐体に対して第二方向に移動することにより第一作動位置と前記第一作動位置とは異なる位置とに移動可能な第一可動部材と、前記第一可動部材に対して前記第二方向に移動することにより第二作動位置と前記第二作動位置とは異なる位置とに移動可能な第二可動部材とを備え、前記第一可動部材が前記第一作動位置とは異なる位置に位置する場合、または、前記第一可動部材が前記第一作動位置に位置するが前記第二可動部材が前記第二作動位置とは異なる位置に位置する場合、前記ラッチの前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を規制し、前記第一可動部材が前記第一作動位置に位置しかつ前記第二可動部材が前記第二作動位置に位置する場合、前記ラッチの前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を許容するロック部と、
を備え、
前記第一可動部材は、前記パーツの前記棒状部を前記第二方向の一方に挿入可能なパーツ挿入部と、前記棒状部が前記パーツ挿入部に挿入された状態で前記パーツの前記基端部が接触可能な第一接触部とを備え、
前記第二可動部材は、前記パーツ挿入部に挿入された前記パーツの前記棒状部の先端部が接触可能な第二接触部を備え、
前記ロック部は、
前記所定の長さを有する前記パーツの前記棒状部が前記第一可動部材の前記パーツ挿入部に挿入されかつ前記パーツが前記第二方向の前記一方に押圧された状態で前記パーツの前記基端部が前記第一可動部材の前記第一接触部に接触したときに、前記第二可動部材が前記棒状部に押圧されることにより前記第二作動位置に位置し、
前記第二可動部材が前記第一可動部材に対して前記第二作動位置に位置する状態で前記パーツが前記第二方向の前記一方に所定量押圧されたときに、前記第二可動部材が前記第二作動位置に位置する状態を維持しつつ、前記第一可動部材が前記第一作動位置に移動する、
ように構成される、パーツフィーダの施錠機構。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のパーツフィーダの施錠機構であって、
前記第一可動部材を、前記第二方向の他方に向かって弾性付勢する第一付勢部材と、
前記第二可動部材を、前記第二方向の前記他方に向かって弾性付勢する第二付勢部材と、
を備える、パーツフィーダの施錠機構。
【請求項3】
請求項1に記載のパーツフィーダの施錠機構であって、
前記ラッチ部は、前記ラッチを支持し、前記ラッチと一体に前記アンラッチ位置および前記ラッチ位置に移動可能な棒状の第三可動部材を備え、
前記第三可動部材には、前記第一方向視において所定の形状を有する被規制部が設けられ、
前記ロック部の前記第一可動部材には、前記第一方向に貫通し、前記第三可動部材の前記被規制部を挿通可能な第一被規制部挿通孔が設けられ、
前記ロック部の前記第二可動部材には、前記第一方向に貫通し、前記第三可動部材の前記被規制部を挿通可能な第二被規制部挿通孔が設けられ、
前記ロック部は、
前記第三可動部材が前記ラッチ位置に位置する場合に、前記第一可動部材が前記第一作動位置とは異なる位置に位置すると、前記第一被規制部挿通孔が前記被規制部に対して前記第二方向にずれることにより、前記第三可動部材の前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を規制し、
前記第三可動部材が前記ラッチ位置に位置する場合に、前記第一可動部材が前記第一作動位置に位置するが、前記第二可動部材が前記第二作動位置とは異なる位置に位置すると、前記第二被規制部挿通孔が前記被規制部に対して前記第二方向にずれることにより、前記第三可動部材の前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を規制し、
前記第三可動部材が前記ラッチ位置に位置する場合に、前記第一可動部材が前記第一作動位置に位置し、かつ、前記第二可動部材が前記第二作動位置に位置すると、前記第一被規制部挿通孔の位置および前記第二被規制部挿通孔の位置と前記被規制部の位置が一致することにより、前記第三可動部材の前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を許容するように構成される、パーツフィーダの施錠機構。
【請求項4】
請求項1に記載のパーツフィーダの施錠機構において、
前記筐体には、前記第一可動部材に係合することにより前記第一可動部材を前記第一作動位置に位置決めする位置決め部が設けられる、パーツフィーダの施錠機構。
【請求項5】
請求項1に記載のパーツフィーダの施錠機構であって、
前記第二可動部材の前記第二接触部には、前記所定の断面寸法を備える前記パーツの前記棒状部は挿入できないが、前記所定の断面寸法よりも小さい断面寸法を備える前記パーツの前記棒状部は挿入可能な凹部が設けられる、パーツフィーダの施錠機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーツフィーダの施錠機構に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
各種製品の組み立てラインにおいて、パーツフィーダに適正なパーツが供給(投入)されることが求められる。不適正なパーツの投入を防止する方法としては、例えば、作業者によるパーツの品番確認、適正なパーツ(所定の寸法形状を備えるパーツ)は嵌め込み可能であるが、不適正なパーツ(所定の寸法形状とは異なるパーツ)は嵌め込み不能な型を用い、作業者が実際にパーツを肩に嵌め込むことにより適正なパーツであるか否かを判別する方法、作業者が既にパーツフィーダに供給されているパーツとこれから供給しようとするパーツとを目視で比較することにより適正なパーツであるか否かを判別する方法などが用いられる。しかしながら、前記方法はいずれも作業者の目視による方法であるため、ヒューマンエラーにより不適正なパーツが供給されるおそれがある。
【0003】
特許文献1には、パーツを載置可能なスタンドと、スタンドに載置されたパーツが適正なパーツであるか否かを判定し、適正なパーツであると判定した場合にパーツフィーダのホッパの蓋部材のロックを解除する制御装置を備えるパーツフィーダが開示されている。特許文献1に開示されるパーツフィーダによれば、スタンドに不適正なパーツが載置された場合には、ホッパの蓋部材のロックが解除されないから、不適正なパーツの供給が防止される。しかしながら、特許文献1に開示されるパーツフィーダは、前記のようなスタンドおよび制御装置が必要であるから、設備コストの増加を招く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-71648号公報
【発明の概要】
【0005】
(発明が解決しようとする課題)
上記実情に鑑み、本発明の目的の1つは、不適正なパーツが供給(投入)されることを防止または抑制できるパーツフィーダの施錠機構を提供することである。
【0006】
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するため、本発明に係るパーツフィーダの施錠機構は、
パーツを供給可能な開口部が設けられる容器と、前記開口部を塞ぐことによって前記容器への前記パーツの供給を許容しない閉位置と前記開口部を塞がないことによって前記容器への前記パーツの供給を許容する開位置とに移動可能な蓋部材と、を備え、前記パーツは、基端部と前記基端部から突出し所定の長さおよび所定の断面寸法を有する棒状部とを備える部材であるパーツフィーダの施錠機構であって、
筐体に対して第一方向に移動することにより、前記蓋部材の前記閉位置から前記開位置への移動を許容しないラッチ位置と、前記蓋部材の前記閉位置から前記開位置への移動を許容するアンラッチ位置とに移動可能に構成されるラッチを含むラッチ部と、
前記筐体に対して第二方向に移動することにより第一作動位置と前記第一作動位置とは異なる位置とに移動可能な第一可動部材と、前記第一可動部材に対して前記第二方向に移動することにより第二作動位置と前記第二作動位置とは異なる位置とに移動可能な第二可動部材とを備え、前記第一可動部材が前記第一作動位置とは異なる位置に位置する場合、または、前記第一可動部材が前記第一作動位置に位置するが前記第二可動部材が前記第二作動位置とは異なる位置に位置する場合、前記ラッチの前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を規制し、前記第一可動部材が前記第一作動位置に位置しかつ前記第二可動部材が前記第二作動位置に位置する場合、前記ラッチの前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を許容するロック部と、を備える。
【0007】
そして、前記第一可動部材は、前記パーツの前記棒状部を前記第二方向の一方に挿入可能なパーツ挿入部と、前記棒状部が前記パーツ挿入部に挿入された状態で前記パーツの前記基端部が接触可能な第一接触部とを備え、
前記第二可動部材は、前記パーツ挿入部に挿入された前記パーツの前記棒状部の先端部が接触可能な第二接触部を備え、
前記ロック部は、前記所定の長さを有する前記パーツの前記棒状部が前記パーツ挿入部に挿入されかつ前記パーツが前記第二方向の一方に押圧された状態で前記パーツの前記基端部が前記第一可動部材の前記第一接触部に接触したとき、前記第二可動部材が前記棒状部に押圧されることにより前記第二作動位置に位置し、
前記第二可動部材が前記第一可動部材に対して前記第二作動位置に位置する状態で前記パーツが前記第二方向の前記一方に所定量押圧されたときに、前記第二可動部材が前記第二作動位置に位置する状態を維持しつつ、前記第一可動部材が前記第一作動位置に移動するように構成される。
【0008】
本発明によれば、不適正なパーツの棒状部(すなわち、所定の長さとは異なる長さを有する棒状部)がパーツ挿入部に挿入されると、第二可動部材は第一可動部材に対して移動しないか、または移動したとしても第二作動位置に位置しない。このため、第二可動部材が第二作動位置に位置しない状態(第二作動位置とは異なる位置に位置する状態)で第一可動部材が第一位置に位置しても、ロック部は、ラッチの前記ラッチ位置から前記アンラッチ位置への移動を許容しない。したがって、不適正なパーツの棒状部がパーツ挿入部に挿入された場合には、パーツフィーダのパーツ容器の蓋部材を開放できないから、不適正なパーツがパーツ容器に供給されることを防止または抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、パーツフィーダの構成例を示す模式図である。
図2は、施錠機構の構成を示す斜視図である。
図3は、施錠機構の内部の構成を示す斜視図である。
図4は、筐体の構成を示す分解斜視図である。
図5は、筐体以外の各部材の構成を示す分解斜視図である。
図6は、各部材の寸法の関係を示す図である。
図7は、施錠装置の動作を示す図である。
図8は、施錠装置の動作を示す図である。
図9は、施錠装置の動作を示す図である。
図10は、施錠装置の動作を示す図である。
図11は、施錠装置の動作を示す図である。
図12は、施錠装置の動作を示す図である。
図13は、施錠装置の動作を示す図である。
図14は、施錠装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、「パーツフィーダの施錠機構」を「施錠機構」と略して記すことがある。
(【0011】以降は省略されています)
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