TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025012549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115447
出願日2023-07-13
発明の名称リモコン装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05B 81/90 20140101AFI20250117BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】クローズケーブルの牽引を解消させるための操作及びオープンケーブルの牽引を解消させるための操作をユーザにとって分かりやすいものにできるリモコン装置を提供する。
【解決手段】リモコン装置100は、エマージェンシーレバー140を備える。エマージェンシーレバー140は、第2回転方向に回転するときに、クローズパッシブレバー230をクローズアクティブレバー220に対して相対的に回転させて、クローズパッシブレバー230によるクローズケーブルの牽引を解消させる。また、エマージェンシーレバー140は、第2回転方向に回転するときに、リリースパッシブレバー130をリリースアクティブレバー120に対して相対的に変位させて、リリースパッシブレバー130によるオープンケーブルC1,C2の牽引を解消させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1ストライカ及び第2ストライカを有する車体のドア開口部を開閉するドアであって、前記第1ストライカに係止可能なフルラッチ状態及び前記第1ストライカに係止不能なアンラッチ状態に移行可能な第1ドアロック装置と、前記第2ストライカに係止可能なフルラッチ状態及び前記第2ストライカに係止不能なアンラッチ状態に移行可能な第2ドアロック装置と、を有するドアに適用されるリモコン装置であって、
第1クローズケーブルを介して前記第1ドアロック装置に接続され、第2クローズケーブルを介して前記第2ドアロック装置に接続されるクローズパッシブレバーと、
前記クローズパッシブレバーを駆動するクローズアクティブレバーと、
第1オープンケーブルを介して前記第1ドアロック装置に接続され、第2オープンケーブルを介して前記第2ドアロック装置に接続されるリリースパッシブレバーと、
前記リリースパッシブレバーを駆動するリリースアクティブレバーと、
前記クローズパッシブレバー及び前記リリースパッシブレバーを駆動するエマージェンシーレバーと、を備え、
前記第1ドアロック装置は、前記第1オープンケーブルが牽引されることによりアンラッチ状態に移行され、前記第1クローズケーブルが牽引されることによりフルラッチ状態に移行され、
前記第2ドアロック装置は、前記第2オープンケーブルが牽引されることによりアンラッチ状態に移行され、前記第2クローズケーブルが牽引されることによりフルラッチ状態に移行されるものであり、
前記クローズアクティブレバーは、クローズ方向に回転するときに、前記クローズパッシブレバーに前記第1クローズケーブル及び前記第2クローズケーブルを牽引させ、前記クローズ方向の逆方向に回転するときに、前記クローズパッシブレバーによる前記第1クローズケーブル及び前記第2クローズケーブルの牽引を解消させ、
前記リリースアクティブレバーは、リリース方向に回転するときに、前記リリースパッシブレバーに前記第1オープンケーブル及び前記第2オープンケーブルを牽引させ、前記リリース方向の逆方向に回転するときに、前記リリースパッシブレバーによる前記第1オープンケーブル及び前記第2オープンケーブルの牽引を解消させ、
前記エマージェンシーレバーは、強制解除方向に回転するときに、
前記クローズパッシブレバーを前記クローズアクティブレバーに対して相対的に変位させることにより、前記クローズパッシブレバーによる前記第1クローズケーブル及び前記第2クローズケーブルの牽引を解消させ、
前記リリースパッシブレバーを前記リリースアクティブレバーに対して相対的に変位させることにより、前記リリースパッシブレバーによる前記第1オープンケーブル及び前記第2オープンケーブルの牽引を解消させる
リモコン装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記リリースアクティブレバー及び前記リリースパッシブレバーを相対回転不能に連結する連結位置と、前記リリースアクティブレバー及び前記リリースパッシブレバーを相対回転可能とする連結解除位置と、の間で変位するロックピンと、
前記エマージェンシーレバーに駆動されるロックレバーと、を備え、
前記ロックレバーは、前記エマージェンシーレバーが前記強制解除方向に回転するときに、前記ロックピンを前記連結位置から前記連結解除位置に変位させる
請求項1に記載のリモコン装置。
【請求項3】
前記クローズパッシブレバー及び前記クローズアクティブレバーの相対回転を規制する規制位置と、前記クローズパッシブレバー及び前記クローズアクティブレバーの相対回転を許容する許容位置と、の間で変位し、前記エマージェンシーレバーに駆動されるキャンセルレバーを備え、
前記キャンセルレバーは、前記エマージェンシーレバーが前記強制解除方向に回転するときに、前記規制位置から前記許容位置に変位する
請求項2に記載のリモコン装置。
【請求項4】
前記リリースアクティブレバーの回転軸線、前記リリースパッシブレバーの回転軸線、前記エマージェンシーレバーの回転軸線及び前記キャンセルレバーの回転軸線は、一致している
請求項3に記載のリモコン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドア開口部を有する車体と、ドア開口部を開閉するスライドドアと、を備える車両が記載されている。車体は、第1ストライカ及び第2ストライカを備える。スライドドアは、第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構と、リモコン装置と、ドアロック駆動部と、複数のケーブルと、を備える。
【0003】
第1ラッチ機構は、第1ストライカに係止可能なフルラッチ状態及び第1ストライカに係止不能なアンラッチ状態の一方の状態から他方の状態に移行できるように構成されている。同様に、第2ラッチ機構は、第2ストライカに係止可能なフルラッチ状態及び第2ストライカに係止不能なアンラッチ状態の一方の状態から他方の状態に移行できるように構成されている。第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構は、フルラッチ状態に移行することにより、全閉位置に配置されるスライドドアを車体に拘束する。
【0004】
リモコン装置は、リリースケーブルを介してドアロック駆動部に接続している。また、リモコン装置は、第1オープンケーブルを介して第1ラッチ機構に接続するとともに、第2オープンケーブルを介して第2ラッチ機構に接続している。リモコン装置は、ドアロック駆動部と第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構との間で動力を中継する。
【0005】
ドアロック駆動部は、スライドドアの車体に対する拘束を解除するリリース作動を実施する。ドアロック駆動部は、リリース作動において、リリースケーブルを牽引する。すると、リモコン装置は、第1オープンケーブル及び第2オープンケーブルを牽引する。その結果、第1ラッチ機構がアンラッチ状態に移行するとともに、第2ラッチ機構がアンラッチ状態に移行する。こうして、スライドドアの車体に対する拘束が解除される。その後、ドアロック駆動部は、リリースケーブルの牽引を解消する。この場合、リモコン装置において、第1オープンケーブル及び第2オープンケーブルの牽引も解消される。
【0006】
ところで、ドアロック駆動部がリリースケーブルを牽引した状態で作動不良となる場合、第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構がアンラッチ状態から他の状態に移行できなくなる。詳しくは、第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構は、全閉位置でスライドドアを車体に拘束することができなくなる。この点、上記のリモコン装置は、ユーザの手動操作に基づき、ドアロック駆動部と第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構との間の動力伝達経路を遮断するキャンセル機構を有する。このため、上記の場合において、キャンセル機構を機能させることにより、第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構は、フルラッチ状態に移行できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-204225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のような車両において、ドアロック駆動部は、リモコン装置を介して、第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構をフルラッチ状態に移行させるクローズ作動を実施できるように構成することもできる。この場合には、リモコン装置は、ドアロック駆動部がクローズ作動中に作動不良となる場合に備えて、クローズ作動時におけるドアロック駆動部と第1ラッチ機構及び第2ラッチ機構との間の動力伝達経路を遮断するキャンセル機構を有してもよい。ただし、こうしたキャンセル機構は、ユーザにとって操作しやすいものであることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するリモコン装置は、第1ストライカ及び第2ストライカを有する車体のドア開口部を開閉するドアであって、前記第1ストライカに係止可能なフルラッチ状態及び前記第1ストライカに係止不能なアンラッチ状態に移行可能な第1ドアロック装置と、前記第2ストライカに係止可能なフルラッチ状態及び前記第2ストライカに係止不能なアンラッチ状態に移行可能な第2ドアロック装置と、を有するドアに適用されるリモコン装置であって、第1クローズケーブルを介して前記第1ドアロック装置に接続され、第2クローズケーブルを介して前記第2ドアロック装置に接続されるクローズパッシブレバーと、前記クローズパッシブレバーを駆動するクローズアクティブレバーと、第1オープンケーブルを介して前記第1ドアロック装置に接続され、第2オープンケーブルを介して前記第2ドアロック装置に接続されるリリースパッシブレバーと、前記リリースパッシブレバーを駆動するリリースアクティブレバーと、前記クローズパッシブレバー及び前記リリースパッシブレバーを駆動するエマージェンシーレバーと、を備え、前記第1ドアロック装置は、前記第1オープンケーブルが牽引されることによりアンラッチ状態に移行され、前記第1クローズケーブルが牽引されることによりフルラッチ状態に移行され、前記第2ドアロック装置は、前記第2オープンケーブルが牽引されることによりアンラッチ状態に移行され、前記第2クローズケーブルが牽引されることによりフルラッチ状態に移行されるものであり、前記クローズアクティブレバーは、クローズ方向に回転するときに、前記クローズパッシブレバーに前記第1クローズケーブル及び前記第2クローズケーブルを牽引させ、前記クローズ方向の逆方向に回転するときに、前記クローズパッシブレバーによる前記第1クローズケーブル及び前記第2クローズケーブルの牽引を解消させ、前記リリースアクティブレバーは、リリース方向に回転するときに、前記リリースパッシブレバーに前記第1オープンケーブル及び前記第2オープンケーブルを牽引させ、前記リリース方向の逆方向に回転するときに、前記リリースパッシブレバーによる前記第1オープンケーブル及び前記第2オープンケーブルの牽引を解消させ、前記エマージェンシーレバーは、強制解除方向に回転するときに、前記クローズパッシブレバーを前記クローズアクティブレバーに対して相対的に変位させることにより、前記クローズパッシブレバーによる前記第1クローズケーブル及び前記第2クローズケーブルの牽引を解消させ、前記リリースパッシブレバーを前記リリースアクティブレバーに対して相対的に変位させることにより、前記リリースパッシブレバーによる前記第1オープンケーブル及び前記第2オープンケーブルの牽引を解消させる。
【発明の効果】
【0010】
リモコン装置は、第1クローズケーブル及び第2クローズケーブルの牽引を解消させるための操作及び第1オープンケーブル及び第2オープンケーブルの牽引を解消させるための操作をユーザにとって分かりやすいものにできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社アイシン
温度調節器
10日前
株式会社アイシン
電子制御装置
23日前
株式会社アイシン
動力変換装置
22日前
株式会社アイシン
車両制御装置
22日前
株式会社アイシン
トルク伝達装置
4日前
株式会社アイシン
パーキング装置
2日前
株式会社アイシン
非接触充電装置
2日前
株式会社アイシン
経路案内システム
今日
株式会社アイシン
飲酒検知システム
4日前
株式会社アイシン
燃焼ガス出力装置
23日前
株式会社アイシン
ダイナミックダンパ
7日前
株式会社アイシン
配達計画管理システム
1日前
株式会社アイシン
作業地点取得システム
2日前
株式会社アイシン
配達計画管理システム
1日前
株式会社アイシン
ペロブスカイト太陽電池
22日前
株式会社アイシン
非接触充電装置の配置構造
2日前
株式会社アイシン
動力変換装置、及びそれを備えた発電装置
3日前
株式会社アイシン
金属製筐体の製造方法および押出成型用金型
3日前
株式会社アイシン
マニホールドおよびマニホールドの製造方法
3日前
株式会社アイシン
金属製筐体の製造方法および押出成型用金型
3日前
株式会社豊田中央研究所
制御装置及び制御システム
10日前
個人
ピンシリンダー錠。
23日前
リョービ株式会社
ヒンジ装置
2か月前
個人
顔認証による入室システム
22日前
株式会社ニシムラ
ラッチ錠
1か月前
株式会社SKB
引き戸装置
2か月前
ミサワホーム株式会社
錠受具
25日前
リョービ株式会社
ドアクローザ
3日前
リョービ株式会社
ドアクローザ
2か月前
リョービ株式会社
ドアクローザ
3日前
タキゲン製造株式会社
抜差し蝶番
1か月前
美和ロック株式会社
ハンドル装置
1か月前
マツ六株式会社
引戸用鎌錠
2か月前
株式会社ナスタ
荷物受取容器
3か月前
美和ロック株式会社
IDキー
1日前
株式会社ナスタ
荷物受取容器
2か月前
続きを見る