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公開番号2025072000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182475
出願日2023-10-24
発明の名称車両用スプラッシュガード構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 10/21 20160101AFI20250430BHJP(車両一般)
要約【課題】シール部材による止水性と遮音性能を十分に確保しつつ、ドア開口面積に影響せず、シール部材およびその周囲に着氷した氷を容易に剥がすことができる車両用スプラッシュガード構造を提供する。
【解決手段】車両用スプラッシュガード構造100は、車両102のドアパネル104で形成され車輪109の上部を取り巻くホイールアーチ110と、ホイールアーチに沿って設置されたスプラッシュガード106と、スプラッシュガードに取り付けられドア閉時にサイドボディ112に当接するシール部材144とを備え、シール部材は、スプラッシュガードの下端116近傍に沿って延びる下部146と、スプラッシュガードの最も高い位置となる上端152の近傍に沿って延びる上部148と、下部と上部をつなぐ中間部150とを有し、中間部は、下部および上部よりも車輪側に張り出していて、さらにスプラッシュガードの車輪側の端縁よりも車輪側に張り出している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドアパネルで形成され車輪の上部を取り巻くホイールアーチと、
前記ホイールアーチに沿って設置されたスプラッシュガードと、
前記スプラッシュガードに取り付けられドア閉時に所定の車体パネルに当接するシール部材とを備え、
前記シール部材は、前記スプラッシュガードの下端近傍に沿って延びる下部と、前記スプラッシュガードの最も高い位置の近傍に沿って延びる上部と、前記下部と前記上部とをつなぐ中間部とを有し、
前記中間部は、前記下部および前記上部よりも車輪側に張り出していて、さらに前記スプラッシュガードの車輪側の端縁よりも車輪側に張り出していることを特徴とする車両用スプラッシュガード構造。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記上部は、前記スプラッシュガードの車輪側の端縁よりも車輪から離れる方向に所定距離だけ離間していて、該所定距離にわたって前記スプラッシュガードと前記車体パネルとの間に空間を形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用スプラッシュガード構造。
【請求項3】
前記シール部材の車輪側の端縁は、側面視において、前記中間部と前記上部との境界において延びる方向が変化して段差を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用スプラッシュガード構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用スプラッシュガード構造に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両では、ドアパネルで形成されたホイールアーチにスプラッシュガードが設置される場合がある。スプラッシュガードは、ドアパネルを保護するだけでなく、意匠性を向上させる役目も果たす部材である。
【0003】
このような車両では、雪道走行時などに車輪に掻き上げられた雪が、スプラッシュガードと、車体側の所定の車体パネル(例えばサイドボディ)との間に入り込んで付着し堆積する場合がある。そして、入り込んだ雪が凍ることにより、スプラッシュガードと車体パネルとの間をつなぐように一面に氷が生成され、ドアが開き難くなってしまう。
【0004】
特許文献1には、車両用ドアの氷結抑制構造が記載されている。この氷結抑制構造は、車体に形成されたタイヤハウスと車両用ドアとを備える車両に適用される。車両用ドアの後端部は、閉じられた状態でタイヤハウスに面する下後端部を有する。この下後端部は、タイヤハウスの前部に対し、車幅方向外側に位置する。
【0005】
特許文献1では、タイヤハウスの前部を構成する車幅方向外側の端部に遮蔽部を設け、閉じられた状態の車両用ドアの下後端部との間に遮蔽部を位置させることにより、タイヤハウス内の水または雪が車体と車両用ドアとの隙間に入り込むことを遮る、としている。
【0006】
特許文献2には、車両開口周縁部シール構造が記載されている。この車両開口周縁部シール構造は、車室内外を連通する開口部を有する車体と、開口部を開閉する開閉部材(ドア)と、車体とドアとの間の隙間をシールするシール部材とを備える。シール部材は、シール本体と突起とを含む。シール本体は、断面中空状に形成され弾性変形可能となっている。突起は、シール本体の外面に設けられ、ドアが閉められた際に車体の開口部またはドアの周縁部と接触し、シール本体の外面と車体の開口部およびドアの周縁部との接触を防止する。
【0007】
特許文献2では、ドアを閉じるとシール本体の突起が車体に接触してドアと車体との間のシールを行い、突起によってシール本体が車体と接触することを防止するので、車体との接触面積を小さくすることができ、凍結時にドアが開け易くなる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-146838号公報
特開2008-126944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし特許文献1、2に記載の構造は、車体とドアとの間に遮蔽部やシール部材を配置して隙間に雪などが入り込まないようにしたり、シール部材の突起によって車体と接触面積を小さくしたりしているに過ぎない。つまり特許文献1、2に記載の構造では、遮蔽部やシール部材およびその周囲に付着した雪が凍って、車体とドアとをつなぐように氷が一面に生成される場合に、着氷した氷を容易に剥がすことはできない。
【0010】
なお一例として、サイドボディに取り付けられたプロテクタとスプラッシュガードとで車両上下方向に段差を設けて、氷が一面に生成されることを防止しようとすると、プロテクタを車両上方にレイアウトすることでドア開口面積が小さくなり、車両の商品性が損なわれてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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