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公開番号
2025072225
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182829
出願日
2023-10-24
発明の名称
マグネットプレート、分離装置およびマグネットプレートを用いる自動分注機
出願人
株式会社島津製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B03C
1/28 20060101AFI20250430BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約
【課題】マグネットプレートにおいて、隣接するウェルに対するマグネットの影響を低減させることを課題とする。
【解決手段】分離装置1は、複数のウェル31を有するウェルプレート3が載置され、磁力を利用して試料を分離するマグネットプレートで1あって、各ウェル31に対応して各ウェル31の側部に配置されるマグネット6を備える。一のウェル31Aに対応して一のウェル31Aの側部に一のマグネット6Aが設けられ、一のマグネット6Aと、一のウェル31Aに隣接する他のウェル31Bとの間に磁性体部材7Aが配置される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のウェルを有するウェルプレートが載置され、磁力を利用して試料を分離するマグネットプレートであって、
前記ウェルプレートが載置されたとき、1または複数のウェルに対応して、前記1または複数のウェルの側部に配置されるマグネット、
を備え、
前記1または複数のウェルの側部に配置された前記マグネットと、前記1または複数のウェルに隣接する他のウェルとの間に磁性体部材が配置される、マグネットプレート。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数のウェルに対応した複数のマグネットが設けられ、
一のウェルに対応して前記一のウェルの側部に設けられた一のマグネットと、前記一のウェルに隣接する他のウェルとの間に前記磁性体部材が配置される、請求項1に記載のマグネットプレート。
【請求項3】
前記複数のウェルは、第1の方向に間隔を空けて配置されており、
前記一のマグネットは、前記第1の方向に関して前記一のウェルと前記他のウェルとの間に配置され、前記磁性体部材は、前記第1の方向に関して前記一のマグネットと前記他のウェルとの間に配置される、請求項2に記載のマグネットプレート。
【請求項4】
前記磁性体部材は、前記マグネットを支持する支持部材に取り付けられる、請求項1に記載のマグネットプレート。
【請求項5】
前記磁性体部材は、ステンレス製の部材を含む、請求項1に記載のマグネットプレート。
【請求項6】
前記複数のウェルは、前記第1の方向、および、前記第1の方向と直交する第2の方向に関して間隔を空けてマトリクス状に配置されており、
前記第2の方向に並ぶ複数のウェルに対応して設けられる複数のマグネットは、前記第2の方向に延びる前記支持部材により支持される、請求項3に記載のマグネットプレート。
【請求項7】
前記磁性体部材は前記第2の方向に延び、前記第2の方向に並ぶ複数のマグネットと、前記第2の方向に並ぶ複数の他のウェルとの間に前記磁性材部材が配置される、請求項6に記載のマグネットプレート。
【請求項8】
前記第2の方向に延びる前記磁性体部材は、前記第2の方向に延びる前記支持部材により支持される、請求項7に記載のマグネットプレート。
【請求項9】
複数のウェルを有するウェルプレートと、
磁力を利用して試料を分離するマグネットプレートと、
を備え、
前記マグネットプレートは、
1または複数のウェルに対応して、前記1または複数のウェルの側部に配置されるマグネット、
を有し、
前記1または複数のウェルの側部に配置された前記マグネットと、前記1または複数のウェルに隣接する他のウェルとの間に磁性体部材が配置される、分離装置。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか一項に記載のマグネットプレートを用いる自動分注機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マグネットプレート、分離装置およびマグネットプレートを用いる自動分注機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ウェルプレートに収容された試料をマグネットの磁力を利用して分離するマグネットプレートがある。ウェルプレートに設けられた複数のウェルに収容された試料には、磁気ビーズが含まれる。マグネットの磁力によって磁気ビーズが所望の位置に集められることにより、マグネットプレートにより試料が分離される。マグネットプレートを利用する自動分注機においては、ウェル内で分離された試料を、チップを用いて吸引することにより分注処理が行われる。
【0003】
マグネットプレートには、ウェルの側面に磁気ビーズを集めるタイプのものがある。下記非特許文献1では、96ウェルプレート用のマグネットプレートが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
マグナスタンド,[online],[令和5年9月28日検索],インターネット<URL:https://n-genetics.com/products/detail/FG-SSMAG96/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ウェルの側面に磁気ビーズを集めるタイプのマグネットプレートは、全てのウェルにおいて、磁気ビーズがウェルの片側の側面の1箇所に集まる。このため、磁気ビーズを避けて抽出対象を吸引する操作が行い易いというメリットがある。このタイプのマグネットプレートにおいては、マトリクス状に配置された複数のウェルと一対一の関係でマトリクス状に複数のマグネットが配置される。このため、あるウェルに対応して配置されたマグネットが、隣接する他のウェルとも比較的近い位置に配置されることになる。このため、ウェルとマグネットの位置関係がわずかにずれるとマグネットが隣接する他のウェルにも磁力の影響を与える。このような状態は、ウェル内において磁気ビーズを片側の1箇所に集めることを妨げることになる。したがって、このタイプのマグネットプレートにおいては、試料の分離精度を高めるために、マグネットの配置の精度を高める必要がある。あるいは、隣接するウェルに対するマグネットの影響を低減させるために、磁力の弱いマグネットを使用するなどの工夫が必要である。
【0006】
本発明の目的は、マグネットプレートにおいて、隣接するウェルに対するマグネットの影響を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面に従うマグネットプレートは、複数のウェルを有するウェルプレートが載置され、磁力を利用して試料を分離するマグネットプレートであって、ウェルプレートが載置されたとき、1または複数のウェルに対応して、1または複数のウェルの側部に配置されるマグネットを備える。1または複数のウェルの側部に配置されたマグネットと、1または複数のウェルに隣接する他のウェルとの間に磁性体部材が配置される。
【0008】
本発明の他の局面に従う分離装置は、複数のウェルを有するウェルプレートと、磁力を利用して試料を分離するマグネットプレートとを備える。マグネットプレートは、1または複数のウェルに対応して、1または複数のウェルの側部に配置されるマグネットを有し、1または複数のウェルの側部に配置されたマグネットと、1または複数のウェルに隣接する他のウェルとの間に磁性体部材が配置される。
【0009】
本発明は、また、上記のマグネットプレートを用いる自動分注機にも向けられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、マグネットプレートにおいて、隣接するウェルに対するマグネットの影響を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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