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公開番号2025115202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009608
出願日2024-01-25
発明の名称磁性異物除去装置
出願人日本永磁株式会社
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類B03C 1/247 20060101AFI20250730BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】磁性異物を含む粉粒体又は流体から、磁性異物を連続的に且つ長期に亘って除去できる、磁性粉体除去装置を提供する。
【解決手段】この磁性異物除去装置10は、磁性異物を含む粉粒体又は流体から、磁性異物を磁場によって吸着除去するものであって、粉粒体又は流体を導入する導入口21及び粉粒体又は流体を排出する排出口23を有するケーシング20と、環状をなすと共に、ケーシング20の内部空間R1において回転軸40を介して回転可能に支持されて、回転手段により所定方向に回転して、磁性異物を吸着除去する環状磁性部材30と、環状磁性部材30が吸着除去した磁性異物を、環状磁性部材30から吸引して除去する、吸引構造とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
磁性異物を含む粉粒体又は流体から、前記磁性異物を磁場によって吸着除去する、磁性異物除去装置であって、
前記粉粒体又は流体を導入する導入口、及び、前記粉粒体又は流体を排出する排出口を有するケーシングと、
環状をなすと共に、前記ケーシングの内部空間において回転軸を介して回転可能に支持されて、回転手段により所定方向に回転して、前記磁性異物を吸着除去する環状磁性部材と、
前記環状磁性部材が吸着除去した前記磁性異物を、前記環状磁性部材から吸引して除去する、吸引構造とを有することを特徴とする磁性異物除去装置。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記吸引構造は、前記環状磁性部材の径方向所定箇所を覆うフードと、該フード内の空気を吸引する吸引手段とを有している請求項1記載の磁性異物除去装置。
【請求項3】
前記環状磁性部材は、前記回転軸の軸方向に複数配置されており、
前記フードは、各環状磁性部材の径方向所定箇所をそれぞれ覆う複数のものからなる請求項2又は3記載の磁性異物除去装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性異物を含む粉粒体や流体から磁性異物を磁場によって吸着除去するための、磁性異物除去装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、小麦粉等の食品原料や、電池に用いられる複合酸化物等となる粉粒体や流体には、異物の混入は厳密に排除されなければならない。このような粉粒体から磁性異物を除去する装置として、例えば、粉粒体が投入されるケーシングと、その内部に配置されるマグネットとを有するものが知られている。また、磁性異物の吸着効率を高めるため、ケーシング内でマグネットを回転させる装置(ロータリーマグネット装置)も実用化されている。
【0003】
上記のロータリーマグネット装置では、使用に伴ってマグネット表面に磁性異物が付着するので、吸着効率が低下する。そのため、定期的にマグネット表面から磁性異物を除去して、マグネットを清掃する必要がある。この場合、ロータリーマグネット構造の動作を一旦停止した後、ケーシング内からマグネットを取り出して、マグネット表面が磁性異物を除去して清掃する。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、ジョイントケーシングと、該ジョイントケーシング内に、支持円板を介してその円周上等配に配置され、駆動源により回転動作する複数のマグネットバーと、ジョイントケーシングに連通接続されたダストボックスと、ダストボックスへマグネットバーを引き込むエアシリンダーと、マグネットバー表面から磁性粉を掻き取るスクレーパとを備える、磁性粉の除去装置が記載されている。
【0005】
そして、マグネットバー表面の磁性粉を取り除く際には、駆動源をOFFにしてマグネットバーの回転を停止した後、エアシリンダーを動作させて、ダストボックス内にマグネットバーを引き込む過程において、スクレーパがマグネットバー表面に付着した磁性粉を掻き取るようになっている(特許文献1の段落0034,0035参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-136785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1の除去装置では、マグネットバー表面の磁性粉を取り除く際には、駆動源をOFFにして、マグネットバーの回転を一旦停止している。そのため、マグネットバー表面からの、磁性粉の取り除き作業の度に、マグネットバーによる磁性粉の除去作業が中断してしまっていた。このような場合、粉粒体等から磁性異物を連続的に長期に亘って除去しなければならない際に(例えば、EV車両用電池等の分野等)、対応することが困難となる。
【0008】
したがって、本発明の目的は、磁性異物を含む粉粒体又は流体から、磁性異物を連続的に且つ長期に亘って除去することができる。磁性異物除去装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、磁性異物を含む粉粒体又は流体から、前記磁性異物を磁場によって吸着除去する、磁性異物除去装置であって、前記粉粒体又は流体を導入する導入口、及び、前記粉粒体又は流体を排出する排出口を有するケーシングと、環状をなすと共に、前記ケーシングの内部空間において回転軸を介して回転可能に支持されて、回転手段により所定方向に回転して、前記磁性異物を吸着除去する環状磁性部材と、前記環状磁性部材が吸着除去した前記磁性異物を、前記環状磁性部材から吸引して除去する、吸引構造とを有することを特徴とする。
【0010】
上記発明によれば、導入口からケーシング内に粉粒体又は流体が導入されると、環状磁性部材が回転手段により回転しながら、粉粒体又は流体から磁性異物を吸着除去すると共に、吸引構造が環状磁性部材から磁性異物を吸引して除去するので、磁性異物を含む粉粒体又は流体からの、磁性異物の吸着除去と、環状磁性部材の清掃とが同時に行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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