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公開番号2025081837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194873
出願日2023-11-16
発明の名称スローピングシュート、シュート装置及び、粒状物の分級方法
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B03C 1/08 20060101AFI20250521BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】振動篩の分級効率を高めることが可能なスローピングシュート等を提供する。
【解決手段】 スローピングシュートは、磁性を有する粒状物が供給される供給口と、前記粒状物が排出される排出口と、前記供給口及び、前記排出口を接続する接続部と、を有する。前記接続部は、前記供給口から前記排出口に向かって下方に傾斜して設けられかつ、前記傾斜方向からみて左右方向に磁力を発生させる磁気発生部を有する。前記磁気発生部は、少なくとも一方の前記左右方向の前記接続部の端部向けて前記磁力を発生させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁性を有する粒状物が供給される供給口と、前記粒状物が排出される排出口と、前記供給口及び、前記排出口を接続する接続部と、を有するスローピングシュートであって、
前記接続部は、前記供給口から前記排出口に向かって下方に傾斜して設けられかつ、当該傾斜方向からみて左右方向に磁力を発生させる磁気発生部を有し、
前記磁気発生部は、少なくとも一方の前記左右方向の前記接続部の端部に向けて前記磁力を発生させる、スローピングシュート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記磁気発生部は、前記傾斜方向からみて左右方向に対して角度をなして設けられている、請求項1に記載のスローピングシュート。
【請求項3】
前記磁気発生部は、前記傾斜方向からみた左右方向おいて前記粒状物が供給される位置に応じて、当該左右方向における前記磁力を発生させる、請求項1に記載のスローピングシュート。
【請求項4】
前記磁気発生部は、前記傾斜方向からみた左右方向おいて前記粒状物が供給される位置に応じて、当該左右方向における前記磁力を発生させる、請求項2に記載のスローピングシュート。
【請求項5】
前記磁気発生部は、前記粒状物の粒径分布に応じた前記磁力を発生させる、請求項1~4のいずれかに記載のスローピングシュート。
【請求項6】
前記磁気発生部は、前記磁力を発生させる電磁石と、前記電磁石に供給する電力を調整する調整部と、を有する、請求項1~4のいずれかに記載のスローピングシュート。
【請求項7】
前記磁気発生部は、前記磁力を発生させる電磁石と、前記電磁石に供給する電力を調整する調整部と、を有する、請求項5に記載のスローピングシュート。
【請求項8】
磁性を有する粒状物を供給する装入シュートと、前記粒状物を分級する篩と、前記装入シュート及び、前記篩の間に設けられるスローピングシュートと、を有する、シュート装置であって、
前記スローピングシュートは、前記装入シュートから前記粒状物が供給される供給口と、前記粒状物が排出される排出口と、前記供給口及び、前記排出口を接続する接続部と、を有するスローピングシュートであって、
前記接続部は、前記供給口から前記排出口に向かって下方に傾斜して設けられかつ、当該傾斜方向からみて左右方向に磁力を発生させる磁気発生部を有する、シュート装置。
【請求項9】
磁性を有する粒状物を篩にかけて分級する、粒状物の分級方法であって、
前記粒状物の粒径分布を取得する取得ステップと、
前記篩に前記粒状物を供給するスローピングシュートに、前記粒状物の前記粒径分布に応じた磁力を発生させる磁気発生ステップと、
前記スローピングシュートに前記磁力が発生されている状態で、前記スローピングシュートに前記粒状物を供給する供給ステップと、
前記篩によって前記スローピングシュートから供給された前記粒状物を分級する分級ステップと、を有する、粒状物の分級方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スローピングシュート、シュート装置及び、粒状物の分級方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
鉄鉱石や焼結鉱等の製鉄に用いられる原料には、様々な成分が含まれているため、磁性を有するものと、磁性を有しないものとに選別することが行われている。このような選別には、磁力を用いて行われており、例えば、原料を搬送するコンベアのガイドロールの内周面に沿って複数の磁石を周方向に間隔を設けかつ、互いに隣接する磁石が異磁極の関係となるように設けることが行われている(特許文献1参照)。
【0003】
また、鉄鉱石や焼結鉱等の製鉄に用いられる原料は、ベルトコンベアや、当該ベルトコンベアと他の装置間を接続するシュート等の搬送装置を用いて搬送される。シュートに接続される装置の一例としては、焼結鉱を製造する焼結機等が挙げられる。焼結機では、原料が装入される際に、微粉材料が一様に含まれていると、通気性が悪化し、歩留まりが悪くなる。そこで、磁性を有する微粉材料を原料の上層に偏在させ、焼結反応を早期に終了させることが行われている。このような原料の装入の一例としては、背面に磁石を配設してなるシュートを介して焼結機のパレット上に装入することが行われている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-131869号公報
特開2016-89268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、鉄鉱石や焼結鉱等の製鉄に用いられる原料は、振動篩を用いて分級されてから用いられる場合がある。振動篩の効率的な分級の観点からは、当該原料が一様に振動篩に供給されることが好ましい。しかしながら、振動篩に接続されるシュートの幅は、振動篩よりも短く形成されることが多く、原料が偏在して供給されることもある。このため、分級効率が低下する問題がある。
【0006】
この問題に対して、特許文献1の原料の選別方法を用いても、磁性を有する原料が選別されるものの、篩上に原料が偏在する問題は依然として存在する。
【0007】
また、特許文献2のように、微粉材料を原料の上層に偏在させた場合であっても、篩上に原料が偏在する問題は依然として存在する。
【0008】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、振動篩の分級効率を高めることが可能なスローピングシュート等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は以下の特徴を有する。
【0010】
[1]
磁性を有する粒状物が供給される供給口と、前記粒状物が排出される排出口と、前記供給口及び、前記排出口を接続する接続部と、を有するスローピングシュートであって、
前記接続部は、前記供給口から前記排出口に向かって下方に傾斜して設けられかつ、当該傾斜方向からみて左右方向に磁力を発生させる磁気発生部を有し、
前記磁気発生部は、少なくとも一方の前記左右方向の前記接続部の端部向けて前記磁力を発生させる、スローピングシュート。
[2]
前記磁気発生部は、前記傾斜方向からみて左右方向に対して角度をなして設けられている、[1]に記載のスローピングシュート。
[3]
前記磁気発生部は、前記傾斜方向からみた左右方向おいて前記粒状物が供給される位置に応じて、当該左右方向における前記磁力を発生させる、[1]又は[2]に記載のスローピングシュート。
[4]
前記磁気発生部は、前記粒状物の粒径分布に応じた前記磁力を発生させる、[1]~[3]のいずれかに記載のスローピングシュート。
[5]
前記磁気発生部は、前記磁力を発生させる電磁石と、前記電磁石に供給する電力を調整する調整部と、を有する、[1]~[4]のいずれかに記載のスローピングシュート。
[6]
磁性を有する粒状物を供給する装入シュートと、前記粒状物を分級する篩と、前記装入シュート及び、前記篩の間に設けられるスローピングシュートと、を有する、シュート装置であって、
前記スローピングシュートは、前記装入シュートから前記粒状物が供給される供給口と、前記粒状物が排出される排出口と、前記供給口及び、前記排出口を接続する接続部と、を有するスローピングシュートであって、
前記接続部は、前記供給口から前記排出口に向かって下方に傾斜して設けられかつ、当該傾斜方向からみて左右方向に磁力を発生させる磁気発生部を有する、シュート装置。
[7]
磁性を有する粒状物を篩にかけて分級する、粒状物の分級方法であって、
前記粒状物の粒径分布を取得する取得ステップと、
前記篩に前記粒状物を供給するスローピングシュートに、前記粒状物の前記粒径分布に応じた磁力を発生させる磁気発生ステップと、
前記スローピングシュートに前記磁力が発生されている状態で、前記スローピングシュートに前記粒状物を供給する供給ステップと、
前記篩によって前記スローピングシュートから供給された前記粒状物を分級する分級ステップと、を有する、粒状物の分級方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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