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公開番号2025072357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2024227111,2023060627
出願日2024-12-24,2014-04-23
発明の名称装置およびプログラム
出願人株式会社ユピテル
代理人
主分類G08B 21/00 20060101AFI20250430BHJP(信号)
要約【課題】冗長な機構を設置する必要がなく、容易に設置できる、不適切な操作による被害を軽減するための装置を提供する。
【解決手段】本発明の装置は、車載機器が利用可能に設置された車両に対する不適切な操作を検出する誤操作検出部と、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、当該不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う被害抑制制御部とを備える。そして、誤操作検出部および被害抑制制御部の少なくとも一方は、車載機器への入力信号または車載機器からの出力信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく送信または受信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に対する不適切な操作を検出する検出機能と、
前記不適切な操作を検出した場合は、不適切な操作を検出したことを前記車両内の運転手だけでなく前記車両の周囲にも報知する報知機能と、
を備える装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記車両には、盗難防止のために盗難防止用の音声を出力する盗難防止装置が設けられており、
前記報知機能は、不適切な操作を検出したことを前記車両の周囲に報知すべく、盗難防止のためでなくても、前記盗難防止装置に前記盗難防止用の音声を出力させる機能である
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
コンピュータを請求項1または2に記載の装置として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両に設置された車載機器を利用して、不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両の誤操作によって生じる被害・損害を抑制するべく、従来から、アクセルペダルを誤って踏み込んだ際に生じる車両の急加速を防止する技術が開発されている。例えば特許文献1は、駐車場でアクセルペダルが急に踏み込まれた場合に、スロットルを制御して急加速を防止する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-107602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の手法では、誤った操作を検出する機構や誤った操作による被害・損害を抑制する機構を新たに車両に設置する必要があった。例えば、車両に既に設置されている車載機器が誤った操作を検出し得る機能を有する場合でも、当該車載機器とは別に新たに誤った操作を検出する機構を設置するので、設置が複雑になるとともに、機能的に冗長な構成となっている。
【0005】
そこで、本発明は、冗長な機構を設置する必要がなく、容易に設置できる、不適切な操作による被害を軽減するための装置を提供することを目的とする。この目的は、例えば特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は例えば本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の装置は、車載機器が利用可能に設置された車両に対する不適切な操作を検出する誤操作検出部と、誤操作検出部が不適切な操作を検出した場合に、当該不適切な操作によって生じる被害を抑制するための制御を行う被害抑制制御部とを備える。そして、誤操作検出部および被害抑制制御部の少なくとも一方は、車載機器への入力信号または車載機器からの出力信号を、当該車載機器での用途とは異なる用途に利用すべく送信または受信する。
【0007】
このようにすれば、、既設の車載機器の機能を有効に利用することができ、冗長な機構を設置することなしに車両に不適切な操作によって生じる被害を抑制する機構を導入することができる。例えば、既設の車載機器が不適切な操作の検出に利用することができる検出手段を備える場合、当該検出手段を車載機器における本来の使用目的ではなく不適切な操作の検出に転用することで、検出手段を重複して設けることを避けることができる。また、例えば、既設の車載機器が車速を制御可能な機構を備える場合には、当該機構を車載機器における本来の使用目的ではなく不適切な操作によって生じる被害を抑制するために使用することで、類似の機構を重複して設けることを避けることができる。
【0008】
「車載機器での用途」としては、例えば当該車載機器本来の用途とするとよい。例えば車載機器が盗難防止装置の場合には盗難を防止するという用途、例えば車載機器がレーダ探知機の場合にはレーダ式速度測定器、自動速度違反取締装置(通称“オービス”)などの設置位置への接近を運転者に知らせる用途とするとよい。
【0009】
「異なる用途」としては、例えば車載機器本来の用途以外の用途とするとよい。例えば車載機器が盗難防止装置の場合に盗難防止装置をアクセルの踏み込み過ぎの検出に用いるという用途、例えば車載機器がレーダ探知機の場合にレーダ探知機を自車位置が駐車場であることの検出に用いるという用途とするとよい。
【0010】
(2)好ましくは、本発明の装置では、所定の条件を満足しているときに誤操作検出部および被害抑制制御部の機能を有効にする有効化制御部をさらに備えるとよい。(3)所定の条件は、車両が徐行している状態または停車した状態であるとよい。(4)この場合、所定の条件は、例えば、ドアを閉めてから所定時間が経過していないこと、エンジンを始動してから所定時間が経過していないこと、車速が所定の範囲であること、エンジン回転数がアイドリング状態の回転数であること、およびスロットル開度が所定値以下であること、シフトが動いたときから所定時間が経過していないこと、のうちの少なくとも1つを用いて判断されるとよい。特に、所定の条件を満足しているときに限り 誤操作検出部および被害抑制制御部の機能を有効にする有効化制御部をさらに備えるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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