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公開番号
2025073559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184472
出願日
2023-10-27
発明の名称
発信機
出願人
ニッタン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20250502BHJP(信号)
要約
【課題】保護板を押圧した際に傾いても安定して平行移動させて確実にスイッチをオンさせることができるとともに強い力で操作しても破損のおそれがない押しボタン式スイッチを有する発信機を提供する。
【解決手段】外方からの押込み操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、面状をなす押圧部を有し押しボタンスイッチの外方に位置するように配置された保護板とを備え、保護板が押し込まれることで押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機において、保護板は被ガイド部を備え、本体部には被ガイド部を保護板の押込み方向に移動可能に案内するガイド部材が設けられ、ガイド部材には被ガイド部の外面に接触可能な接触片が複数個設けられ、複数個の接触片が弾性力で保護板の中心に向かって被ガイド部の外面へ押圧されるように構成した。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
外方からの押込み操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、面状をなす押圧部を有し前記押しボタンスイッチの外方に位置するように配置された保護板と、を備え、前記保護板が押し込まれることで前記押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機であって、
前記保護板は被ガイド部を備え、
前記本体部には、前記被ガイド部を前記保護板の押込み方向に移動可能に案内するガイド部材が設けられ、
前記ガイド部材には、前記被ガイド部の外面に接触可能な接触片が前記被ガイド部を囲むようにして複数個設けられ、複数個の前記接触片が弾性力で前記保護板の中心に向かって前記被ガイド部の外面へ押圧されるように構成されていることを特徴とする発信機。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記接触片は、前記ガイド部材に一対のスリットを設けることで形成された弾性変形可能な板バネであることを特徴とする請求項1に記載の発信機。
【請求項3】
前記接触片は、前記被ガイド部の外面に対向するように配設されたプレート部材からなり、前記プレート部材と前記被ガイド部の外面との間に配設されたバネ部材の弾性力によって、前記保護板の中心に向かって前記被ガイド部の外面へ押圧されていることを特徴とする請求項1に記載の発信機。
【請求項4】
前記保護板の背部には、当該保護板を前記押込み方向と逆方向へ付勢するバネ部材が配設され、
前記被ガイド部の前記保護板の押込み方向の端部には、前記ガイド部材の縁部に係合可能な飛び出し防止用の爪部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発信機。
【請求項5】
中央に開口を有し前記本体部の外方に配置された前面パネル部を備え、
前記前面パネル部の前記開口には、面状をなす押圧部および該押圧部の背面に設けられたロッド部を有し当該ロッド部の端部が前記保護板の押圧部に当接するように外保護板が配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発信機。
【請求項6】
前記前面パネル部は透光性を有する部材で構成され、前記前面パネル部の内側であって前記本体部の前部には発光手段が配設され、前記発光手段から出射された光が前記前面パネル部に入射されて前面より放出されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の発信機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建物の壁部に設けられ火災発生時に操作されることで警報を発するための火災報知用の発信機に利用して有効な技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
建物内部には火災の発生を知らせるために、火災報知システムが設けられている。火災報知システムは、火災感知器や押しボタン式スイッチを備えた手動の火災報知用の発信機、受信機、火災報知用のベル、表示灯などから構成され、このうち火災報知用の発信機は建物の廊下等の壁面に適切な高さで設置されている。火災発生時には、発見者が火災報知用の発信機の押しボタンを強く押して内部のスイッチをオンさせることにより、火災発生を知らせる信号が受信機に伝送されると共に、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し火災発生を知らせることができる。
【0003】
従来の火災報知用発信機は、室内露出部分を覆う円盤状の前面パネル部を発信機本体の前面に備えたものが一般的であり、発信機本体は内部に押しボタン式スイッチを備えている。また、従来の火災報知用発信機においては、図8に示すように、発信機の前面の中央に配設されている押しボタンBが一端(図では下端)に設けられた支点部Fを中心として傾動して内部のスイッチSWをオンさせる傾動式の構成のものや押しボタン(押圧保護板)を平行移動させるスライド式の構成のものがあった。
なお、スライド式の押しボタンを有する火災報知用発信機に関する発明としては、例えば特許文献1や2に記載されているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平04-85699号公報
特開2014-153993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、傾動式の押しボタンにあっては、指で押圧した際に押しボタンの前面が傾いて指を滑らせてしまい、前面パネルの開口の隙間に指先が入り込んで不快感を与えるおそれがあった。
一方、スライド式の押しボタンを有する特許文献1の発信機においては、押圧保護板の4か所に後方へ向けて突出するガイド片を設けるとともに、本体側にガイド部を設けた構造であるため、ガイド部材が変形し易く保護板を指で押圧した際の安定性が悪く耐久性も低いとともに、押しボタンの径が大きいと押しボタンが押圧された際に中心からずれた位置に強い力が作用することがあり、ガイド片が破損するおそれがある。
【0006】
また、特許文献2の発信機においては、図5(A)に示すように摺動体Sの中心からずれた位置に押圧力が作用すると、図5(B)に示すように摺動体Sが斜めになり、丸印K1.K2で示すような個所で引っかかり(所謂「かじり」)が生じて奥まで移動できず、内部のスイッチがオンしないおそれがある。そこで、摺動体Sと摺動体を案内するガイド部材16dとの隙間をゼロに近づけることで、水平に移動して内部のスイッチを確実にオンさせる構造を実現することが考えられるが、このような構造を実現するには、加工精度を高めて部品の寸法を極限まで管理しなくてはならずコストアップを招くという課題がある。
【0007】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、保護板を押圧した際に保護板が傾いても安定して平行移動させて確実にスイッチをオンさせることができるとともに、強い力で押込み操作しても破損のおそれがない発信機を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、部品の寸法を極限まで管理しなくても、保護板を押し込んだ際に保護板が傾いても安定して平行移動させて確実にスイッチをオンさせることができる発信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、
外方からの押込み操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、面状をなす押圧部を有し前記押しボタンスイッチの外方に位置するように配置された保護板と、を備え、前記保護板が押し込まれることで前記押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機において、
前記保護板は被ガイド部を備え、
前記本体部には、前記被ガイド部を前記保護板の押込み方向に移動可能に案内するガイド部材が設けられ、
前記ガイド部材には、前記被ガイド部の外面に接触可能な接触片が前記被ガイド部を囲むようにして複数個設けられ、複数個の前記接触片が弾性力で前記保護板の中心に向かって前記被ガイド部の外面へ押圧されるように構成したものである。
【0009】
上記構成によれば、複数個の接触片が弾性力で保護板の中心に向かって被ガイド部の外面へ押圧されているため、保護板を押し込んだ際に保護板が傾いても安定した姿勢で平行移動されて確実にスイッチをオンさせることができる。また、保護板には後方へ向けて突出するガイド片のような脆弱な部位がないため、強い力で保護板を押込み操作しても破損のおそれを低減することができる。さらに、保護板の被ガイド部と本体側のガイド部材との間に隙間があっても、複数個の接触片が弾性力で保護板の中心に向かって被ガイド部の外面へ押圧されるため、部品の寸法を極限まで管理しなくても、保護板を押し込んだ際に保護板が傾いても安定して平行移動させて確実にスイッチをオンさせることができる。
【0010】
ここで、望ましくは、前記接触片は、前記ガイド部材に一対のスリットを設けることで形成された弾性変形可能な板バネであるようにする。
かかる構成によれば、部品点数を増加させることなく、保護板を押し込んだ際に保護板が傾いても安定した姿勢で平行移動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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