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公開番号2025073200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183753
出願日2023-10-26
発明の名称開き戸駆動ユニット
出願人余合ホーム&モビリティ株式会社,エース産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E05F 15/60 20150101AFI20250502BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】リニアモータによる開き戸の駆動をしやすくできる開き戸駆動ユニットを提供する。
【解決手段】開き戸駆動ユニットは、リニアモータと、リンク部材8とを備える。リニアモータは、開き戸100が設けられる壁部200の上部に、可動子5が壁部200の左右方向に沿って直線移動するように設けられる。リンク部材8は、一端9が壁部200の側において上下方向の軸回りに回転可能に支持され、他端11が開き戸100の側において開き戸100に対して相対的に移動可能に支持される。リンク部材8はカム溝12を有する。カム溝12には係合部としてのカムピン15が嵌入される。可動子5の移動に伴いカムピン15がカム溝12に沿って移動する。カムピン15の移動に伴い、リンク部材8が回転する。リンク部材8の回転に伴い、開き戸100を回転させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
開き戸により開閉される開口を形成する開口部材に取り付けられて、前記開口の左右方向に沿って直線移動可能に設けられる可動子を有し、前記可動子を駆動するリニアモータと、
一端が前記開口部材の側において上下方向の軸回りに回転可能に支持され、他端が前記開き戸の側において前記開き戸に対して相対的に移動可能に支持される、カム溝を有したリンク部材と、
前記開き戸に取り付けられ、前記リンク部材の前記他端を前記開き戸に対して相対的に移動可能に支持する支持部と、
前記可動子に支持されて、前記カム溝に係合する係合部とを備え、
前記可動子の直線移動に伴い前記係合部を前記カム溝に沿って移動させ、前記係合部の移動に伴い、前記リンク部材を、前記他端と前記開き戸との相対的な移動を伴いつつ前記軸回りに回転させ、前記リンク部材の回転に伴い前記開き戸を回転させる、
開き戸駆動ユニット。
続きを表示(約 54 文字)【請求項2】
前記カム溝は曲線部を含む形状に形成される請求項1に記載の開き戸駆動ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上下方向の軸回りに回転する開き戸を駆動する開き戸駆動ユニットに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
開き戸を駆動する装置として下記特許文献1の提案がある。特許文献1の装置では、リニアモータがドア(開き戸)の定置部材の上に取り付けられる。リニアモータの回転子板(可動部材)がドアの上方に取り付けられたフレームないしはシャシに取り付けられている。ドア上に取り付けられているローラピンが上記回転子板に設けられているカム溝と係合されている。そして、回転子板が定置部材の左右方向に移動することで、ローラピンがカム溝内を移動し、その移動に伴い開き戸を回転させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭46-29号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1の技術は、開き戸の回転軸と、リニアモータの駆動力が開き戸に作用する点(ローラピンの位置)との距離が短いため、リニアモータの駆動力を大きくしないと、開き戸を開閉できない。
【0005】
そこで、本発明は、リニアモータによる開き戸の駆動をしやすくできる開き戸駆動ユニットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の開き戸駆動ユニットは、
開き戸により開閉される開口を形成する開口部材に取り付けられて、前記開口の左右方向に沿って直線移動可能に設けられる可動子を有し、前記可動子を駆動するリニアモータと、
一端が前記開口部材の側において上下方向の軸回りに回転可能に支持され、他端が前記開き戸の側において前記開き戸に対して相対的に移動可能に支持される、カム溝を有したリンク部材と、
前記開き戸に取り付けられ、前記リンク部材の前記他端を前記開き戸に対して相対的に移動可能に支持する支持部と、
前記可動子に支持されて、前記カム溝に係合する係合部とを備え、
前記可動子の直線移動に伴い前記係合部を前記カム溝に沿って移動させ、前記係合部の移動に伴い、前記リンク部材を、前記他端と前記開き戸との相対的な移動を伴いつつ前記軸回りに回転させ、前記リンク部材の回転に伴い前記開き戸を回転させる。
【0007】
これによれば、リニアモータの可動子の移動によりリンク部材を回転させ、そのリンク部材の回転モーメントを開き戸に作用させることで、開き戸を回転させる。これによって、開き戸を駆動しやすくできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
壁部に設けられた開き戸及びそれを駆動する開き戸駆動ユニットの正面図である。
図1のA部の拡大図である。
開き戸、開き戸駆動ユニット及び壁部を上方から見た図であって、開き戸が閉じた状態の図である。
開き戸、開き戸駆動ユニット及び壁部を上方から見た図であって、開き戸が開閉動作する途中の状態の図である。
開き戸、開き戸駆動ユニット及び壁部を上方から見た図であって、開き戸が開いた状態の図である。
開き戸、開き戸駆動ユニット及び壁部の斜視図であって、開き戸が閉じた状態の図である。
開き戸、開き戸駆動ユニット及び壁部の斜視図であって、開き戸が開閉動作する途中の状態の図である。
開き戸、開き戸駆動ユニット及び壁部の斜視図であって、開き戸が開いた状態の図である。
実施例の開き戸駆動ユニット及び開き戸を上方から見た図であって、リニアモータの推力を求めるための各変数又は定数の定義を説明する図である。
比較例の開き戸駆動ユニット及び開き戸を上方から見た図である。
実施例及び比較例における可動子の移動量(リニア移動量)と推力の関係を示す図である。
実施例と比較例における可動子の移動量(リニア移動量)と推力変化率との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1に示す開き戸100は、空間を仕切る開口部材としての壁部200に、上下方向を向いた回転軸線L1回りに回転可能に取り付けられる。回転軸線L1は開き戸100の左右方向における一方の端部100aの近傍に設定される。開き戸100は、回転軸線L1回りに回転することで、壁部200が形成する開口201(図3~図5、図7、図8も参照)を開閉する。開き戸100は、回転軸線L1を規定する取付部202(図7参照)により、壁部200に取り付けられる。取付部202は、例えば、開き戸100の左右方向における一方の端部100aの上部及び下部のそれぞれに取り付けられる。また、開き戸100は、図1の紙面の奥側に向かって開く。図3~図5の上面図を参照すれば、開き戸100は、開く際には回転軸線L1の位置を中心Oとした時計回りに回転し、閉じる際には反時計回りに回転する。なお、図3~図5では、後述のリンク部材8よりも上方に位置する後述のリニアモータ2(可動子5)を想像線で図示している。また、壁部200を、リンク部材8及び支持部13よりも下方位置で切った断面として図示している。
【0010】
図1に示すように、開き戸100を自動で回転させる開き戸駆動ユニット1(以下、単にユニットという場合がある)が設けられる。ユニット1は例えば既存の開き戸100及び壁部200に後付けされる。ユニット1は、図2に示すように、リニアモータ2を備える。リニアモータ2は、磁石の吸引及び反発を利用して直線方向に推力を得る装置である。ここで、図3に示すように、壁部2の両表面200a、200bのうち、開き戸100の開き方向A側に面した表面200aを第1表面、開き方向Aの反対側に面した表面200bを第2表面とする。リニアモータ2は、第2表面200bにおける開口201の上方位置に、ネジ等により後付けで取り付け可能に構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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