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公開番号2025073373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184100
出願日2023-10-26
発明の名称電子錠装置および施錠/解錠方法
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20250502BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】電子錠装置により認証処理を行うための情報を簡単に更新するとともにセキュリティ性を維持する。
【解決手段】本開示に係る電子錠装置は、携帯端末装置と通信を行う通信部と、電子錠装置が設置された領域に関する付加価値情報を記憶する記憶部と、通信部を介して取得した携帯端末装置の利用者の認証情報に基づいて利用者の認証を行う認証部と、認証部による認証が成功した場合に、扉の施錠または解錠を行う施解錠部と、認証部による認証が成功したことに応じて通信部を介して携帯端末装置に記憶部に記憶された付加価値情報を送信させる制御部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
携帯端末装置と通信を行う通信部と、
電子錠装置が設置された領域に関する付加価値情報を記憶する記憶部と、
前記通信部を介して取得した前記携帯端末装置の利用者の認証情報に基づいて利用者の認証を行う認証部と、
前記認証部による認証が成功した場合に、扉の施錠または解錠を行う施解錠部と、
前記認証部による認証が成功したことに応じて前記通信部を介して前記携帯端末装置に前記記憶部に記憶された前記付加価値情報を送信させる制御部と、
を備える、電子錠装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記記憶部は、施設に関連した施設情報、および前記施設のうち何れかの扉の位置を起点または中心とした周辺案内図または避難経路を表す扉関連情報を前記付加価値情報として記憶し、
前記制御部は、前記施解錠部による前記扉の解錠時に、前記施設情報および扉関連情報を前記携帯端末装置に送信させる、
請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項3】
前記記憶部は、複数の言語のそれぞれに対応した複数の付加価値情報を記憶し、
前記制御部は、前記施解錠部による前記扉の解錠時に、前記複数の言語のうち何れかの言語に対応した前記付加価値情報を前記携帯端末装置に送信させる、
請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項4】
前記記憶部は、利用者への伝言を示す伝言情報を記憶し、
前記制御部は、前記施解錠部による前記扉の解錠時に、前記伝言情報を前記携帯端末装置に送信させる、
請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項5】
前記記憶部は、前記扉に対応した部屋の見取り図情報を記憶し、
前記制御部は、前記施解錠部による前記扉の解錠時に、前記見取り図情報を前記通信部を介して前記携帯端末装置に送信させるように前記通信部を制御する、
請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記扉に対応した部屋における利用者の所属に対応した領域情報を記憶し、
前記制御部は、前記施解錠部による前記扉の解錠時に、前記携帯端末装置の利用者の所属に対応した領域情報を前記通信部を介して前記携帯端末装置に送信させるように前記通信部を制御する、
請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項7】
前記記憶部は、前記扉に対応した倉庫に保管された利用者に対応した物体情報を記憶し、
前記制御部は、前記施解錠部による前記扉の解錠時に、前記携帯端末装置の利用者に対応した前記物体情報を前記通信部を介して前記携帯端末装置に送信させるように前記通信部を制御する、
請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項8】
携帯端末装置から出力された電磁波により電力を発生するアンテナ部を備え、
前記認証部、前記施解錠部、および前記制御部は、前記アンテナ部により発生した電力を用いて起動する、請求項1に記載の電子錠装置。
【請求項9】
電子錠装置の記憶部に、電子錠装置が設置された領域に関する付加価値情報を記憶するステップと、
前記電子錠装置が、携帯端末装置と通信を行うステップと、
前記電子錠装置が、通信により取得した前記携帯端末装置の利用者の認証情報に基づいて利用者の認証を行うステップと、
前記電子錠装置が、認証が成功した場合に、扉の施錠または解錠を行うステップと、
前記電子錠装置が、認証が成功したことに応じて前記携帯端末装置に前記記憶部に記憶された前記付加価値情報を送信するステップと、
を含む施錠/解錠方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子錠装置および施錠/解錠方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子鍵と電子錠とが通信を行ってドアの施錠および解錠を制御する電子錠システムが知られている。従来の方法では、ホテルの部屋や倉庫のドアなどに取り付けられた電子錠における認証処理は、電子錠とサーバ装置等とがオンラインまたは非接触通信にて通信接続を行い、サーバ装置によって実行している。
【0003】
例えば、特許文献1に記載された解錠制御システムは、管理会社の管理コンピュータが、部屋ID、契約ID、有効利用期間、その他の様々なデータを記憶する。この解錠制御システムは、カード式のキーと、宿泊室のドアに設置される解錠制御装置を備える。カードキーは、部屋IDと、宿泊設備の有効利用期間とを記憶する。解錠制御装置は、部屋IDと契約IDとを記憶部に記憶し、カードキーから読み取った部屋IDおよび契約IDが、記憶されている部屋IDおよび契約IDとそれぞれ一致するか否かを認証する認証処理を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-026264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、ホテルなどの宿泊施設にチェックインした場合に、従来においては、フロントで部屋の鍵を受け取り、ホテル内の主要な設備(例えば、大浴場、食事処、避難経路、売店等でのサービス券の配付など)の説明を受けて、部屋へ案内されることが多い。
しかし、ホテルなどの宿泊施設の場合、増築等で複数の建物が連結されて複雑な経路となっているホテルも少なくない。また、大浴場や食事処などの場所は、フロントでの一度の説明だけでは分かりにくいこともある。さらに、フロントにおける従業員にとっては丁寧に説明すると時間がかかることもある。
また、避難経路などは、部屋のドアに地図が示されている場合が多いが、利用者によっては確認せずに過ごすことも多いので、非常時にすぐに確認できるような工夫が必要である。さらに海外の利用者の場合、館内案内や近場の観光案内などの資料が日本語、英語、中国語などの限られた言語の情報に限られるホテルが多く、また、紙によって情報提供されることがある。
さらに、例えば倉庫などにモノや書類を保管する場合に、保管量が増加するにしたがって、または保管時間が経過するにしたがって、保管物の種類や位置が不明となることがある。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電子錠装置が設置された施設管理者の負担を軽減するととともにユーザの利便性を高くすることができる電子錠装置、施錠/解錠方法、および電子錠システム提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は上述した課題を解決するためになされたもので、本開示の一態様は、携帯端末装置と通信を行う通信部と、電子錠装置が設置された領域に関する付加価値情報を記憶する記憶部と、通信部を介して取得した携帯端末装置の利用者の認証情報に基づいて利用者の認証を行う認証部と、認証部による認証が成功した場合に、扉の施錠または解錠を行う施解錠部と、認証部による認証が成功したことに応じて通信部を介して携帯端末装置に記憶部に記憶された付加価値情報を送信させる制御部と、を備える電子錠装置を提供する。
【0008】
本開示の一態様は、電子錠装置の記憶部に、電子錠装置が設置された領域に関する付加価値情報を記憶するステップと、電子錠装置が、携帯端末装置と通信を行うステップと、電子錠装置が、通信により取得した携帯端末装置の利用者の認証情報に基づいて利用者の認証を行うステップと、電子錠装置が、認証が成功した場合に、扉の施錠または解錠を行うステップと、電子錠装置が、認証が成功したことに応じて携帯端末装置に記憶部に記憶された付加価値情報を送信するステップと、を含む施錠/解錠方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、電子錠装置が設置された施設管理者の負担を軽減するととともにユーザの利便性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態における電子錠システムの一例を示す概略図である。
実施の形態における携帯端末装置および情報管理サーバ装置の機能的な構成の一例を示す概略図である。
実施の形態における電子錠装置の構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態におけるICチップの機能的な構成の一例を示す図である。
実施の形態における電子錠システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
実施の形態における電子錠システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
実施の形態における利用者、利用者ID、現暗号鍵、および次暗号鍵の関係を示す図である。
図8(A)は、実施の形態におけるICチップ120の機能的な他の構成の一例を示す図であり、図8(B)は、実施の形態における携帯端末装置200の機能的な他の構成の一例を示す図である。
実施の形態における電子錠システム1の他の動作の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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