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公開番号2025073615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184546
出願日2023-10-27
発明の名称空気調和システム
出願人日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類F24F 11/74 20180101AFI20250502BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】圧縮機の圧力の異常上昇を防ぎつつ、暖房運転が停止中の室内機の動作を適切に制御することを目的とする。
【解決手段】1台の室外機と、複数台の室内機とを含む空気調和システムであって、室外機は、圧縮機と、圧縮機の吐出圧力を検知する圧力センサと、暖房運転を行う室内機の台数が、空気調和システムが備える室内機の全数よりも少ない基準台数以下であって、かつ圧力センサにより検知された検知圧力値が予め定められた第1圧力閾値よりも大きい場合に、暖房運転を停止中の室内機の室内ファンを動作させる制御部とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
1台の室外機と、複数台の室内機とを含む空気調和システムであって、
前記室外機は、
圧縮機と、
前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧力センサと、
暖房運転を行う室内機の台数が、前記空気調和システムが備える前記室内機の全数よりも少ない基準台数以下であって、かつ前記圧力センサにより検知された検知圧力値が予め定められた第1圧力閾値よりも大きい場合に、暖房運転を停止中の室内機の室内ファンを動作させる制御部と
を備える、空気調和システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記検知圧力値が、前記第1圧力閾値よりも低い第2圧力閾値以下になるまで、暖房運転を停止中の前記室内機の前記室内ファンを動作させる、請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項3】
前記制御部は、暖房運転を停止中の前記室内機の前記室内ファンを、暖房運転中の前記室内機の室内ファンに比べて、低速で動作させる、請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記制御部は、暖房運転を停止中の前記室内機の前記室内ファンを動作させる場合に、当該室内機のルーバーを閉じた状態を維持する、請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記室内機の台数が前記基準台数以下であって、かつ前記検知圧力値が前記第1圧力閾値以上の場合に、暖房運転を停止中の前記室内機の定格能力情報に基づいて、動作を停止中の前記室内ファンを選択し、
選択した前記室内ファンを動作させる、請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項6】
前記制御部は、
前記暖房運転を行う前記室内機の台数が前記基準台数以下であって、かつ前記検知圧力値が前記第1圧力閾値以上の場合に、暖房運転を停止中の前記室内機の定格能力情報に基づいて、動作を停止中の前記室内ファンを1台選択し、
選択した前記室内ファンを動作させる、請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項7】
前記制御部は、
選択した前記室内ファンを動作させた状態で、前記検知圧力値が予め定められた第2圧力閾値よりも大きい場合に、さらに、前記定格能力情報に基づいて、動作を停止中の前記室内ファンを1台選択し、
選択した前記室内ファンをさらに動作させる、請求項6に記載の空気調和システム。
【請求項8】
前記制御部は、
前記暖房運転を行う前記室内機の台数が前記基準台数以下であって、かつ前記検知圧力値が前記第1圧力閾値以上の場合に、暖房運転を停止中の前記室内機の優先度に基づいて、動作を停止中の前記室内ファンを1台選択し、
選択した前記室内ファンを動作させる、請求項1に記載の空気調和システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
1台の室外機に対して複数台の室内機が並列に接続された空気調和システムが知られている。このような空気調和システムにおいては、各室内機は、独立に運転がオンオフされる。このような空気調和システムとして、特許文献1には、第1制御部が、第1室内機の運転中断に際して圧縮機が運転中である場合に、室内ファンを所定速度以上で運転すると共に、圧縮機が運転中である旨の運転中情報を、リモートコントロール装置を介して第2室内機に送信する技術が開示されている。これにより、第1室内機と共に、第2室内機もその室内ファンを所定速度以上で運転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-300175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように1台の室外機に複数台の室内機が接続された空気調和システムにおいては、暖房モードにおいて、運転する室内機が少ない場合には、凝縮器として機能する高圧側の室内機が少ないため、余剰冷媒の影響で高圧側の圧力が上昇しやすくなる。これにより、圧縮機保護の状態となり、アラーム等が発生し、運転が停止する場合もある。これに対し、特許文献1の技術においては、圧縮機の運転中は、空気調和機が備える2台の室内機の室内ファンを所定速度以上で運転することとし、圧縮機の圧力上昇を防いでいる。
【0005】
しかしながら、システムが備える室内機の台数が多くなった場合においては、暖房運転を継続している室内機の台数が比較的多い場合には、圧縮機の圧力の異常上昇は問題にならず、上記のような制御を行う必要はない。このように、暖房運転が停止中の室内機が動作した場合には、ユーザに不快感や違和感を与える可能性がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、1台の室外機に複数台の室内機が接続された空気調和システムにおいて、各室内機が独立に暖房運転のオンオフが可能な場合において、圧縮機の圧力の異常上昇を防ぎつつ、暖房運転が停止中の室内機の動作を適切に制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、1台の室外機と、複数台の室内機とを含む空気調和システムであって、前記室外機は、圧縮機と、前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧力センサと、暖房運転を行う室内機の台数が、前記空気調和システムが備える前記室内機の全数よりも少ない基準台数以下であって、かつ前記圧力センサにより検知された検知圧力値が予め定められた第1圧力閾値よりも大きい場合に、暖房運転を停止中の室内機の室内ファンを動作させる制御部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、圧縮機の圧力の異常上昇を防ぎつつ、暖房運転が停止中の室内機の動作を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
空気調和システムの全体構成図である。
空気調和システムにおける冷媒回路を示す図である。
複数の室内機の運転状態を示す図である。
圧力制御処理を示すフローチャートである。
変形例に係る圧力制御処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施形態に係る空気調和システム1の全体構成を示す図である。空気調和システム1は、1台の室外機10と、複数台の室内機20と、各室内機20に対応したリモートコントローラ30と、を備える。各室内機20は、例えば、異なる部屋に設置される。各室内機20には、ルーバー25が設けられており、空調運転時には、ルーバー25が開き、室内機20において熱交換された空気は、ルーバー25から室内に流れる。室外機10と各室内機20とは、通信ケーブルにより通信可能に接続される。また、各室内機20は、対応するリモートコントローラ30と、通信ケーブルにより通信可能に接続される。なお、他の例としては、室外機10と各室内機20の間は、無線通信を行うように構成されてもよい。室内機20とリモートコントローラ30の間も、無線通信を行うように構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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