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公開番号2025074644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185602
出願日2023-10-30
発明の名称発音器およびその製造方法
出願人株式会社デンソーエレクトロニクス,東北パイオニア株式会社,パイオニア株式会社
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H04R 1/06 20060101AFI20250507BHJP(電気通信技術)
要約【課題】端子金具の位置ずれを抑制する。
【解決手段】フレーム61は、搭載面641を有し、端子金具65は、フレーム61の搭載面641に配置され、フレーム61と端子金具65とを接続する接合部材660を有し、駆動部53は、フレーム61の他端部側の内面との間に隙間を有する状態で配置され、搭載面641は、搭載面641における法線方向に沿った方向がフレームの他端部側の開口部と同じ側とされており、駆動部63とフレームの他端部側の内面との間の隙間には、接合部材660と同じ材料で構成される接合部材620が配置されるようにする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
発音器であって、
一端部および他端部が開口された筒状のフレーム(61)と、
前記フレームの一端部側に支持されるダイヤフラム(62)と、
前記フレームの他端部側に支持され、前記ダイヤフラムを振動させる駆動部(63)と、
前記駆動部と電気的に接続されるリード線(64)と、
前記リード線と電気的に接続され、板状部材で構成される端子金具(65)と、
前記フレームを収容する筐体(1)と、を備え、
前記フレームは、搭載面(641)を有し、
前記端子金具は、前記フレームの搭載面に配置され、
前記フレームと前記端子金具とを接続する接合部材(660)を有し、
前記駆動部は、前記フレームの他端部側の内面との間に隙間を有する状態で配置され、
前記搭載面は、前記搭載面における法線方向に沿った方向が前記フレームの他端部側の開口部と同じ側とされており、
前記駆動部と前記フレームの他端部側の内面との間の隙間には、前記接合部材と同じ材料で構成される接合部材(620)が配置されている発音器。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記搭載面には、開口部が前記フレームの他端部側の開口部と同じ側に開口する凹部(642)が形成され、
前記端子金具は、一部が前記凹部に突き出す状態で前記フレームの搭載面に配置され、
前記フレームと前記端子金具とを接続する前記接合部材は、前記凹部にも配置され、前記端子金具のうちの、前記凹部の底面と対向する部分および前記凹部側と反対側に位置する部分と接続されている請求項1に記載の発音器。
【請求項3】
前記端子金具は、前記接合部材と接合される搭載部(651)と、前記搭載部から折り曲げられた突出部(652)とを有し、
前記搭載部には、圧入用凹部(651a)が形成されており、
前記フレームには、前記搭載面の面方向における一方向の長さが前記圧入用凹部よりも長くされた圧入部(643)が形成され、
前記圧入部は、前記搭載部の前記圧入用凹部に圧入されている請求項1に記載の発音器。
【請求項4】
前記端子金具は、前記接合部材と接合される搭載部(651)と、前記搭載部から折り曲げられた突出部(652)とを有し、
前記搭載部には、圧入用凹部(651b)が形成されており、
前記フレームには、前記搭載面の面方向における一方向と交差する他方向の長さが前記圧入用凹部よりも長くされた圧入部(644)が形成され、
前記圧入部は、前記搭載部の前記圧入用凹部に圧入されている請求項1に記載の発音器。
【請求項5】
前記端子金具は、前記接合部材と接合される搭載部(651)と、前記搭載部から折り曲げられた突出部(652)とを有し、
前記端子金具の前記突出部は、前記搭載部側の根本部(652a)と、前記根本部を挟んで前記搭載部と反対側に位置する先端部(652b)とを有し、
前記先端部は、板厚方向と交差する方向の幅が前記根本部よりも狭くされている請求項1に記載の発音器。
【請求項6】
前記筐体に収容される基板(7)と、
前記筐体に備えられ、前記基板と電気的に接続されると共に外部回路と接続されるターミナル(5)と、を備え、
前記端子金具の前記突出部は、前記搭載部と交差する方向に延設され、前記先端部が前記基板と電気的に接続されることで前記ターミナルと電気的に接続されている請求項5に記載の発音器。
【請求項7】
前記筐体に備えられ、外部回路と接続されるターミナル(5)を備え、
前記端子金具の前記突出部は、前記根本部が前記搭載部と交差する方向に延設されると共に、前記先端部が前記根本部と交差する方向に延設され、
前記ターミナルには、圧入用凹部(511)が形成され、
前記先端部は、前記ターミナルの圧入用凹部に圧入されている請求項5に記載の発音器。
【請求項8】
前記端子金具の先端部は、板厚方向が前記搭載部の板厚方向および前記根本部の板厚方向と異なる方向となるように折り曲げられている請求項7に記載の発音器。
【請求項9】
前記端子金具の先端部は、板厚方向が前記搭載部の板厚方向と同じ方向となるように折り曲げられている請求項7に記載の発音器。
【請求項10】
前記フレームは、前記搭載面のうちの端部に、前記搭載面の面方向に対する法線方向に沿って突出した壁部(645)が形成されている請求項1ないし9のいずれか1つに記載の発音器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発音器およびその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、特許文献1には、車両用警報器や車両用接近通報装置等に用いられる車両用の発音器が提案されている。具体的には、この発音器では、駆動部としてのボイスコイルに電流を流して、ボイスコイルに接続されたダイヤフラムを振動させることで音が発生するように構成されており、ボイスコイルが接続されたダイヤフラムは、フレームに搭載されている。そして、ボイスコイルは、フレームに備えられる端子金具とリード線を介して接続され、端子金具およびリード線を介して電流が流れるようになっている。なお、端子金具は、リード線と反対側の他端部が基板やターミナル等の他部材に接続される。
【0003】
この発音器では、フレームが樹脂成型品で構成されている。そして、端子金具は、フレームと一体成形されることでフレームに備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-139884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本発明者らの検討によれば、端子金具をフレームと一体成形した場合、樹脂成形中の寸法収縮等により、端子金具の位置ずれが発生する可能性があることが確認された。
【0006】
本開示は、端子金具の位置ずれを抑制することができる発音器およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの観点によれば、発音器は、一端部および他端部が開口された筒状のフレーム(61)と、フレームの一端部側に支持されるダイヤフラム(62)と、フレームの他端部側に支持され、ダイヤフラムを振動させる駆動部(63)と、駆動部と電気的に接続されるリード線(64)と、リード線と電気的に接続され、板状部材で構成される端子金具(65)と、フレームを収容する筐体(1)と、を備え、フレームは、搭載面(641)を有し、端子金具は、フレームの搭載面に配置され、フレームと端子金具とを接続する接合部材(660)を有し、駆動部は、フレームの他端部側の内面との間に隙間を有する状態で配置され、搭載面は、搭載面における法線方向に沿った方向がフレームの他端部側の開口部と同じ側とされており、駆動部とフレームの他端部側の内面との間の隙間には、接合部材と同じ材料で構成される接合部材(620)が配置されている。
【0008】
これによれば、端子金具は、接合部材にてフレームに固定されている。つまり、端子金具は、フレームが用意された後に後付けでフレームに固定される。このため、フレームを構成する際の寸法収縮の影響を受けなくなり、端子金具の位置ずれが発生することを抑制できる。
【0009】
また、搭載面は、搭載面における法線方向に沿った方向がフレームの他端部側と同じ側とされている。このため、端子金具とフレームとを接続する接合部材と、駆動部とフレームの他端部側の内面との間に配置される接合部材とを同じ工程で配置できる。したがって、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0010】
本開示の別の観点によれば、上記の発音器の製造方法では、搭載面を有するフレームを用意することと、搭載面に端子金具を配置することと、フレームに、フレームの他端部側の内面との間に隙間が構成される状態で駆動部を配置することと、フレームと端子金具とを接続する接合部材を配置してフレームと端子金具とを接続すると共に、駆動部とフレームの他端部側の内面との間の隙間に接合部材を配置することと、を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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