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公開番号
2025074658
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185626
出願日
2023-10-30
発明の名称
ストッパドグ及び搬送システム
出願人
株式会社椿本チエイン
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65G
35/06 20060101AFI20250507BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】牽引アタッチメントとストッパドグとの隙間をなくして台車の搬送時のガタツキを低減するとともに、搬送コンベアの減速・停止時や傾斜部の搬送時の台車の逸走を充分に防止することが可能なストッパドグ及び搬送システムを提供すること。
【解決手段】搬送コンベア101又は台車に設けられ牽引アタッチメントCに当接するプッシャドグ150に対し逆側で対向して牽引アタッチメントCに当接・離脱可能に配置されたストッパドグ110が、牽引アタッチメントCに当接する当接面112と揺動軸111とを有し、当接面112は、揺動軸111の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって小さくなるように形成された搬送当接部113と、搬送当接部113の最大揺動位置側に設けられ、揺動軸111の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって長くなるように形成され逸走防止部114とを有すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送コンベア又は台車に設けられ、台車又は搬送コンベアの牽引アタッチメントに当接するプッシャドグに対し逆側から対向して牽引アタッチメントに当接・離脱可能に配置され、牽引アタッチメントに当接する当接面と、前記当接面を待機位置と最大揺動位置との間で揺動させる揺動軸とを有するストッパドグであって、
前記当接面は、搬送当接部と、前記搬送当接部の最大揺動位置側に設けられた逸走防止部とを有し、
前記搬送当接部は、前記揺動軸の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって小さくなるように形成され、
前記逸走防止部は、前記揺動軸の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって長くなるように形成されていることを特徴とするストッパドグ。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記逸走防止部は、牽引アタッチメントに当接する平面部を有することを特徴とする請求項1に記載のストッパドグ。
【請求項3】
前記搬送当接部は、最大揺動位置側に、牽引アタッチメントにプッシャドグが当接した状態で揺動によって牽引アタッチメントに干渉せず通過可能な部分を有し、待機位置側に、牽引アタッチメントにプッシャドグが当接した状態で揺動によって牽引アタッチメントに干渉する部分を有することを特徴とする請求項1に記載のストッパドグ。
【請求項4】
前記逸走防止部は、全体が牽引アタッチメントにプッシャドグが当接した状態で揺動によって牽引アタッチメントに干渉せず通過可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のストッパドグ。
【請求項5】
搬送コンベアと、前記搬送コンベア又は台車に設けられ、台車又は搬送コンベアの牽引アタッチメントに当接する複数のプッシャドグと、前記プッシャドグに対し逆側から対向して牽引アタッチメントに当接・離脱可能に配置された複数のストッパドグとを有する搬送システムであって、
複数の前記ストッパドグは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のストッパドグを含むことを特徴とする搬送システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送コンベア又は台車に設けられ台車又は搬送コンベアの牽引アタッチメントに当接するプッシャドグに対し台車の搬送方向逆側で牽引アタッチメントに当接・離脱可能に配置されるストッパドグ、及び、該ストッパドグを有する搬送システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
作業用の台車等を水平搬送するため、台車又は台車の搬送路の下部に配置した搬送コンベアに設けられた牽引アタッチメントが、台車の搬送路に配置した搬送コンベア又は台車に設けられたプッシャドグとストッパドグに係脱して台車を牽引及びフリーにするように形成されている搬送システムが公知である。
例えば第4図に示すように、搬送システム500は、搬送コンベア501と、搬送コンベア501に設けられ台車の下部に設けられた牽引アタッチメントCに当接する複数のプッシャドグ550と、プッシャドグ550に対し台車の搬送方向逆側から対向して牽引アタッチメントCに当接・離脱可能に配置された複数のストッパドグ510とを有している。
【0003】
プッシャドグ550は、揺動軸551を中心として先端の押圧面552が上下に揺動可能に構成され、押圧面552が牽引アタッチメントCに当接して、搬送コンベア501の駆動により台車を搬送するように構成されている。
ストッパドグ510はプッシャドグ550と同様の形状で、揺動軸511を中心として先端の逸走防止部514が上下に揺動可能に構成され、搬送コンベア501の減速・停止時や傾斜部の搬送時に牽引アタッチメントCが押圧面552から離れて台車が逸走するのを防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平07-005314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ストッパドグ510は、プッシャドグ550の押圧面552が牽引アタッチメントCに当接した状態で上方に揺動して逸走防止部514が牽引アタッチメントCに対向する必要があることから、最先端部の揺動軌跡(図4の点線で示す)が牽引アタッチメントCと干渉しないように設計されており、搬送時に牽引アタッチメントCとストッパドグ510との間に隙間ができ、搬送コンベヤの台車の搬送抵抗の変動等の影響で、ガタつきながら搬送され、安定した搬送ができず、作業者に対する安全な作業を確保できないという問題があった。
また、ガタつきの影響で製品品質に悪影響を及ぼす恐れもあった。
【0006】
上記の隙間を小さくするために、特許文献1に示すように、搬送コンベアを上下に移動可能な経路とすることで牽引アタッチメントとストッパドグの相対位置を変化させるものが公知である。
しかしながら、ストッパドグを円滑に逸走防止位置に移動させるためには、隙間をゼロとすることはできず、ガタつきは依然として発生する虞があり、また、搬送コンベアの特定位置でのみ上下動することから、ストッパドグを対向させる位置、離脱させる位置の変更が困難であった。
【0007】
隙間をなくしガタつきの発生を充分に抑制可能な搬送システム500bとして、図5に示すように、ストッパドグ550bの牽引アタッチメントCに対向する搬送当接部513を曲面とし、上方は牽引アタッチメントCに干渉せず通過可能であり、下方は牽引アタッチメントCに干渉するように揺動軸511の中心からの距離を上下方向で変化させたものが考えられる。
このことで、牽引アタッチメントCの位置や形状に誤差があってもストッパドグ550bが確実に牽引アタッチメントCと当接した状態となり、隙間によるガタつきを充分に抑制することができる。
しかしながら、このような構成の場合、搬送コンベア501の減速・停止時に牽引アタッチメントCが押圧面552から離れて台車が逸走した際に、ライン中のコンベアレベルの影響や、台車の慣性力が大きい場合、搬送当接部513に対して牽引アタッチメントCが搬送方向にスリップし、ストッパドグ550bが下方に揺動して逸走を許してしまう虞があった。
【0008】
本発明は、前述したような問題を解決するものであって、牽引アタッチメントとストッパドグとの隙間をなくして台車の搬送時のガタツキを低減するとともに、搬送コンベアの減速・停止時や傾斜部の搬送時の台車の逸走を充分に防止することが可能なストッパドグ及び搬送システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るストッパドグは、搬送コンベア又は台車に設けられ、台車又は搬送コンベアの牽引アタッチメントに当接するプッシャドグに対し逆側で対向して牽引アタッチメントに当接・離脱可能に配置され、牽引アタッチメントに当接する当接面と、前記当接面を待機位置と最大揺動位置との間で揺動させる揺動軸とを有するストッパドグであって、前記当接面は、搬送当接部と、前記搬送当接部の最大揺動位置側に設けられた逸走防止部とを有し、前記搬送当接部は、前記揺動軸の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって小さくなるように形成され、前記逸走防止部は、前記揺動軸の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって長くなるように形成されていることにより前記課題を解決するものである。
また、本発明に係る搬送システムは、搬送コンベアと、前記搬送コンベア又は台車に設けられ、台車又は搬送コンベアの牽引アタッチメントに当接する複数のプッシャドグと、前記プッシャドグに対し逆側から対向して牽引アタッチメントに当接・離脱可能に配置された複数のストッパドグとを有する搬送システムであって、複数の前記ストッパドグは、前述のストッパドグを含むことにより前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0010】
本請求項1に係るストッパドグ及び本請求項5に係る搬送システムによれば、ストッパドグの当接面の搬送当接部が揺動軸の揺動中心からの距離が最大揺動位置置側に向かって小さくなるように形成され、ストッパドグの当接面の逸走防止部が前記揺動軸の揺動中心からの距離が最大揺動位置側に向かって長くなるように形成されていることで、最大揺動位置側に揺動するほど搬送当接部が牽引アタッチメントに近づく構造となり、牽引アタッチメントとストッパドグとの隙間を小さくし、あるいは、なくすことが可能となり、台車の搬送時のガタツキを低減することができるとともに、搬送コンベアの減速・停止時や傾斜部の搬送時に搬送当接部に対して牽引アタッチメントが搬送方向にスリップした場合でも、逸走防止部が牽引アタッチメントに当接して逸走を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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