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公開番号
2025074936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2024147931
出願日
2024-08-29
発明の名称
軟磁性粉末、磁気コアおよび磁気デバイス
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
1/20 20060101AFI20250507BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高透磁率かつ低損失な磁気コア及び磁気デバイス並びに当該磁気コア及び磁気デバイスに好適な軟磁性粉末を提供する。
【解決手段】Fe及びCoから選ばれる少なくとも1つを含有する軟磁性粒子を含む軟磁性粉末2であって、軟磁性粒子の表層部Sを3次元アトムプローブ(3DAP)法により得られる元素分布を複数のグリッドに分割し、各グリッドにおけるFeの含有割合とCoの含有割合との和を算出し、複数のグリッドを母集団とした時のFeの含有割合とCoの含有割合との和の標準偏差をσ
FeCo
(S)と表し、軟磁性粒子の中心部Cを3DAP法により得られる元素分布を複数のグリッドに分割し、各グリッドにおけるFeの含有割合とCoの含有割合との和を算出し、複数のグリッドを母集団とした時のFeの含有割合とCoの含有割合との和の標準偏差をσ
FeCo
(C)と表した場合に、σ
FeCo
(S)-σ
FeCo
(C)≦-0.005である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄およびコバルトから選ばれる少なくとも1つを含有する軟磁性粒子を含む軟磁性粉末であって、
前記軟磁性粒子の表層部を3次元アトムプローブ法で分析して得られる元素分布を複数のグリッドに分割し、各グリッドにおける前記鉄の含有割合と前記コバルトの含有割合との和を算出し、前記複数のグリッドを母集団とした時の前記鉄の含有割合と前記コバルトの含有割合との和の標準偏差をσ
FeCo
(S)と表し、
前記軟磁性粒子の中心部を3次元アトムプローブ法で分析して得られる元素分布を複数のグリッドに分割し、各グリッドにおける前記鉄の含有割合と前記コバルトの含有割合との和を算出し、前記複数のグリッドを母集団とした時の前記鉄の含有割合と前記コバルトの含有割合との和の標準偏差をσ
FeCo
(C)と表した場合に、
σ
FeCo
(S)-σ
FeCo
(C)≦-0.005である関係を満足する軟磁性粉末。
続きを表示(約 76 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の軟磁性粉末を含む磁気コア。
【請求項3】
請求項2に記載の磁気コアを備える磁気デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟磁性粉末、磁気コアおよび磁気デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化問題に対応して、省エネルギー化による低炭素社会を実現するために、磁気デバイスの低損失化による電源の高効率化が求められている。磁気デバイスを低損失化する手段としては透磁率の高い磁気コアを使用し巻き数を減らして銅損を減らす方法、および、鉄損(コアロス)の小さい磁性材料を用いて磁気コアを作成する方法が有効である。
【0003】
特許文献1には、Fe-Si合金粉末の磁性粒子間に絶縁物を介在させて低損失な磁気コアを作成する方法が開示されている。しかしながら、この方法では渦電流損失の低減は可能であるが、ヒステリシス損失の低減が考慮されておらず、高い透磁率を有する磁気コアを得る手段としても不十分である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-33211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、高透磁率かつ低損失な磁気コアおよび磁気デバイス、並びに、当該磁気コアおよび磁気デバイスの製造に好適な軟磁性粉末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は以下の通りである。
【0007】
[1]鉄およびコバルトから選ばれる少なくとも1つを含有する軟磁性粒子を含む軟磁性粉末であって、
軟磁性粒子の表層部を3次元アトムプローブ法で分析して得られる元素分布を複数のグリッドに分割し、各グリッドにおける鉄の含有割合とコバルトの含有割合との和を算出し、複数のグリッドを母集団とした時の鉄の含有割合とコバルトの含有割合との和の標準偏差をσ
FeCo
(S)と表し、
軟磁性粒子の中心部を3次元アトムプローブ法で分析して得られる元素分布を複数のグリッドに分割し、各グリッドにおける鉄の含有割合とコバルトの含有割合との和を算出し、複数のグリッドを母集団とした時の鉄の含有割合とコバルトの含有割合との和の標準偏差をσ
FeCo
(C)と表した場合に、
σ
FeCo
(S)-σ
FeCo
(C)≦-0.005である関係を満足する軟磁性粉末である。
【0008】
[2][1]に記載の軟磁性粉末を含む磁気コアである。
【0009】
[3][2]に記載の磁気コアを備える磁気デバイスである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る軟磁性粉末の断面模式図である。
図2は、軟磁性粒子において、3DAPにより観察する範囲を説明するための模式図である。
図3は、本実施形態に係る磁気コアの断面模式図である。
図4Aは、実施例に係る試料について鉄の分布を3DAPにより観察した結果である。
図4Bは、実施例に係る試料についてコバルトの分布を3DAPにより観察した結果である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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