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公開番号2025074957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2024184230
出願日2024-10-18
発明の名称分析装置
出願人アークレイ株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G01N 35/04 20060101AFI20250507BHJP(測定;試験)
要約【課題】装置の大型化を防止しつつ、廃棄箱を筐体から支障なく取り出すことのできる分析装置を提供する。
【解決手段】分析装置は、試験紙に検体を点着し、検体における特定成分を分析する。分析装置は、検体を前記試験紙に点着する点着装置と、検体が点着された試験紙の光学的情報を読み取る読取装置と、点着装置により点着が行われる点着位置から読取装置による読取りが行われる読取位置へと試験紙を搬送する搬送機構と、点着装置、読取装置、及び搬送機構を収容する筐体と、を有する。読取位置は、点着位置よりも高い位置にあり、搬送機構は、試験紙を斜め上方に搬送する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
試験紙に検体を点着し、前記検体における特定成分を分析する分析装置であって、
前記検体を前記試験紙に点着する点着装置と、
前記検体が点着された前記試験紙の光学的情報を読み取る読取装置と、
前記点着装置により前記点着が行われる点着位置から前記読取装置による読取りが行われる読取位置へと前記試験紙を搬送する搬送機構と、
前記点着装置、前記読取装置、及び前記搬送機構を収容する筐体と、を有し、
前記読取位置は、前記点着位置よりも高い位置にあり、
前記搬送機構は、前記試験紙を斜め上方に搬送する、
分析装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記筐体はさらに、
前記読取装置によって読取りが行われた後の前記試験紙が投入される廃棄箱と、
前記筐体の前面に設けられた前記廃棄箱の取出し口と、を有し、
前記廃棄箱は、前記取出し口から取り出し可能である、
請求項1に記載の分析装置。
【請求項3】
前記筐体の前面には、前記取出し口に対応して、異なる方向に延びる軸線周りでそれぞれ開閉可能な複数の扉部材が設けられている、請求項2に記載の分析装置。
【請求項4】
前記複数の扉部材は、第一扉部材と第二扉部材とを含み、
前記第一扉部材は、上下方向に延びる軸線周りに回動することで前記筐体を開閉可能であり、
前記第二扉部材は、左右方向に延びる軸線周りに回動することで前記上下方向に起立した姿勢をとることが可能である、
請求項3に記載の分析装置。
【請求項5】
前記点着装置は、前記検体を収容する容器から前記検体を採取して前記試験紙に前記検体を点着するノズルを有し、
前記ノズルは、前記筐体の正面視において、前記複数の扉部材とは重ならない位置に配置されている、
請求項3又は4に記載の分析装置。
【請求項6】
前記分析装置は、
前記筐体の前方に前記検体を収容する容器が載置される載置台を備え、
前記廃棄箱は、前記載置台上の前記容器の上方を通る経路で取り出し可能である、
請求項2に記載の分析装置。
【請求項7】
前記分析装置は、前記廃棄箱における前記試験紙の量を検知可能なセンサをさらに有し、
前記点着装置は、前記廃棄箱における前記試験紙の量が所定量より多いことが前記センサにより検知された場合、所定の報知を行う、
請求項2に記載の分析装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、試験紙等の分析用具を用いて検体の分析を行う分析装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、試験紙上の試薬部における呈色反応を光学的に測定することによって検体中における特定成分の有無や濃度等を分析する分析装置が知られている。分析においては、予め試薬が含浸された試薬部と検体との化学反応による呈色の変化を待つため、検体の点着から測定までに一定の時間を要する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2011/122562号
特開2005-345253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、呈色反応を光学的に測定できるようになるまでには、ある程度の時間が必要である。ここで、点着が行われる位置から読み取りが行われる位置までの水平方向の搬送路を長くすることで観察に必要な時間を確保しようとすると、分析装置の横幅が大きくなる。場合によっては、分析装置が設置される空間における作業に支障をきたす。
【0005】
本開示は、分析装置の筐体の水平方向のサイズが大きくなることを抑制する技術を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る分析装置は、試験紙に検体を点着し、前記検体における特定成分を分析する。本分析装置は、検体を前記試験紙に点着する点着装置と、検体が点着された試験紙の光学的情報を読み取る読取装置と、点着装置により点着が行われる点着位置から読取装置による読取りが行われる読取位置へと試験紙を搬送する搬送機構と、点着装置、読取装置、及び搬送機構を収容する筐体と、を有する。読取位置は、点着位置よりも高い位置にあり、搬送機構は、試験紙を斜め上方に搬送する。
【0007】
上記の構成によれば、搬送機構が斜め上方に延びるため、水平方向の空間だけでなく鉛直方向の空間を有効に利用して、呈色の変化を観察するための時間を確保することができる。これにより、搬送機構によって分析装置の筐体の水平方向のサイズが大きくなることを抑制することができる。
【0008】
上記分析装置において、筐体はさらに、読取装置によって読取りが行われた後の試験紙が投入される廃棄箱と、筐体の前面に設けられた廃棄箱の取出し口と、を有し、廃棄箱は、前記取出し口から取り出し可能であってもよい。この分析装置によれば、筐体の前面の取出し口から、廃棄箱を取出し可能である。別の分析装置を側方近傍に設置することもできる。前面から廃棄箱を取り出す構成では、筐体内の各種機器との干渉を避けやすく、装置の大型化を防止できる。
【0009】
上記の分析装置において、筐体の前面には、取出し口に対応して、異なる方向に延びる軸線周りでそれぞれ開閉可能な複数の扉部材が設けられていてもよい。この構成によれば、装置の稼働時には扉部材を閉じておき、廃棄箱の取出し時に、各扉部材を開けることができる。扉部材を開く方向も異ならせることができるので、取出し口及び経路(例えば、前方かつ斜め上方に向けた経路)を確保しやすい。
【0010】
複数の扉部材は、第一扉部材と第二扉部材とを含んでもよい。第一扉部材は、上下方向に延びる軸線周りに回動することで筐体を開閉可能であり、第二扉部材は、左右方向に延びる軸線周りに回動することで前記上下方向に起立した姿勢をとることが可能であってもよい。これにより、取出し口及び経路(例えば、前方かつ斜め上方に向けた経路)を確保しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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