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公開番号2025075199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186194
出願日2023-10-31
発明の名称ドア装置におけるガイドローラの取り付け構造
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E05D 15/06 20060101AFI20250508BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドア体1の下端縁部に設けた走行ローラ4が床側の走行レール5走行し、上端縁部に設けたガイドローラ9が天井側のガイドレール10に案内されることで出入り口Eの開閉をするドア装置において、ガイドローラ9のメンテナンスが簡単にできるようにする。
【解決手段】ガイドレール10を、ドア体1の前面から突出した冂字形に形成してガイドローラ9が下側から嵌入する構成にし、さらにガイドローラ9が設けられるブラケット8を、ドア体1に対して上下方向位置調節自在に取り付けるようにし、これによってガイドローラ9を下動させた状態で該ガイドローラのメンテナンスができるようにする。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
出入り口の開閉をするドア体の左右移動を、該ドア体の下端縁部に設けた走行ローラが、床側に設けた走行レールを左右方向に走行し、上端縁部に設けたガイドローラが、天井側に設けたガイドレールによって左右方向に移動案内されることで行うように構成してなるドア装置において、
前記ガイドレールが、ドア体の前面側上端縁部を覆蓋する状態で天井側から垂設した上枠パネルの前面から突出する状態で形成され、
ガイドローラが、ドア体のドア前面に取り付けられるブラケットを介してドア体前面から突出する状態で設けられる構成とするにあたり、
前記ガイドレールは、冂字形をし、ガイドローラが下側から嵌入することでドア体の左右方向の移動案内を前後方向の振れ止めがなされる状態で行い、
前記ブラケットは、ドア前面部に上下方向位置調節自在に取り付けられる縦片部と、該縦片部の上端縁から前方に向けて折曲され、ガイドローラが支持される支持部材が前後方向位置調節自在に取り付けられる上片部とを備えていることを特徴とするドア装置におけるガイドローラの取り付け構造。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
ブラケットを上下方向位置調節するため縦片部に設けられる長孔は、ガイドローラがガイドレールから抜け出る位置まで下動できる長さに設定されていることを特徴とする請求項1記載のドア装置におけるガイドローラの取り付け構造。
【請求項3】
ガイドローラの支持部材は、上片部に対して下側から挿入するビスを介して前後方向位置調節自在に取り付けられることを特徴とする請求項2記載のドア装置におけるガイドローラの取り付け構造。
【請求項4】
ドア体は、上下左右の各端縁部の前後両ドア面が、躯体側に設けられた気密シール材に当接していることで前後両面に気密機能が備えられたものであり、ガイドローラの前後方向の位置調節は、ドア体の気密シール材に対する当接状態を調節するものであることを特徴とする請求項3記載のドア装置におけるガイドローラの取り付け構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、左右方向に移動して開口部の開閉をするドア装置におけるガイドローラの取り付け構造の技術分野に関するものである。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建物の出入り口、室内空間を仕切る間仕切りに設けた出入り口等、各種の出入り口の開閉をするため、床側に設けた走行レールをドア体の下端縁部に設けた走行ローラが案内移動されることで、該ドア体の開閉移動がなされるようにした引き戸方式のドア体があり、この場合に、ドア体の上端縁部にガイドローラを設け、該ガイドローラが、出入り口の上部に設けたガイドレールに左右移動自在に嵌入した構成にすることで、床側の走行レールに案内されて移動するドア体について、上端縁部の前後方向の振れ止めがなされた状態とし、これによってドア体の円滑な開閉移動ができるようにしたドア装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
そしてこのものでは、前記ガイドローラを、ドア体の上端縁部から取り付けブラケットを介して直上に配される状態で設けられたものとし、該ドア体直上に配されるガイドローラを、開口部上端縁部から垂下する状態で形成される冂字形をしたガイドレールに嵌入せしめる構成にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-97947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら前記従来のものでは、例えば取り付け後のメンテナンスの際にガイドローラの取り付け位置を調整するようなメンテナンス作業をする場合に、ガイドローラがガイドレールに内嵌した状態のままで行うことは、ガイドローラがドア体の上方において冂字形をしたガイドレールに嵌入していることもあって無理があり、このためドア体を走行レールから取り外した状態とすることが要求されるが、ドア体を走行レールから取り外す作業は面倒かつ煩雑になって作業性が劣る等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、出入り口の開閉をするドア体の左右移動を、該ドア体の下端縁部に設けた走行ローラが、床側に設けた走行レールを左右方向に走行し、上端縁部に設けたガイドローラが、天井側に設けたガイドレールによって左右方向に移動案内されることで行うように構成してなるドア装置において、前記ガイドレールが、ドア体の前面側上端縁部を覆蓋する状態で天井側から垂設した上枠パネルの前面から突出する状態で形成され、
ガイドローラが、ドア体のドア前面に取り付けられるブラケットを介してドア体前面から突出する状態で設けられる構成とするにあたり、前記ガイドレールは、冂字形をし、ガイドローラが下側から嵌入することでドア体の左右方向の移動案内を前後方向の振れ止めがなされる状態で行い、前記ブラケットは、ドア前面部に上下方向位置調節自在に取り付けられる縦片部と、該縦片部の上端縁から前方に向けて折曲され、ガイドローラが支持される支持部材が前後方向位置調節自在に取り付けられる上片部とを備えていることを特徴とするドア装置におけるガイドローラの取り付け構造である。
請求項2の発明は、ブラケットを上下方向位置調節するため縦片部に設けられる長孔は、ガイドローラがガイドレールから抜け出る位置まで下動できる長さに設定されていることを特徴とする請求項1記載のドア装置におけるガイドローラの取り付け構造である。
請求項3の発明は、ガイドローラの支持部材は、上片部に対して下側から挿入するビスを介して前後方向位置調節自在に取り付けられることを特徴とする請求項2記載のドア装置におけるガイドローラの取り付け構造である。
請求項4の発明は、ドア体は、上下左右の各端縁部の前後両ドア面が、躯体側に設けられた気密シール材に当接していることで前後両面に気密機能が備えられたものであり、ガイドローラの前後方向の位置調節は、ドア体の気密シール材に対する当接状態を調節するものであることを特徴とする請求項3記載のドア装置におけるガイドローラの取り付け構造である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明とすることにより、出入り口の開閉をするドア体が、下端縁部に設けた走行ローラが床側の走行レールを走行し、上端縁部に設けたガイドローラが天井側に設けたガイドレールに案内されることで左右方向に開閉移動するものとなり、この場合に、ガイドレールが、天井側から垂設した上枠パネルの前面から突出する状態で形成されたガイドレールに、ドア体前面から突出するようブラケットを介して設けられるガイドローラが下側から嵌入することで、ドア体の左右方向の移動案内が、前後方向の振れ止めがなされる状態で行なわれることになって円滑な開閉移動ができる。しかもブラケットが、ドア体に対して上下方向位置調節自在に取り付けられ、ガイドローラが、該ブラケットに前後方向位置調節自在に取り付けられる結果、ガイドローラのメンテナンスを、ブラケットを下動せしめることで低位に移動した状態でできることになって作業性が向上する
請求項2の発明とすることにより、ブラケットを、ガイドローラがガイドレールから抜け出る位置まで下動できる結果、ガイドローラのメンテナンスが、ガイドレールに邪魔されることなく、ドア体の吊り込み時にガイドレールと干渉することなく作業が可能となって作業性が向上する。
請求項3の発明とすることにより、ガイドローラの前後方向位置調節が、上片部に対して下側から挿入したビスを緩めることででき、この結果、特にドア体の高さが高い場合に、該高い位置に設けられたガイドローラに対する位置調整作業が容易になる。
請求項4の発明とすることにより、ドア体の上下左右の各端縁部の前後両ドア面が、躯体側に設けられた気密シール材に当接していることで前後両面に気密機能が備えられたものにおいて、ガイドローラの前後方向の位置調節をすることで、ドア体の気密シール材に対する当接状態が調節できることになって気密性を維持するためのメンテナンス作業が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
間仕切りの正面図である。
(A)(B)(C)は間仕切りの全閉状態、開き戸を開放した状態、全開状態の概略斜視図である。
(A)(B)はドア体の正面図、斜視図である。
ドア体の縦断面図である。
(A)(B)はドア体の上端部位の通常時、メンテナンス時の拡大縦断側面図である。
ドア体の横断面図である。
(A)(B)(C)はガイドローラ部位の分解正面図、分解上方視斜視図、分解下方視斜視図である。
(A)(B)(C)はブラケットの正面図、平面図、側面図である。
(A)(B)(C)はナットプレートの正面図、平面図、側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は左右の開閉移動をして出入り口Eの開閉をするドア体であって、該ドア体1は、上下端縁部が、天井H、床F側に設けられる上下両戸枠2、3に間隙を存して挟まれる状態で、下端縁部に設けた走行ローラ4が下側戸枠3の上端縁部に設けた走行レール5を走行することで左右開閉移動をする構成になっている。
因みにドア体1は、室内空間を前後に仕切る間仕切りXを構成するパネルの一つとして構成されるものであって、該間仕切りXは、左右両側の開き戸方式のドアパネル11と、該ドアパネル11に挟まれる状態で配される左右一対の本発明が実施されたドア体1とを用いて構成されており、その詳細については前記特許文献1に基本的構成が記載されているため省略する。
【0009】
さらにドア体1の上下両端縁部の背面(後面)側には、前記上下戸枠2、3の背面に近接対向するよう上下延出部1a、1bが形成されたものとなっている。
一方、前記上下両戸枠2、3の正面(前面)には、上下枠パネル6、7が上下方向内方に向けて延出するよう取り付けられており、該上下枠パネル6、7の先端縁部が、ドア体1の上下両端縁部の前面に近接対向するよう構成されている。
そして上下延出部1a、1bと上下戸枠2、3との対向間は、上下延出部1a、1bの先端縁部に設けた気密シール材1aa、1baが上下戸枠2、3に当接し、かつ上下戸枠2、3の先端部に設けた気密シール材2a、3aが上下延出部1a、1bに当接することで気密性が確保されるよう構成されている。
またドア体1の上下端縁部と上下枠パネル6、7との対向間は、上下戸枠パネル6、7の先端縁部に設けた気密シール材6a、7aがドア体1の上下端縁部に当接することにより気密性が確保されるよう構成されている。さらにドア体1の左右端縁部については、対応するドア体1に設けた召し合わせ材12とのあいだに介装される気密シール材12aによって気密性が確保される構成になっており、またさらにドア体1とドアパネル11とのあいだについても同様にして気密シール材12aによって気密性が確保され、またドアパネル11の上下左右の端縁部についても同様にして気密性が確保されたものとなっているが、その詳細については省略する。
【0010】
この様に構成されるドア体1は、上端縁部側の前後方向の振れ防止をするための配慮がなされており、次にこの構成について説明する。
ドア体1の前面側戸面1cの上端縁部には逆L字形をしたブラケット8が上下方向位置調節自在に取り付けられる。つまりブラケット8の縦片部8aには上下方向に長い左右一対の長孔8bが形成され、該長孔8bから挿入したビス8cを前面側戸面1cに螺入することで、ブラケット8は上下方向位置調節自在に取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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