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公開番号
2025075281
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186336
出願日
2023-10-31
発明の名称
センサコントローラ
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約
【課題】スタイラスとの間の同期がずれたとしても、ダウンリンク信号のシンボル間で干渉が発生することを防止できるセンサコントローラを提供する。
【解決手段】本発明によるセンサコントローラ31は、スタイラス2が送信するダウンリンク信号DSを構成する複数のシンボルのそれぞれについて、スタイラス2による該シンボルの送信継続時間の時間長T
1
よりも短い時間長のウインドウ時間内で該シンボルの受信動作を行うことにより、ダウンリンク信号DSを受信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
スタイラスが送信するダウンリンク信号を構成する複数のシンボルのそれぞれについて、前記スタイラスによる該シンボルの送信継続時間の時間長よりも短い時間長のウインドウ時間内で該シンボルの受信動作を行うことにより、前記ダウンリンク信号を受信する、
センサコントローラ。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記送信継続時間は、前記シンボルにより変調されてなる変調信号の送信継続時間である、
請求項1に記載のセンサコントローラ。
【請求項3】
前記送信継続時間の時間長は、前記シンボルの最小送信継続時間の複数倍であり、
前記ウインドウ時間の時間長は、前記送信継続時間から前記最小送信継続時間を減算してなる長さである、
請求項1又は2に記載の位置検出システム。
【請求項4】
前記ダウンリンク信号の送信は、前記スタライスと前記センサコントローラとが同期した状態で実行され、
前記複数のシンボルのそれぞれについて、該シンボルが受信されるはずの期間の開始から前記最小送信継続時間の1/2だけ遅れて受信動作を開始する、
請求項3に記載の位置検出システム。
【請求項5】
前記ウインドウ時間の時間長が前記送信継続時間の時間長に等しい通常モードと、前記ウインドウ時間の時間長が前記送信継続時間の時間長よりも短い短縮ウインドウモードとのいずれかで選択的に動作可能に構成される、
請求項1又は2に記載のセンサコントローラ。
【請求項6】
複数のスタイラスとペアリング中であり、かつ、前記複数のスタイラスのうちの1本以上がフリーラン状態に入っている場合に、前記短縮ウインドウモードで前記ダウンリンク信号の受信を行う、
請求項5に記載のセンサコントローラ。
【請求項7】
受信済みの前記ダウンリンク信号に含まれる情報に基づき、前記複数のスタイラスのうちの1本以上がフリーラン状態に入っているか否かを判定する、
請求項6に記載のセンサコントローラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はセンサコントローラに関し、特に、スタイラスが送信したダウンリンク信号を受信するセンサコントローラに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スタイラスによるペン入力を実現する位置検出システムにおいては、スタイラスからセンサコントローラに対し、ダウンリンク信号が送信される。スタイラスは、筆圧値などの送信データに基づいてシンボル(1回の変調で送られる1まとまりのデジタルデータ)の列を生成し、シンボルごとに、その値に基づいて搬送波信号を変調することにより、ダウンリンク信号の生成及び送信を行う。センサコントローラは、受信した信号の復調を行うことにより、ダウンリンク信号に含まれるシンボルを復元する。特許文献1には、このようなダウンリンク信号の送受信が行われる位置検出システムの一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/008638号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記搬送波信号の変調方式としては、差動二位相偏移変調(DBPSK)、差動四位相偏移変調(DQPSK)などの差動変調方式を好適に用いることができる。差動変調方式を用いれば、センサコントローラは、同期ずれなどの理由によりコンステレーションが回転した状態でもダウンリンク信号を復調できるので、ダウンリンク信号の送受信エラーを低減することが可能になる。
【0005】
ところで、従来のセンサコントローラは、シンボルの時間長と同じ長さのウインドウを設定し、そのウインドウ内で受信される信号を用いて、ダウンリンク信号の復調を実行するように構成される。この場合、センサコントローラとスタイラスとの間の同期がずれると、シンボル間干渉が発生する。すなわち、隣接する他のシンボルの信号がウインドウ内に入り込み、ノイズとなる。そこで、ダウンリンク信号のシンボル間で干渉が発生することを防止できる技術が必要とされていた。
【0006】
したがって、本発明の目的の一つは、スタイラスとの間の同期がずれたとしても、ダウンリンク信号のシンボル間で干渉が発生することを防止できるセンサコントローラを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるセンサコントローラは、スタイラスが送信するダウンリンク信号を構成する複数のシンボルのそれぞれについて、前記スタイラスによる該シンボルの送信継続時間の時間長よりも短い時間長のウインドウ時間内で該シンボルの受信動作を行うことにより、前記ダウンリンク信号を受信する、センサコントローラである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ダウンリンク信号を構成するシンボルの境目にセンサコントローラによる受信動作の行われない期間が生ずるので、スタイラスとの間の同期がずれたとしても、ダウンリンク信号のシンボル間で干渉が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態による位置検出システム1の構成を示す図である。
本発明の実施の形態によるアップリンク信号US及びダウンリンク信号DSの送受信タイミングを示す図である。
(a)は、DBPSKによる変調信号を示す図であり、(b)は、DQPSKによる変調信号を示す図である。
DBPSKによるダウンリンク信号DSと、該ダウンリンク信号DSを受信するためのウインドウとを示す図である。
DQPSKによるダウンリンク信号DSと、該ダウンリンク信号DSを受信するためのウインドウとを示す図である。
アップリンク信号USの送信及びダウンリンク信号DSの受信にかかるセンサコントローラ31の動作を示す処理フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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