TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025083297
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2024174806
出願日
2024-10-04
発明の名称
集積回路及びセンサコントローラ
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/046 20060101AFI20250523BHJP(計算;計数)
要約
【課題】EMRセンサの受信側コイルとセンサコントローラの接続方式を切り替えることのできる集積回路を提供する。
【解決手段】本発明による集積回路は、EMRセンサの受信側コイルである複数のループコイルLCxに接続されるスイッチ回路30であって、複数のループコイルLCxはタッチ面の第1の辺に沿って端部T
12
,T
21
を含む複数の端部を有し、非反転入力端子及び反転入力端子を有する差動アンプ40
1
と、端部T
12
の接続先を、差動アンプ40
1
の反転入力端子と、端部T
21
、接地端、及び差動アンプ40
1
の非反転入力端子のいずれかとの間で切り替えるスイッチ群と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
EMRセンサの受信側コイルに接続される集積回路であって、
前記受信側コイルはタッチ面の第1の辺に沿って複数の端部を有し、
前記複数の端部は第1の端部及び第2の端部を含み、
第1の入力端子及び第2の入力端子を有する差動増幅器と、
前記第1の端部の接続先を、前記第2の入力端子と、前記第2の端部、接地端、及び前記第1の入力端子のいずれかとの間で切り替えるスイッチ群と、
を含む集積回路。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記受信側コイルは、第1のループコイルを含む複数のループコイルによって構成され、
前記第1の端部は前記第1のループコイルの他端であり、
前記スイッチ群は、前記第1の端部を前記第2の入力端子に接続する場合、前記第1のループコイルの一端を前記第1の入力端子に接続する、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項3】
前記受信側コイルは、第1のループコイルを含む複数のループコイルによって構成され、
前記第1の端部は前記第1のループコイルの他端であり、
前記スイッチ群は、前記第1の端部を前記接地端に接続する場合、前記第1のループコイルの一端を前記第1の入力端子に接続するとともに、前記第2の入力端子を接地端に接続する、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項4】
前記受信側コイルは、隣接して配置される第1のループコイル及び第2のループコイルを含む複数のループコイルによって構成され、
前記第1の端部は前記第1のループコイルの他端であり、
前記第2の端部は前記第2のループコイルの一端であり、
前記スイッチ群は、前記第1の端部を前記第2の端部に接続する場合、前記第1のループコイルの一端を前記第1の入力端子に接続し、前記第2のループコイルの他端を前記第2の入力端子に接続する、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項5】
前記受信側コイルは、複数の櫛歯部をそれぞれの一端で基部に接続してなる構成を有する櫛形コイルであり、
前記複数の端部は、前記複数の櫛歯部それぞれの他端であり、
前記スイッチ群は、前記第1の端部を前記第2の入力端子に接続する第1の状態と、前記第1の端部を前記第1の入力端子に接続する第2の状態と、を時分割で切り替える、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項6】
第1の差動増幅器及び第2の差動増幅器を含む複数の前記差動増幅器を有し、
前記第1の状態は、前記第1の端部が前記第1の差動増幅器の前記第2の入力端子に、前記第2の端部が前記第2の差動増幅器の前記第1の入力端子にそれぞれ接続された状態であり、
前記第2の状態は、前記第1の端部が前記第1の差動増幅器の前記第1の入力端子に、前記第2の端部が前記第1の差動増幅器の前記第2の入力端子に、それぞれ接続された状態である、
請求項5に記載の集積回路。
【請求項7】
前記第1の状態においては、前記第1の端部を含む所定数の前記端部が前記第1の差動増幅器の前記第2の入力端子に接続され、前記第2の端部を含む前記所定数の前記端部が前記第2の差動増幅器の前記第1の入力端子に接続され、
前記第2の状態においては、前記第1の端部及び前記第2の端部を含む前記所定数の前記端部が前記第1の差動増幅器の前記第2の入力端子に接続され、前記第1の端部及び前記第2の端部を含まない前記所定数の前記端部が前記第2の差動増幅器の前記第1の入力端子に接続される、
請求項6に記載の集積回路。
【請求項8】
前記差動増幅器の出力端子は、該差動増幅器から出力されるペン信号に基づいて電磁誘導ペンの位置を検出するセンサコントローラに接続される、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の集積回路。
【請求項9】
EMRセンサに接続される集積回路であって、
前記EMRセンサの受信側コイルは複数の第1のループコイルによって構成され、
それぞれ第1の入力端子及び第2の入力端子を有する複数の差動増幅器と、
前記複数の第1のループコイルそれぞれの一端を、対応する前記差動増幅器の前記第1の入力端子に接続する第1の配線と、
前記複数の第1のループコイルそれぞれの他端を、対応する前記差動増幅器の前記第2の入力端子に接続する第2の配線と、
所定の電源電位が供給される電源配線と前記第1の配線との間に設けられた第1のスイッチ素子と、
を含む集積回路。
【請求項10】
前記電源配線と前記第2の配線との間に設けられた第2のスイッチ素子、
をさらに含む請求項9に記載の集積回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は集積回路及びセンサコントローラに関し、特に、EMRセンサとともに用いる集積回路及びセンサコントローラに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
タブレット端末などのパネル面内における電磁誘導ペンの位置を検出するための方式の1つとして、電磁誘導方式(EMR方式)が知られている。EMR方式による位置検出装置は、パネル面内に配置されたペン検出用のセンサ(以下「EMRセンサ」という)と、EMRセンサに接続されたセンサコントローラとを有している。EMRセンサは、y方向に並べて配置された複数のTxコイルからなる送信側コイルと、x方向に並べて配置された複数のRxコイルからなる受信側コイルとを含んで構成される。センサコントローラは、複数のTxコイルから順次交番磁界を送出し、その都度、各Rxコイルにて電磁誘導ペンが送信した反射信号(以下「ペン信号」という)を受信することにより、電磁誘導ペンの位置(以下「ペン位置」という)を検出するとともに、電磁誘導ペンが送信したデータ(以下「ペンデータ」という)を受信する。特許文献1~3には、EMRセンサの一例が開示されている。
【0003】
特許文献2には、ループコイルをRxコイルとして用いるEMRセンサの一例が開示されている。特許文献2のRxコイルの両端は、ペン信号を出力する差動増幅器の2つの入力端子に接続される。特許文献3には、Rxコイルに代えて直線状の電極(以下「線状電極」という)を用いるEMRセンサの一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6698386号
特開2018-185559号公報
特開2022-117491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、EMRセンサの受信側コイルを構成する各Rxコイルとセンサコントローラの接続方式には、いくつかの方式がある。具体的には、Rxコイルの両端をセンサコントローラに接続する差動方式、Rxコイルの一端をセンサコントローラに接続し、他端を接地するシングルエンド方式、複数のRxコイルをセンサコントローラに対して直列に接続する束ね入力方式などである。それぞれにメリットがあるが、従来の位置検出装置だといずれか1つに限定されてしまう。そこで、各Rxコイルとセンサコントローラの接続方式を切り替えられるようにすることが求められていた。
【0006】
したがって、本発明の目的の一つは、EMRセンサの受信側コイルとセンサコントローラの接続方式を切り替えることのできる集積回路を提供することにある。
【0007】
また、本願の発明者は、EMRセンサの受信側コイルとして、上述した複数のRxコイルに代え、x方向に延在する一本の配線(以下「基部」という)に対してy方向に延在する多数の配線(以下「櫛歯部」という)を接続してなる構成のコイル(以下「櫛形コイル」という)を用いることを検討している。各櫛歯部の一端は基部に接続され、他端はセンサコントローラに接続される。本願の発明者の研究によれば、センサコントローラは、隣接する2本の櫛歯部の他端をRxコイルの両端と看做してペン信号を受信することにより、実際には2本の櫛歯部のそれぞれが基部を介して他の櫛歯部と繋がっているにも関わらず、あたかも2本の櫛歯部と、基部のうちそれらを繋ぐ部分とによりRxコイルが形成されているのと同じように、ペン信号を受信することができる。したがって、櫛形コイルを用いることによっても、複数のRxコイルを用いる場合と同様に、ペン位置を検出することは可能である。
【0008】
しかしながら一方で、櫛形コイルには、ペン位置の検出精度が粗くなってしまうという問題がある。櫛形コイルの構成は、隣接する2本の櫛歯部によって構成される仮想的なループコイルがx方向に間隔を空けて配置されていることに等しいためである。
【0009】
したがって、本発明の目的の他の一つは、EMRセンサの受信側コイルとして櫛形コイルを用いる場合のペン位置の検出精度を高めることのできる集積回路を提供することにある。
【0010】
また、Txコイルから交番磁界が送出されている間、Rxコイルにはこの交番磁界が現れることになるので、センサコントローラは、Txコイルからの交番磁界の送出を停止した後、Rxコイルにおいてペン信号の受信を行う。しかしながら、Rxコイルの時定数の影響により、Txコイルからの交番磁界の送出が停止した後にもその影響がRxコイルに残り、ペン信号のSNR(Signal to Noise Ratio)を悪化させてしまっていた。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ワコム
センサコントローラ
19日前
株式会社ワコム
集積回路及びセンサコントローラ
4日前
株式会社ワコム
センサコントローラ及びスタイラス
6日前
株式会社ワコム
センサコントローラ及びスタイラス
26日前
株式会社ワコム
電子機器
今日
株式会社ワコム
コンピュータ
21日前
株式会社ワコム
位置指示デバイス
20日前
株式会社ワコム
センサコントローラ、電子機器及びセンサコントローラの制御方法
1か月前
株式会社ワコム
アクティブペン及び位置検出装置
14日前
株式会社ワコム
電子ペン及び電子ペンにより実行される方法
25日前
株式会社ワコム
位置検出装置、センサコントローラ、及び、ペンからペン信号を受信する方法
1か月前
個人
政治のAI化
14日前
個人
非正規コート
1か月前
個人
物品給付年金
19日前
個人
人物再現システム
1か月前
個人
在宅介護システム
1か月前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
プラグインホームページ
5日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
20日前
有限会社ノア
データ読取装置
1か月前
個人
電話管理システム及び管理方法
1か月前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
15日前
個人
広告提供システムおよびその方法
1か月前
株式会社ザメディア
出席管理システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
12日前
シャープ株式会社
電子機器
14日前
個人
日誌作成支援システム
1か月前
株式会社CROSLAN
支援装置
1か月前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
14日前
パテントフレア株式会社
交差型バーコード
7日前
ひびきの電子株式会社
認証システム
1か月前
個人
ポイント還元付き配送システム
1か月前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
19日前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
1か月前
株式会社タクテック
商品取出集品システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る