TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025075766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187165
出願日2023-10-31
発明の名称電池の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/058 20100101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体への電解液の浸透に要する時間が短縮される電池の製造方法を提供する。
【解決手段】電解液を保持可能な物質と、前記物質に保持された電解液と、を含む電極体を準備する第1工程と、前記電極体を外装体に収容する第2工程と、前記外装体の内部に電解液を供給する第3工程と、を含む、電池の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電解液を保持可能な物質と、前記物質に保持された電解液と、を含む電極体を準備する第1工程と、
前記電極体を外装体に収容する第2工程と、
前記外装体の内部に電解液を供給する第3工程と、を含む、電池の製造方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
電解液を保持可能な物質は高分子である、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項3】
電解液を保持可能な物質と電解液とはゲルの状態である、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項4】
第1工程において電極体を準備する方法は、電解液を保持可能な物質を含む電極又はセパレータの少なくとも一方に電解液を接触させ、次いで、電解液を接触させた電極又はセパレータの少なくとも一方を用いて電極体を作製する方法である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
【請求項5】
第1工程において電極体を準備する方法は、電解液を保持可能な物質を含む電極又はセパレータの少なくとも一方を用いて電極体を作製し、次いで、電極体に電解液を接触させる方法である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電解質を有機溶媒に溶解させて得られる電解液を用いる電池の製造工程においては、電極体を収容する外装体の内部に電解液を供給し、電解液を電極体に浸透させる注液作業が行われる。
電池の電極は、エネルギー密度を高めるために高圧でプレスする処理が行われる場合がある。電極をプレスすることによって電極内の電極活物質の充填密度が高まると、電解液の浸透性が低下する。電解液の浸透性の低下は、注液作業の効率を低下させる原因となっている。
【0003】
特許文献1には、電極とセパレータとの間に高分子層が配置された状態の電極体を電池ケースに収容し、次いで電池ケース内に電解液を注入して電極体に電解液を浸透させる電池の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-077545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法は、電解液をあらかじめ浸透させた状態の高分子層を用いて電極体を作製する場合に比べて作業性が改善される。一方で、電極体への電解液の浸透に要する時間の短縮が望まれている。
本開示の一実施形態は、電極体への電解液の浸透に要する時間が短縮される電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>電解液を保持可能な物質と、前記物質に保持された電解液と、を含む電極体を準備する第1工程と、
前記電極体を外装体に収容する第2工程と、
前記外装体の内部に電解液を供給する第3工程と、を含む、電池の製造方法。
<2>電解液を保持可能な物質は高分子である、<1>に記載の電池の製造方法。
<3>電解液を保持可能な物質と電解液とはゲルの状態である、<1>又は<2>に記載の電池の製造方法。
<4>第1工程において電極体を準備する方法は、電解液を保持可能な物質を含む電極又はセパレータの少なくとも一方に電解液を接触させ、次いで、電解液を接触させた電極又はセパレータの少なくとも一方を用いて電極体を作製する方法である、<1>~<3>のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
<5>第1工程において電極体を準備する方法は、電解液を保持可能な物質を含む電極又はセパレータの少なくとも一方を用いて電極体を作製し、次いで、電極体に電解液を接触させる方法である、<1>~<3>のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、電極体への電解液の浸透に要する時間が短縮される電池の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電極体に含まれる積層体の構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールの電気自動車への適用例を概略的に示す図である。
電池モジュールの構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールの構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールに含まれる電池セルの構成の一例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。
本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。本開示に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、「工程」という語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても、その工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示において実施形態を図面を参照して説明する場合、当該実施形態の構成は図面に示された構成に限定されない。また、各図における部材の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
【0010】
本開示の電池の製造方法は、
電解液を保持可能な物質と、前記物質に保持された電解液と、を含む電極体を準備する第1工程と、
前記電極体を外装体に収容する2工程と、
前記外装体の内部に電解液を供給する第3工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
超音波接合
1か月前
甲神電機株式会社
変流器
7日前
APB株式会社
二次電池
1日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
オムロン株式会社
電磁継電器
15日前
オムロン株式会社
電磁継電器
15日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
3日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
29日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
シチズン電子株式会社
発光装置
29日前
住友電装株式会社
コネクタ
22日前
TDK株式会社
コイル部品
22日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
8日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
1日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
14日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
23日前
三菱電機株式会社
半導体装置
23日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
3日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
14日前
株式会社アイシン
電池
29日前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
電子部品
14日前
富士通商株式会社
全固体リチウム電池
16日前
住友電気工業株式会社
ペレット
4日前
三菱電機株式会社
アレーアンテナ装置
15日前
富士通商株式会社
両面負極全固体電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
22日前
グンゼ株式会社
導電性フィルム
今日
株式会社村田製作所
半導体装置
14日前
日本電気株式会社
高周波スイッチ回路
22日前
株式会社GSユアサ
非水電解質蓄電素子
15日前
続きを見る