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公開番号
2025076025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187633
出願日
2023-11-01
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/02 20060101AFI20250508BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 感光ドラムと帯電部材との間に生じる放電を抑制する。
【解決手段】 感光ドラムの表面と接触して第1の帯電部を形成し、第1の帯電部において、第1の帯電電圧が印加されることにより感光ドラムの表面を帯電する第1の帯電部材と、感光ドラムの表面と対向する第2の帯電部において、第2の帯電電圧が印加されることにより感光ドラムの表面を帯電する第2の帯電部材と、を有し、感光ドラムの回転方向において、転写部の下流で第2の帯電部の上流に第1の帯電部が形成され、第2の帯電部において、感光ドラムの表面に形成される第2の表面電位と第2の帯電電圧との間に形成される電位差を帯電電位差、とすると、画像形成動作において、帯電電位差を放電開始電圧以上になるように制御し、感光ドラムを回転させ、第1の帯電電圧が印加された状態で、非画像形成動作における帯電電位差を画像形成動作より小さくなるように制御する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
被転写材に画像形成を行う画像形成動作が実行可能な画像形成装置であって、
回転可能な感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面と接触して第1の帯電部を形成し、前記第1の帯電部において、第1の帯電電圧が印加されることにより前記感光ドラムの表面を帯電する第1の帯電部材と、
前記感光ドラムの表面と対向する第2の帯電部において、第2の帯電電圧が印加されることにより前記感光ドラムの表面を帯電する第2の帯電部材と、
前記第1の帯電部材と前記第2の帯電部材によって帯電された前記感光ドラムの表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記感光ドラムの表面と対向する現像部において、前記静電潜像に現像剤を現像することで前記感光ドラムの表面に現像剤像を形成する現像部材と、
前記感光ドラムの表面と対向する転写部において、前記現像剤像を前記被転写材に転写する転写部材と、
前記第1の帯電部材に前記第1の帯電電圧を印加する第1の帯電電圧印加部と、
前記第2の帯電部材に前記第2の帯電電圧を印加する第2の帯電電圧印加部と、
前記第1の帯電電圧と前記第2の帯電電圧と、を制御する制御部と、を有し、
前記感光ドラムの回転方向において、前記転写部の下流で前記第2の帯電部の上流に前記第1の帯電部が形成され、
前記第1の帯電部において、前記感光ドラムの表面に形成される第1の表面電位と前記第1の帯電電圧との間に形成される電位差を第1の帯電電位差、前記第2の帯電部において、前記感光ドラムの表面に形成される第2の表面電位と前記第2の帯電電圧との間に形成される電位差を第2の帯電電位差、と定義すると、
前記制御部は、
i)前記画像形成動作において、前記第2の帯電電位差を放電開始電圧以上になるように制御する、
ii)前記感光ドラムを回転させ、前記第1の帯電電圧が印加された状態で、前記画像形成動作とは異なる非画像形成動作における前記第2の帯電電位差を前記画像形成動作における前記第2の帯電電位差が小さくなるように制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記非画像形成動作における前記第2の帯電電圧の絶対値を前記画像形成動作における前記第2の帯電電圧より絶対値が小さくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記非画像形成動作において、前記第2の帯電電位差を放電開始電圧未満になるように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記非画像形成動作における前記第2の帯電電圧を前記第1の帯電電圧より絶対値が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記非画像形成動作において、正規極性に帯電した前記現像剤が前記第1の帯電部材から前記感光ドラムの表面に移動するような電界が形成されるような前記第1の帯電電位差となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記非画像形成動作において、正規極性に帯電した前記現像剤が前記第2の帯電部材から前記感光ドラムの表面に移動するような電界が形成されるような前記第2の帯電電位差となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記非画像形成動作における前記第1の帯電電圧の絶対値を前記画像形成動作における前記第1の帯電電圧より絶対値が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記非画像形成動作において、前記第1の帯電電位差を前記第2の帯電電位差より大きくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
被転写材に画像形成を行う画像形成動作が実行可能な画像形成装置であって、
回転可能な感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面と接触して第1の帯電部を形成し、前記第1の帯電部において、第1の帯電電圧が印加されることにより前記感光ドラムの表面を帯電する第1の帯電部材と、
前記感光ドラムの表面と対向する第2の帯電部において、第2の帯電電圧が印加されることにより前記感光ドラムの表面を帯電する第2の帯電部材と、
前記第1の帯電部材と前記第2の帯電部材によって帯電された前記感光ドラムの表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記感光ドラムの表面と対向する現像部において、前記静電潜像に現像剤を現像することで前記感光ドラムの表面に現像剤像を形成する現像部材と、
前記第1の帯電部材に前記第1の帯電電圧を印加する第1の帯電電圧印加部と、
前記第2の帯電部材に前記第2の帯電電圧を印加する第2の帯電電圧印加部と、
前記第1の帯電電圧と前記第2の帯電電圧と、を制御する制御部と、
前記第1の帯電部において、前記感光ドラムの表面に形成される第1の表面電位と前記第1の帯電電圧との間に形成される電位差を第1の帯電電位差、前記第2の帯電部において、前記感光ドラムの表面に形成される第2の表面電位と前記第2の帯電電圧との間に形成される電位差を第2の帯電電位差、と定義すると、
前記制御部は、
i)前記画像形成動作において、前記第2の帯電電位差を放電開始電圧以上になるように制御する、
ii)前記感光ドラムを回転させた状態で、前記画像形成動作において印加される前記第1の帯電電圧の絶対値より前記画像形成動作とは異なる非画像形成動作において印加される前記第1の帯電電圧の絶対値の方が大きくなるように制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
前記感光ドラムの表面と対向する転写部において、前記現像剤像を前記被転写材に転写する転写部材をさらに有し、
前記感光ドラムの回転方向において、前記転写部の下流で前記第2の帯電部の上流に前記第1の帯電部が形成されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザープリンター、複写機、ファクシミリ等の電子写真記録方式を利用する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置において、電子写真感光体(以下、感光ドラムと称する)の帯電手段として、感光ドラムに当接させた帯電部材に電圧を印加して、放電によって感光ドラムの表面を帯電する帯電方式が採用されている。
【0003】
具体的には、帯電部材にある閾値以上の電圧を印加すると、パッシェンの法則に従い、帯電部材と感光ドラムとの間に放電が発生し、それによって感光ドラム表面が帯電することとなる。
【0004】
ここで、印刷枚数が増加すると、感光ドラムや帯電部材の表面に現像剤としてのトナーや外添剤が付着・汚染し、感光ドラム表面の帯電電位が不均一となり、安定した画像が得られない場合がある。
【0005】
このような課題を解決する構成として、特許文献1が開示されている。特許文献1は、放電による帯電方式と放電を用いない注入帯電方式を組み合わせた帯電構成である。注入帯電方式とは、帯電部材から感光ドラムの表面に電荷を直接注入することによって、感光ドラム表面を帯電する方式である。しかしながら、注入帯電方式は、感光ドラム表面の帯電電位が不均一となる場合がある。そこで、特許文献1において、感光ドラムの回転方向において、上流側に注入帯電方式の帯電部材、下流側に放電による帯電方式の帯電部材を設けることで、下流側の帯電部材によって感光ドラム表面を均一に帯電する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-56470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1において、以下のような課題があった。放電による帯電方式は、放電による放電生成物の発生や感光ドラムの表面変質などによって、画像弊害が発生する場合がある。放電生成物が蓄積した感光ドラム表面や表面変質した感光ドラム表面は、特に高温高湿度環境下で低抵抗化するため、画像形成に必要な感光ドラムの表面電位が維持できず、現像装置によって所望のトナー像を現像することが困難な場合がある。
【0008】
そこで本発明は、感光ドラムと帯電部材との間に生じる放電を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
被転写材に画像形成を行う画像形成動作が実行可能な画像形成装置であって、回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムの表面と接触して第1の帯電部を形成し、前記第1の帯電部において、第1の帯電電圧が印加されることにより前記感光ドラムの表面を帯電する第1の帯電部材と、前記感光ドラムの表面と対向する前記第2の帯電部において、第2の帯電電圧が印加されることにより前記感光ドラムの表面を帯電する第2の帯電部材と、前記第1の帯電部材と前記第2の帯電部材によって帯電された前記感光ドラムの表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、前記感光ドラムの表面と対向する現像部において、前記静電潜像に現像剤を現像することで前記感光ドラムの表面に現像剤像を形成する現像部材と、前記感光ドラムの表面と対向する転写部において、前記現像剤像を前記被転写材に転写する転写部材と、前記第1の帯電部材に前記第1の帯電電圧を印加する第1の帯電電圧印加部と、前記第2の帯電部材に前記第2の帯電電圧を印加する第2の帯電電圧印加部と、前記第1の帯電電圧と前記第2の帯電電圧と、を制御する制御部と、を有し、前記感光ドラムの回転方向において、前記転写部の下流で前記第2の帯電部の上流に前記第1の帯電部が形成され、前記第1の帯電部において、前記感光ドラムの表面に形成される第1の表面電位と前記第1の帯電電圧との間に形成される電位差を第1の帯電電位差、前記第2の帯電部において、前記感光ドラムの表面に形成される第2の表面電位と前記第2の帯電電圧との間に形成される電位差を第2の帯電電位差、と定義すると、前記制御部は、i)前記画像形成動作において、前記第2の帯電電位差を放電開始電圧以上になるように制御する、ii)前記感光ドラムを回転させ、前記第1の帯電電圧が印加された状態で、前記画像形成動作とは異なる非画像形成動作における前記第2の帯電電位差を前記画像形成動作における前記第2の帯電電位差が小さくなるように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明によれば、感光ドラムと帯電部材との間に生じる放電を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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