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公開番号2025076213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023188051
出願日2023-11-01
発明の名称害虫の監視システム及び監視方法
出願人株式会社エフ・シー・シー
代理人個人
主分類A01M 1/00 20060101AFI20250508BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】害虫を捕集しつつその捕集数を計数して現時点の害虫の発生数を把握することができるとともに、捕集数に基づいて有効な防除計画を立てることができる害虫の監視システム及び監視方法を提供する。
【解決手段】農場Nにおける飛翔性の害虫を監視する監視システムにおいて、農場の所定位置における害虫を所定期間に亘って連続的に捕集しつつその捕集数を計数する計数装置1と、計数装置1で計数された捕集数を集計し、捕集数の時間的な変化を監視する監視装置2とを備えたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
農場における飛翔性の害虫を監視する監視システムにおいて、
農場の所定位置における害虫を所定期間に亘って連続的に捕集しつつその捕集数を計数する計数装置と、
前記計数装置で計数された前記捕集数を集計し、前記捕集数の時間的な変化を監視する監視装置と、
を備えたことを特徴とする害虫の監視システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記監視装置は、前記捕集数の時間的な変化から特定の期間における前記捕集数の極大値または極小値を求めるとともに、その求められた前記極大値または極小値と、前記害虫が卵から成虫に成長するまでの周期とに基づいて、将来的な害虫の増減または現時点の害虫の成長状況を推定可能なグラフを表示することを特徴とする請求項1記載の害虫の監視システム。
【請求項3】
前記計数装置により計数された害虫の捕集数を捕集データとして記憶可能なサーバを具備し、インターネットを介して前記捕集データをクラウドシステムに送信可能とされたことを特徴とする請求項1記載の害虫の監視システム。
【請求項4】
前記サーバは、前記捕集データに加え、捕集された害虫の種類を害虫データまたは使用した農薬の種類を農薬データとして記憶し、前記クラウドシステムに送信可能とされたことを特徴とする請求項3記載の害虫の監視システム。
【請求項5】
農場を複数の領域に区分けするとともに、前記計数装置による害虫の捕集数の計数、及び前記監視装置による前記捕集数の時間的な変化の監視を前記領域毎に行って管理することを特徴とする請求項1記載の害虫の監視システム。
【請求項6】
農場における飛翔性の害虫を監視する監視方法において、
農場の所定位置における害虫を所定期間に亘って連続的に捕集しつつその捕集数を計数する計数工程と、
前記計数工程で計数された捕集数を集計し、前記捕集数の時間的な変化を監視する監視工程と、
を備えたことを特徴とする害虫の監視方法。
【請求項7】
前記監視工程は、前記捕集数の時間的な変化から特定の期間における前記捕集数の極大値または極小値を求めるとともに、その求められた前記極大値または極小値と、前記害虫が卵から成虫に成長するまでの周期とに基づいて、将来的な害虫の増減または現時点の害虫の成長状況を推定可能なグラフを表示することを特徴とする請求項6記載の害虫の監視方法。
【請求項8】
前記計数工程により計数された害虫の捕集数を捕集データとしてサーバに記憶し、インターネットを介して前記捕集データをクラウドシステムに送信することを特徴とする請求項6記載の害虫の監視方法。
【請求項9】
前記サーバは、前記捕集データに加え、捕集された害虫の種類を害虫データまたは使用した農薬の種類を農薬データとして記憶し、前記クラウドシステムに送信することを特徴とする請求項8記載の害虫の監視方法。
【請求項10】
農場を複数の領域に区分けするとともに、前記計数工程による害虫の捕集数の計数、及び前記監視工程による前記捕集数の時間的な変化の監視を前記領域毎に行って管理することを特徴とする請求項6記載の害虫の監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農場における飛翔性の害虫を監視する監視システム及び監視方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ハウス内の農場において、防除の対象とされる害虫(例えばコナジラミ)は、体長1mm程度の飛翔性の害虫であり、卵から成虫になるまで周期が短いことから世代交代が早く、農薬耐性が付きやすいため、防除が難しい難防除害虫の一つとされている。このような害虫を有効に防除するためには、ハウス内の害虫の発生状況を観察し、発生状況に応じて使用する農薬の種類や農薬の散布タイミングを計画する必要がある。
【0003】
従来、ハウス内の害虫を捕集し、その捕集数を計数するための技術として、例えば特許文献1にて開示されているものが挙げられる。かかる従来の技術によれば、ガス性誘引性混合物を周囲空気に拡散させることにより、飛翔性の害虫を誘引するとともに、誘引した害虫をファンで吸引して捕集しつつ捕集数を計数するので、捕集数に基づいて害虫の発生数を把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2021-516068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術によれば、飛翔性の害虫を捕集しつつ捕集数を計数することにより現時点の害虫の発生数について把握できるものの、将来的な害虫の増減や現時点の害虫の成長状況を予測するのが難しく、有効な防除計画を立てることが困難であるという問題がある。なお、このような問題は、ハウス内の農場に限らず、屋外の農場においても同様にあり、防除の対象とされる害虫もコナジラミに限らず、他の害虫(特に飛翔性の害虫)であっても同様である。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、害虫を捕集しつつその捕集数を計数して現時点の害虫の発生数を把握することができるとともに、捕集数に基づいて有効な防除計画を立てることができる害虫の監視システム及び監視方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、農場における飛翔性の害虫を監視する監視システムにおいて、農場の所定位置における害虫を所定期間に亘って連続的に捕集しつつその捕集数を計数する計数装置と、前記計数装置で計数された前記捕集数を集計し、前記捕集数の時間的な変化を監視する監視装置とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の害虫の監視システムにおいて、前記監視装置は、前記捕集数の時間的な変化から特定の期間における前記捕集数の極大値または極小値を求めるとともに、その求められた前記極大値または極小値と、前記害虫が卵から成虫に成長するまでの周期とに基づいて、将来的な害虫の増減または現時点の害虫の成長状況を推定可能なグラフを表示することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の害虫の監視システムにおいて、前記計数装置により計数された害虫の捕集数を捕集データとして記憶可能なサーバを具備し、インターネットを介して前記捕集データをクラウドシステムに送信可能とされたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の害虫の監視システムにおいて、前記サーバは、前記捕集データに加え、捕集された害虫の種類を害虫データまたは使用した農薬の種類を農薬データとして記憶し、前記クラウドシステムに送信可能とされたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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