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公開番号2025074170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025029943
出願日2025-02-27
発明の名称植物病害防除方法
出願人住友化学株式会社
代理人
主分類A01N 37/36 20060101AFI20250502BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物病害の防除方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、植物病害に対して優れた防除効力を有する下記式(I)で示される化合物を用いる植物病害防除方法、並びに、式(I)で示される化合物と、群(a):殺虫活性成分、殺ダニ活性成分及び殺線虫活性成分からなる群;群(b):殺菌活性成分;群(c):植物成長調整成分;群(d):薬害軽減成分;群(e):共力剤;群(f):忌避成分;群(g):殺軟体動物成分;群(h):昆虫フェロモン;群(i):除草活性成分;群(j):生物防除資材、からなる群より選ばれる1以上の成分とを含有する植物病害防除組成物、を提供する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025074170000036.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">62</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(I)
TIFF
2025074170000035.tif
43
62
で示される化合物を植物病害、植物病害の生息場所、植物、又は植物の栽培担体に施用する工程を含む植物病害の防除方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
植物の栽培担体が、土壌である、請求項1に記載の植物病害の防除方法。
【請求項3】
式(I)で示される化合物と、群(a)、群(b)、群(c)、群(d)、群(e)、群(f)、群(g)、群(h)、群(i)及び群(j)からなる群より選ばれる1以上の成分とを含有する組成物:
群(a):殺虫活性成分、殺ダニ活性成分及び殺線虫活性成分からなる群;
群(b):殺菌活性成分;
群(c):植物成長調整成分;
群(d):薬害軽減成分;
群(e):共力剤;
群(f):忌避成分;
群(g):殺軟体動物成分;
群(h):昆虫フェロモン;
群(i):除草活性成分;
群(j):生物防除資材。
【請求項4】
請求項3に記載の組成物の有効量を植物病害、植物病害の生息場所、植物、又は植物の栽培担体に施用する工程を含む植物病害の防除方法。
【請求項5】
植物の栽培担体が、土壌である、請求項4に記載の植物病害の防除方法。
【請求項6】
式(I)で示される化合物、又は請求項3に記載の組成物の有効量を保持してなる種子又は栄養生殖器官。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は植物病害防除方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
これまでに植物病害の防除を目的として、様々な化合物が検討されている。特許文献1には、植物病害防除活性を有する化合物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第1995/027693号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、植物病害の防除方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、植物病害に対して優れた防除方法を見出すべく検討した結果、下記式(I)
TIFF
2025074170000001.tif
43
62
で示される化合物が植物病害に対して優れた防除効力を有することを見出した。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕 下記式(I)
TIFF
2025074170000002.tif
43
62
で示される化合物(以下、本化合物と記すことがある)を植物病害、植物病害の生息場所、植物、又は植物の栽培担体に施用する工程を含む植物病害の防除方法。
〔2〕 植物の栽培担体が、土壌である、〔1〕に記載の植物病害の防除方法。
〔3〕 本化合物と、群(a)、群(b)、群(c)、群(d)、群(e)、群(f)、群(g)、群(h)、群(i)及び群(j)からなる群より選ばれる1以上の成分とを含有する組成物:
群(a):殺虫活性成分、殺ダニ活性成分及び殺線虫活性成分からなる群;
群(b):殺菌活性成分;
群(c):植物成長調整成分;
群(d):薬害軽減成分;
群(e):共力剤;
群(f):忌避成分;
群(g):殺軟体動物成分;
群(h):昆虫フェロモン;
群(i):除草活性成分;
群(j):生物防除資材。
〔4〕 〔3〕に記載の組成物の有効量を植物病害、植物病害の生息場所、植物、又は植物の栽培担体に施用する工程を含む植物病害の防除方法。
〔5〕 植物の栽培担体が、土壌である、〔4〕に記載の植物病害の防除方法。
〔6〕 本化合物、又は〔3〕に記載の組成物の有効量を保持してなる種子又は栄養生殖器官。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、植物病害を防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本化合物(2-{2-[(2,5-ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}-2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)は、公知の化合物であり、例えば、国際公開第1995/027693号に記載されており、これに記載の方法により製造することができる。
本化合物は不斉炭素原子を一つ有しており、R体とS体の光学異性体が存在する。本発明においては、本化合物は任意の異性体単独であってもよいし、R体とS体とを任意の異性体比で含有していてもよい。本化合物としては、例えば、以下の化合物が挙げられる。
異性体比がR体:S体=50:50である化合物(以下、本化合物1と記す);
異性体比がR体:S体=100:0である化合物(以下、本化合物2と記す);
異性体比がR体:S体=90:10である化合物(以下、本化合物3と記す)。
本化合物1は、一般名がマンデストロビン(CAS RN(登録商標):173662-97-0)である化合物であり、例えば「The Pesticide Manual 18th Edition(BCPC刊)ISBN 978-1-9998966-1-4」の709ページや、国際公開第1995/027693号に記載されている。本化合物は、例えば、国際公開第1995/027693号に記載の方法により製造することができる。
【0008】
本化合物は、下記群(a)、群(b)、群(c)、群(d)、群(e)、群(f)、群(g)、群(h)、群(i)及び群(j)からなる群より選ばれる1以上の成分(以下、本成分と記す)と混用又は併用することができる。
前記混用又は併用とは、本化合物と本成分とを、同時に、別々に又は時間間隔をおいて使用することを意味する。
本化合物と本成分とを同時に使用する場合、本化合物及び本成分が、それぞれ別個の製剤に含まれていてもよく、1つの製剤に含まれていてもよい。
本発明の1つの側面は、群(a)、群(b)、群(c)、群(d)、群(e)、群(f)、群(g)、群(h)、群(i)及び群(j)からなる群より選ばれる1以上の成分(すなわち、本成分)、並びに本化合物を含有する組成物(以下、組成物Aと記す)である。
【0009】
群(a)は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えばカーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤)、GABA作動性塩化物イオンチャネルブロッカー(例えばフェニルピラゾール系殺虫剤)、ナトリウムチャネルモジュレーター(例えば、ピレスロイド系殺虫剤)、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター(例えば、ネオニコチノイド系殺虫剤)、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター、グルタミン酸作動性塩化物イオンチャネルアロステリックモジュレーター(例えば、マクロライド系殺虫剤)、幼若ホルモン受容体モジュレーター、マルチサイト阻害剤、弦音器官TRPVチャネルモジュレーター、ダニ類成育阻害剤、ミトコンドリアATP合成酵素阻害剤、酸化的リン酸化脱共役剤、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー(例えば、ネライストキシン系殺虫剤)、キチン生合成阻害剤、脱皮阻害剤、エクダイソン受容体アゴニスト、オクトパミン受容体アゴニスト、ミトコンドリア電子伝達系複合体I, II, III及びIVの阻害剤、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、リアノジン受容体モジュレーター(例えば、ジアミド系殺虫剤)、弦音器官ニコチンアミダーゼ阻害剤、GABA作動性塩化物イオンチャネルアロステリックモジュレーター、カルシウム活性化カリウムチャネルモジュレーター、RNA干渉を介した標的抑制因子、小胞アセチルコリントランスポーター阻害剤、並びにその他の殺節足動物活性成分及び殺線虫活性成分からなる群である。これらは、IRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
【0010】
群(b)は、核酸合成阻害剤(例えば、フェニルアミド系殺菌剤、アシルアミノ酸系殺菌剤)、細胞分裂及び細胞骨格阻害剤(例えば、MBC殺菌剤)、呼吸阻害剤(例えば、QoI殺菌剤、QiI殺菌剤)、アミノ酸合成及びタンパク質合成阻害剤(例えば、アニリノピリミジン系殺菌剤)、シグナル伝達阻害剤、脂質合成及び膜合成阻害剤、ステロール生合成阻害剤(例えば、トリアゾール系などのDMI殺菌剤)、細胞壁生合成阻害剤、メラニン合成阻害剤、植物防御誘導剤、他作用点接触活性殺菌剤、微生物殺菌剤、及びその他の殺菌活性成分からなる群である。これらは、FRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
(【0011】以降は省略されています)

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