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公開番号
2025076944
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188929
出願日
2023-11-02
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250509BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 調整チャートの出力を減らし、ユーザビリティの向上を図ること。
【解決手段】 読取装置の読取領域よりも大きい所定の記録材に対して調整モードを実行する場合、所定の記録材の第1領域であって、読取装置の読取領域と同一サイズである第1領域に複数の第1試験画像を含む第1チャートを出力させるとともに、第1チャートが形成された面と同じ面で、第1領域とは異なる第2領域であって、読取装置の読取領域と同一サイズである第2領域に複数の第2試験画像を含む第2チャートを出力させ、第1チャートが所定の読取位置にセットされているときに読取装置で読み取った第1検知結果と、第2チャートが所定の読取位置にセットされているときに読取装置で読み取った第2検知結果と、に基づいて、調整モードを実行する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体からトナー像が一次転写される中間転写体と、
前記中間転写体から記録材へのトナー像の二次転写を行う転写部を形成する転写部材と、
前記転写部材に電圧を印加する印加部と、
前記転写部で転写されたトナー像が定着されて画像が形成された記録材を排出する排出部と、
所定の読取位置にセットされている記録材上の画像を読み取り可能な読取装置と、
前記印加部により前記転写部材に複数の試験電圧を印加して複数の試験画像を順次転写したチャートを出力するとともに、前記チャートが前記読取位置にセットされているときの前記読取装置による読み取り結果に基づいて前記二次転写を実行する時に前記印加部により前記転写部材に印加する二次転写電圧を調整する調整モードを実行する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記読取装置の読取領域よりも大きい所定の記録材に対して前記調整モードを実行する場合、前記所定の記録材の第1領域に複数の第1試験画像を含む第1チャートを出力させるとともに、前記第1チャートが形成された面と同じ面で、前記第1領域とは異なる第2領域に複数の第2試験画像を含む第2チャートを出力させ、前記第1チャートが前記所定の読取位置にセットされ、前記第2チャートが前記所定の読取位置にセットされていないときに前記読取装置で読み取った第1検知結果と、前記第2チャートが前記所定の読取位置にセットされ、前記第1チャートが前記所定の読取位置にセットされていないときに前記読取装置で読み取った第2検知結果と、に基づいて、前記調整モードが実行されるように構成されている、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記所定の記録材に対して前記調整モードを実行する場合に、出力された前記チャートが前記第1チャートであることを操作者が識別するための第1識別情報と、出力された前記チャートが前記第2チャートであることを操作者が識別するための第2識別情報と、が出力されるように前記調整モードを実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記所定の記録材に対して前記調整モードを実行する場合に、前記読取装置により読み取られた前記チャートが前記第1チャートであるか否かを判別するための第1判別情報と、前記読取装置により読み取られた前記チャートが前記第2チャートであるか否かを判別するための第2判別情報と、が出力されるように前記調整モードを実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1チャートは、記録材の搬送方向において、前記第2チャートよりも下流に配置され、前記複数の第1試験画像が転写される際の前記試験電圧の絶対値は、記録材の搬送方向の下流側から上流側に向けて順次大きくなるように転写され、前記複数の第2試験画像が転写される際の前記試験電圧の絶対値は、前記複数の第1試験画像が転写される際の前記試験電圧の絶対値の最大値よりも大きく、かつ、記録材の搬送方向の下流側から上流側に向けて順次大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
情報を表示させる表示部を備え、前記制御部は、前記所定の記録材に対して前記調整モードを実行する場合、前記第1チャートと、前記第2チャートの前記読取装置による読取状況に関する情報を前記表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式などを用いた画像形成装置として、感光ドラムなどの像担持体上に形成したトナー像を、中間転写ベルトなどの中間転写体上に一次転写した後に中間転写体上から記録材上に二次転写する、中間転写方式のものがある。一次転写は、像担持体と中間転写体とが当接する一次転写部に一次転写電圧を印加することで行われ、二次転写は中間転写体と二次転写部材とが当接する二次転写部を記録材が通過する際に二次転写部に二次転写電圧を印加することで行われる。
【0003】
中間転写体上のトナー像を静電的に記録材上へ二次転写する際の二次転写電圧を適切な値にすることが、品質の高い画像成果物を得るために必要である。二次転写電圧が中間転写体上のトナーが持つ電荷量に対して十分でない場合には、記録材上へ十分に転写できずに所望の画像濃度が得られなくなることがある。また、二次転写電圧が高すぎる場合には、二次転写部で放電が発生し、その放電によって中間転写体上のトナーの帯電極性が反転するなどして、中間転写体上のトナー像が部分的に転写できなくなる「白抜け」が発生することがある。
【0004】
中間転写体上のトナーを記録材上へ二次転写するために必要な電荷量は、記録材のサイズやトナー像の面積率などによって様々に変動する。そのため、二次転写部に供給される二次転写電圧は、所定の電流密度に対応した一定の電圧を出力する定電圧で印加されることが多い。この場合、記録材の外側や記録材上のトナー像が無い部分を流れる電流とは無関係に、肝心のトナー像を転写する部分に所定の電圧に応じた転写電流を確保できるからである。
【0005】
二次転写電圧は、画像形成前の前回転工程時などに検知された二次転写部の電気抵抗に応じた転写部分担電圧と、予め設定された記録材の種類に応じた記録材分担電圧と、に基づいて決定することができる。これにより、環境変動、転写部材の使用履歴、記録材の種類などに応じて適切な二次転写電圧を設定することができる。しかし、画像形成に用いられる記録材の種類や状態は様々であるため、予め設定されたデフォルトの記録材分担電圧では、二次転写電圧に過不足が生じることがある。そこで、画像形成装置に、実際に画像形成に用いる記録材に応じて転写電圧の設定電圧を調整する調整モードを設けることが提案されている。
【0006】
特許文献1では、二次転写電圧の設定電圧を調整する調整モードを備えた画像形成装置が提案されている。この調整モードでは、1枚の記録材に複数のパッチ(試験画像)が形成されたチャートが、パッチごとに二次転写電圧が切り替えられて出力される。このチャートは、画像形成装置に設けられた読取装置によって読み取られ、各パッチの濃度が検知される。そして、その検知結果に応じて、最適な二次転写電圧条件が選択される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-37185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のようなチャートを用いる場合、チャートのサイズが読取装置の読取可能最大サイズに収まるように調整チャートを出力していた。例えば、圧板タイプの読取装置の読取領域の大きさが主走査方向297mm、副走査方向420mmの画像形成装置において、主走査方向297mm、副走査方向1200mmの記録材で調整チャートを出力した場合を考える。読取装置の読取領域の大きさ(主走査方向297mm、副走査方向420mm)の範囲で調整チャートを出力し、それ以外は何も印字していないため余白となっていた。調整が1回で終了しなかった場合は、さらに同じ紙種で調整チャートを出力し、読取動作を行い、調整する必要があった。調整チャートを複数回出力し、読取装置への置き換える操作者の動作が増えると、ユーザビリティが低下する可能性がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、調整チャートの出力の回数を減らし、ユーザビリティの向上を図ることのできる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の代表的な構成は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が一次転写される中間転写体と、前記中間転写体から記録材へのトナー像の二次転写を行う転写部を形成する転写部材と、前記転写部材に電圧を印加する印加部と、前記転写部で転写されたトナー像が定着されて画像が形成された記録材を排出する排出部と、所定の読取位置にセットされている記録材上の画像を読み取り可能な読取装置と、前記印加部により前記転写部材に複数の試験電圧を印加して複数の試験画像を順次転写したチャートを出力するとともに、前記チャートが前記所定の読取位置にセットされているときに前記読取装置により読み取った読取結果に基づいて前記二次転写時に前記印加部により前記転写部材に印加する二次転写電圧を調整する調整モードを実行可能な制御部と、を有し、前記制御部は、前記読取装置の読取領域よりも大きい所定の記録材に対して前記調整モードを実行する場合、前記所定の記録材の第1領域に複数の第1試験画像を含む第1チャートを出力させるとともに、前記第1チャートが形成された面と同じ面で、前記第1領域とは異なる第2領域に複数の第2試験画像を含む第2チャートを出力させ、前記第1チャートが前記所定の読取位置にセットされ、前記第2チャートが前記所定の読取位置にセットされていないときに前記読取装置で読み取った第1検知結果と、前記第2チャートが前記所定の読取位置にセットされ、前記第1チャートが前記所定の読取位置にセットされていないときに前記読取装置で読み取った第2検知結果と、に基づいて、前記調整モードが実行されるように構成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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