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公開番号2025077309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189397
出願日2023-11-06
発明の名称機器
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類F24H 1/14 20220101AFI20250512BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】液体通路を流れる液体が意図しない箇所に流れていくことを抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】機器は、大気に開放された容器と、内部に液体が流れる液体通路と、液体通路に空気を導入する空気導入部と、液体通路に設けられ、液体通路に導入された空気を利用して液体通路を流れる液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備える。空気導入部は、容器の内部に開口する吸気口と、液体通路の内部と吸気口の間を接続する空気導入路と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
大気に開放された容器と、
内部に液体が流れる液体通路と、
前記液体通路に空気を導入する空気導入部と、
前記液体通路に設けられ、前記液体通路に導入された空気を利用して前記液体通路を流れる液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備えており、
前記空気導入部は、
前記容器の内部に開口する吸気口と、
前記液体通路の内部と前記吸気口の間を接続する空気導入路と、を含む、機器。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
熱媒を加熱する加熱部と、
前記加熱部で加熱された熱媒を、熱媒からの放熱によって暖房を行う暖房装置に循環させる暖房回路と、
前記暖房回路に流れる熱媒を圧送する暖房ポンプと、
前記暖房回路に設けられるシスターンと、をさらに備えており、
前記容器は、前記シスターンを含む、請求項１の機器。
【請求項３】
燃焼器と、
前記燃焼器で生成される燃焼ガスの潜熱を回収して熱媒を加熱する潜熱熱交換器と、
前記潜熱熱交換器で生じるドレンを中和する中和器と、をさらに備えており、
前記容器は、前記中和器を含む、請求項１の機器。
【請求項４】
食器類を収容する洗浄槽と、
給水源から前記洗浄槽に向けて水が流れる給水路と、
前記洗浄槽の内部に設けられる洗浄ノズルと、
前記洗浄槽の内部に設けられ、前記洗浄ノズルに接続される洗浄路と、
前記洗浄槽の内部の水を前記洗浄路を介して前記洗浄ノズルに圧送する洗浄ポンプと、
前記洗浄槽から排出された水が流れる排水路と、をさらに備えており、
前記液体通路は、前記給水路であり、
前記容器は、前記洗浄槽を含む、請求項１の機器。
【請求項５】
大気に開放された排液路と、
内部に液体が流れる液体通路と、
前記液体通路に空気を導入する空気導入部と、
前記液体通路に設けられ、前記液体通路に導入された空気を利用して前記液体通路を流れる液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備えており、
前記空気導入部は、
前記排液路の内部に開口する吸気口と、
前記液体通路の内部と前記吸気口の間を接続する空気導入路と、を含む、機器。
【請求項６】
熱媒を加熱する加熱部と、
前記加熱部で加熱された熱媒を、熱媒からの放熱によって暖房を行う暖房装置に循環させる暖房回路と、
前記暖房回路に流れる熱媒を圧送する暖房ポンプと、
前記暖房回路に設けられるシスターンと、
一端が前記シスターンの第１オーバーフロー口に接続され、他端が所定の排液箇所に接続された第１オーバーフロー路と、をさらに備えており、
前記排液路は、前記第１オーバーフロー路を含む、請求項５の機器。
【請求項７】
燃焼器と、
前記燃焼器で生成される燃焼ガスの潜熱を回収して熱媒を加熱する潜熱熱交換器と、
前記潜熱熱交換器で生じるドレンを中和する中和器と、
一端が前記中和器の第２オーバーフロー口に接続され、他端が所定の排液箇所に接続された第２オーバーフロー路と、をさらに備えており、
前記排液路は、前記第２オーバーフロー路を含む、請求項５の機器。
【請求項８】
食器類を収容する洗浄槽と、
給水源から前記洗浄槽に向けて水が流れる給水路と、
前記洗浄槽の内部に設けられる洗浄ノズルと、
前記洗浄槽の内部に設けられ、前記洗浄ノズルに接続される洗浄路と、
前記洗浄槽の内部の水を前記洗浄路を介して前記洗浄ノズルに圧送する洗浄ポンプと、
前記洗浄槽から排出された水が流れる排水路と、をさらに備えており、
前記液体通路は、前記給水路および前記洗浄路の少なくとも一方であり、
前記排液路は、前記排水路を含む、請求項５の機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書で開示する技術は、機器に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、内部に液体が流れる液体通路と、前記液体通路に空気を導入する空気導入部と、前記液体通路に設けられ、前記液体通路に導入された空気を利用して前記液体通路を流れる液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備える機器が開示されている。前記空気導入部は、大気に開放される吸気口と、前記液体通路の内部と前記吸気口の間を接続する空気導入路と、を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－１６１４９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の機器は、吸気口から空気導入路を介して液体通路へと空気を導入する構成となっている。しかしながら、仮に液体通路を流れる液体が空気導入路に流れ込み、吸気口を介して空気導入路の外部に流出すると、その液体が意図しない箇所（例えば、電気配線が設けられている箇所）に流れていくおそれがある。本明細書では、液体通路を流れる液体が意図しない箇所に流れていくことを抑制可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本技術の第１の態様では、機器は、大気に開放された容器と、内部に液体が流れる液体通路と、前記液体通路に空気を導入する空気導入部と、前記液体通路に設けられ、前記液体通路に導入された空気を利用して前記液体通路を流れる液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備えている。前記空気導入部は、前記容器の内部に開口する吸気口と、前記液体通路の内部と前記吸気口の間を接続する空気導入路と、を含んでいる。
【０００６】
上記の構成によれば、容器の内部の空気を、吸気口から空気導入路を介して液体通路に空気を導入することができる。さらに上記の構成によれば、仮に液体通路を流れる液体が空気導入路に流れ込み、吸気口を介して空気導入路の外部に流出したとしても、その液体は容器の内部に流れていく。これにより、液体通路を流れる液体が意図しない箇所に流れていくことを抑制できる。
【０００７】
本技術の第２の態様では、上記第１の態様において、前記機器は、熱媒を加熱する加熱部と、前記加熱部で加熱された熱媒を、熱媒からの放熱によって暖房を行う暖房装置に循環させる暖房回路と、前記暖房回路に流れる熱媒を圧送する暖房ポンプと、前記暖房回路に設けられるシスターンと、をさらに備えてもよい。前記容器は、前記シスターンを含んでもよい。
【０００８】
上記の構成によれば、シスターンの内部の空気を、吸気口から空気導入路を介して液体通路に導入することができる。さらに上記の構成によれば、仮に液体通路を流れる液体が空気導入路に流れ込み、吸気口を介して空気導入路の外部に流出したとしても、その液体はシスターンの内部に流れていく。これにより、液体通路を流れる液体が意図しない箇所に流れていくことを抑制できる。
【０００９】
本技術の第３の態様では、上記第１の態様において、前記機器は、燃焼器と、前記燃焼器で生成される燃焼ガスの潜熱を回収して熱媒を加熱する潜熱熱交換器と、前記潜熱熱交換器で生じるドレンを中和する中和器と、をさらに備えてもよい。前記容器は、前記中和器を含んでもよい。
【００１０】
上記の構成によれば、中和器の内部の空気を、吸気口から空気導入路を介して液体通路に導入することができる。さらに上記の構成によれば、仮に液体通路を流れる液体が空気導入路に流れ込み、吸気口を介して空気導入路の外部に流出したとしても、その液体は中和器の内部に流れていく。これにより、液体通路を流れる液体が意図しない箇所に流れていくことを抑制できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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