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公開番号
2025078156
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190521
出願日
2023-11-08
発明の名称
固体電池及び固体電池の製造方法
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
50/562 20210101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高品質の固体電池を実現する。
【解決手段】固体電池1Aは、第1方向D1に正極層11及び負極層12が電解質層13を介して積層される積層体14と、それを覆う絶縁層15とを有し、第2方向D2の第1側D2aに面し正極層11の一部が絶縁層15から露出する第1端面10aと、第2方向D2の第2側D2bに面し負極層12の一部が絶縁層15から露出する第2端面10bとを有する電池本体10を含む。固体電池1Aは更に、第1端面10aを覆い正極層11と接続される第1外部電極層21と、それを覆う第1金属層22と、第2端面10bを覆い負極層12と接続される第2外部電極層31と、それを覆う第2金属層32とを含む。第1外部電極層21は、第1金属層22側の第1表層部21aにCuを含有し、第2外部電極層31は、第2金属層32側の第2表層部31aにAgを含有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に正極層及び負極層が電解質層を介して積層される積層体と、前記積層体を覆う絶縁層とを有し、前記第1方向と直交する第2方向の第1側に面し前記正極層の一部が前記絶縁層から露出する第1端面と、前記第2方向の前記第1側とは反対の第2側に面し前記負極層の一部が前記絶縁層から露出する第2端面とを有する電池本体と、
前記第1端面を覆い、前記正極層と接続される第1外部電極層と、
前記第2端面を覆い、前記負極層と接続される第2外部電極層と、
前記第1外部電極層を覆う第1金属層と、
前記第2外部電極層を覆う第2金属層と、
を含み、
前記第1外部電極層は、前記第1金属層側の第1表層部にCuを含有し、
前記第2外部電極層は、前記第2金属層側の第2表層部にAgを含有する、固体電池。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記第1外部電極層は、前記第1表層部と前記電池本体との間に、Ag又はCuを含有する第1内層部を有し、
前記第2外部電極層は、前記第2表層部と前記電池本体との間に、Agを含有する第2内層部を有する、請求項1に記載の固体電池。
【請求項3】
前記第1内層部は、少なくとも2層の積層構造を有する、請求項2に記載の固体電池。
【請求項4】
前記第1表層部は、樹脂を更に含有する、請求項1に記載の固体電池。
【請求項5】
第1方向に正極層及び負極層が電解質層を介して積層される積層体と、前記積層体を覆う絶縁層とを有し、前記第1方向と直交する第2方向の第1側に面し前記正極層の一部が前記絶縁層から露出する第1端面と、前記第2方向の前記第1側とは反対の第2側に面し前記負極層の一部が前記絶縁層から露出する第2端面とを有する電池本体を形成する工程と、
前記第1端面を覆い、前記正極層と接続される第1外部電極層を形成する工程と、
前記第2端面を覆い、前記負極層と接続される第2外部電極層を形成する工程と、
前記第1外部電極層を覆う第1金属層を形成する工程と、
前記第2外部電極層を覆う第2金属層を形成する工程と、
を含み、
前記第1外部電極層を形成する工程は、前記第1金属層側の第1表層部にCuを含有する前記第1外部電極層を形成する工程を含み、
前記第2外部電極層を形成する工程は、前記第2金属層側の第2表層部にAgを含有する前記第2外部電極層を形成する工程を含む、固体電池の製造方法。
【請求項6】
前記第1外部電極層を形成する工程は、前記第1表層部と前記電池本体との間に、Ag又はCuを含有する第1内層部を形成する工程を含み、
前記第2外部電極層を形成する工程は、前記第2表層部と前記電池本体との間に、Agを含有する第2内層部を形成する工程を含む、請求項5に記載の固体電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電池及び固体電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
固体電池に関し、正極層及び負極層とそれらの間に介在する固体電解質とを含む固体電池積層体の、その正極層及び負極層とそれぞれ電気的に接続される外部電極として、Cu(銅)、Ag(銀)、Ni(ニッケル)、Ti(チタン)、Cr(クロム)、Pt(白金)及びPd(パラジウム)からなる群から選択される少なくとも1種の元素を含むものを用いる技術が知られている(特許文献1)。
【0003】
また、積層セラミックコンデンサ等の電子部品に関し、誘電体層と内部ニッケル電極層とが交互に積層された内層部を有する積層体本体の、その内部ニッケル電極層が露出する端面に外部ニッケル層を設け、その外側に銅等の金属フィラーを含む熱硬化性樹脂層又は外部銅電極層を設ける技術が知られている(特許文献2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/070601号パンフレット
特開2022-14534号公報
特開2022-14536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
固体電池として、正負の電極層(正極層及び負極層)が電解質層を介して積層される積層体の、その正負の電極層の各一部がそれぞれ露出する端面に、電極層の露出部位と接続される外部電極層とそれを覆う金属層とを設けるものが知られている。例えば、導電材料を含むペーストを用いて外部電極層が形成され、それを覆うようにメッキ法等を用いて金属層が形成される。
【0006】
このような固体電池において、例えば、導電材料としてAgを含むペーストを用いて外部電極層が形成される場合には、金属層による被覆が不十分であると、大気中の水分の影響で、通電に伴い正極側の外部電極層からAgのマイグレーションが発生することがある。また、例えば、導電材料としてCuを含むペーストを用いて外部電極層が形成される場合には、通電に伴い負極側の外部電極層を覆う金属層或いは更に外部電極層に変色が発生することがある。このようなマイグレーションや変色の発生は、固体電池の品質低下を招き得る。
【0007】
1つの側面では、本発明は、高品質の固体電池を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの態様では、第1方向に正極層及び負極層が電解質層を介して積層される積層体と、前記積層体を覆う絶縁層とを有し、前記第1方向と直交する第2方向の第1側に面し前記正極層の一部が前記絶縁層から露出する第1端面と、前記第2方向の前記第1側とは反対の第2側に面し前記負極層の一部が前記絶縁層から露出する第2端面とを有する電池本体と、前記第1端面を覆い、前記正極層と接続される第1外部電極層と、前記第2端面を覆い、前記負極層と接続される第2外部電極層と、前記第1外部電極層を覆う第1金属層と、前記第2外部電極層を覆う第2金属層と、を含み、前記第1外部電極層は、前記第1金属層側の第1表層部にCuを含有し、前記第2外部電極層は、前記第2金属層側の第2表層部にAgを含有する、固体電池が提供される。
【0009】
また、別の態様では、上記のような固体電池の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
1つの側面では、高品質の固体電池を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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