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公開番号2025078387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190916
出願日2023-11-08
発明の名称放射線撮影装置及び放射線撮影システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G01T 7/00 20060101AFI20250513BHJP(測定;試験)
要約【課題】放射線検出部を支持する支持基台の軽量化を図りつつ、筐体の側面から衝撃を受けた際に支持基台が破損や変形するリスクを低減できる技術を提供する。
【解決手段】入射した放射線201を検出する放射線検出部130と、放射線検出部130を支持し、発泡材を備える支持基台140と、放射線検出部130及び支持基台140を内包する筐体と、放射線201の入射方向から見た場合の筐体の側面103-1と、支持基台140との間に配置された突当部材150を備え、突当部材150は、支持基台140に備わる発泡材よりも比重または弾性率が大きい部材である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入射した放射線を検出する放射線検出部と、
前記放射線検出部を支持し、発泡材を備える支持基台と、
前記放射線検出部および前記支持基台を内包する筐体と、
前記放射線の入射方向から見た場合の前記筐体の側面と、前記支持基台との間に配置された突当部材と、
を有し、
前記突当部材は、前記発泡材よりも比重または弾性率が大きい部材である
ことを特徴とする放射線撮影装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記突当部材は、前記支持基台において前記放射線検出部を支持する側および当該支持する側とは反対側のうちの少なくとも1つの側に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記突当部材は、前記筐体の側面に向かう方向に突き出る凸部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記突当部材は、前記筐体の複数の前記側面のうち、他の側面の側よりも前記放射線の入射方向における前記支持基台の厚みが小さい側面の側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記筐体の複数の前記側面のうち、少なくとも1つの側面の側に配置され、前記放射線検出部と電気的に接続された配線部材を更に有し、
前記突当部材は、前記配線部材が配置されている前記筐体の側面の側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記配線部材は、電気部品と電気的に接続されており、
前記電気部品は、前記配線部材を介して前記放射線検出部から電気信号を読み出す
ことを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記突当部材は、金属を含み形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記突当部材と前記筐体の側面との間に配置された緩衝部材を更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記筐体が外部から衝撃を受けた場合に、前記緩衝部材が前記支持基台よりも先に塑性変形する
ことを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
前記支持基台の比重をS1とし、前記突当部材の比重をS2とし、前記緩衝部材の比重をS3とすると、S1<S3<S2である
ことを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮影装置及び放射線撮影システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
放射線撮影の一般的な方式としては、フィルム/スクリーン方式やCR方式が挙げられる。これらの方式では、感光性フィルム或いは潜像として画像を蓄積する蛍光体プレートを、JIS Z 4905(ISO4090)で規格化されているフィルム撮影装置といわれる収納ケースに入れて放射線撮影に用いてきた。一方、絶縁基板上に薄膜半導体材料を形成したフラットパネルセンサを用いた放射線撮影装置が普及し、医療画像診断においては静止画撮影や透視撮影のような動画撮影のために、デジタル放射線撮影装置が用いられている。
【0003】
放射線撮影装置は、近年の実装技術の向上に伴って、より迅速かつ広範囲な部位の撮影を可能にするため、薄型で軽量な可搬型の放射線撮影装置が製品化されている。これにより、放射線撮影装置は、一般的に設置されている放射線室以外にも、技師が病室や手術室等に持ち運んで撮影する場面も増えている。特許文献1には、放射線検出部(センサ)を支持する支持基台に空隙を有する多孔性部材(発泡材)を用いることで、支持基台の軽量化を図った放射線撮影装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7010135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の放射線撮影装置では、放射線の入射方向から見た場合の筐体の側面からの衝撃を緩和することについては考慮されていない。このため、特許文献1に記載の放射線撮影装置では、例えば放射線撮影装置の落下等で筐体の側面に局所的な衝撃が加わった場合、筐体に内包されている支持基台(放射線検出部(センサ)を含みうる)が破損や変形するリスクが高まることが想定される。
【0006】
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、放射線検出部を支持する支持基台の軽量化を図りつつ、筐体の側面から衝撃を受けた際に支持基台が破損や変形するリスクを低減できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の放射線撮影装置は、入射した放射線を検出する放射線検出部と、前記放射線検出部を支持し、発泡材を備える支持基台と、前記放射線検出部および前記支持基台を内包する筐体と、前記放射線の入射方向から見た場合の前記筐体の側面と、前記支持基台との間に配置された突当部材と、を有し、前記突当部材は、前記発泡材よりも比重または弾性率が大きい部材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、放射線検出部を支持する支持基台の軽量化を図りつつ、筐体の側面から衝撃を受けた際に支持基台が破損や変形するリスクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置において、図1(a)に示すA-A線での断面における内部構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置において、図2に示すリアカバー及びリアフレームを取り外した状態を背面の側から見た平面図である。
第2の実施形態に係る放射線撮影装置において、図1(a)に示すA-A線での断面における内部構成の一例を示す図である。
第3の実施形態に係る放射線撮影装置において、図1(a)に示すA-A線での断面における内部構成の一例を示す図である。
第3の実施形態に係る放射線撮影装置において、図5に示すリアカバー及びリアフレームを取り外した状態を背面の側から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態(実施形態)について説明する。ただし、各実施形態に示す構造の詳細は、本明細書の記載や図面に示されたものに限定されるものではない。また、本明細書において、放射線には、X線だけではなく、α線やβ線、γ線、粒子線、宇宙線なども、含まれるものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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