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公開番号2025078244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190676
出願日2023-11-08
発明の名称塵埃噴射装置
出願人株式会社不二越
代理人個人
主分類G01N 17/00 20060101AFI20250513BHJP(測定;試験)
要約【課題】大型の試験対象物であっても、塵埃を効率良く使用した試験が可能になる塵埃噴射装置を提供する。
【解決手段】塵埃噴射装置1は、塵埃に対する試験対象物200の保護性能について試験を行うものである。塵埃噴射装置1は、試験対象物200に向けて塵埃を噴射する噴射ノズル15と、噴射ノズル15から噴射された後落下した塵埃を試験対象物200に向けて吹き上げる複数の吹上ノズル17と、を有し、吹上ノズル17を平面視した際における試験対象物200に対する配置が変更自在である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
塵埃に対する試験対象物の保護性能について試験を行う塵埃噴射装置であって、
前記試験対象物に向けて前記塵埃を噴射する噴射ノズルと、
前記噴射ノズルから噴射された後落下した前記塵埃を前記試験対象物に向けて吹き上げる複数の吹上ノズルと、
を有し、
前記吹上ノズルを平面視した際における前記試験対象物に対する配置が変更自在であることを特徴とする塵埃噴射装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記吹上ノズルは、一端を閉じた管状の部材であり、
前記吹上ノズルの一面に、前記吹上ノズルの長手軸方向に沿ったスリットが設けられ、
前記スリットから気体が噴射されることを特徴とする請求項1記載の塵埃噴射装置。
【請求項3】
前記噴射ノズルを揺動させ、前記噴射ノズルの向きを変えながら前記塵埃を噴射することを特徴とする請求項1記載の塵埃噴射装置。
【請求項4】
前記吹上ノズルは、前記試験対象物を平面視した際、前記試験対象物を囲むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の塵埃噴射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塵埃に対する試験対象物の保護性能について試験を行う塵埃噴射装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
周知のように、IP試験は、水や固形物の進入に対する電気機器の保護性能を評価するための試験であり、その一つに、電気機器の防塵性や耐塵性を評価する試験がある。これらの試験では、塵埃を含む気体中に電気機器を曝し、電気機器の筐体内に塵埃が進入するのを防止できるかや、筐体内に進入した塵埃が電気機器の性能に影響しないかについて評価する。IP試験では、前者を防塵性、後者を耐塵性としている。
【0003】
特許文献1の図3に、耐塵性の試験を行う従来の試験装置として、試験容器の底面に設けられたファンとモータを用い、試験容器内で砂塵を攪拌して巻き上げるものが記載されている。この試験装置は、試験容器内に配置された試験対象物を、砂塵を含む気流中に曝すことで試験が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004―191342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の試験装置では試験対象物が試験容器内に配置できる大きさのものに限られる。より大型の試験対象物についてIP試験を行うためには大きな試験空間が必要となるが、その場合には塵埃の使用効率が課題となる。
【0006】
すなわち、気体中に含まれる塵埃は、いずれ落下し、試験空間の床面に堆積する。小型の試験容器であればその回収や再利用は比較的容易であるが、大きな試験空間になると、塵埃の回収と再利用が難しくなる。そのため、事前に用意した塵埃を使い切ってしまえば塵埃の補充等が必要になり、試験の長時間化、塵埃の使用量増加につながる。
【0007】
上記課題に鑑み、本発明は、大型の試験対象物であっても、塵埃を効率良く使用した試験が可能になる塵埃噴射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明は、塵埃に対する試験対象物の保護性能について試験を行う塵埃噴射装置であって、前記試験対象物に向けて前記塵埃を噴射する噴射ノズルと、前記噴射ノズルから噴射された後落下した前記塵埃を前記試験対象物に向けて吹き上げる複数の吹上ノズルと、を有し、前記吹上ノズルを平面視した際における前記試験対象物に対する配置が変更自在であることを特徴とする塵埃噴射装置である。
【0009】
前記吹上ノズルは、例えば一端を閉じた管状の部材であり、前記吹上ノズルの一面に、前記吹上ノズルの長手軸方向に沿ったスリットが設けられ、前記スリットから気体が噴射される。
【0010】
また前記噴射ノズルを揺動させ、前記噴射ノズルの向きを変えながら前記塵埃を噴射する。
(【0011】以降は省略されています)

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