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公開番号2025079191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191719
出願日2023-11-09
発明の名称保守支援システム及びプログラム、保守支援方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250514BHJP(計算;計数)
要約【課題】作業者の支援を行なう保守支援システムにおいて作業員の支援を効率的に行う。
【解決手段】画像形成装置の保守作業を支援するための保守支援システムが提供される。この装置は、サービスマニュアルの項目ごとに紐づけた作業実績の第1の統計情報を含む前記サービスマニュアルを保存し、画像形成装置の保守作業の作業実績に基づいて第2の統計情報を生成し、第1の統計情報と第2の統計情報とを比較し、それぞれの統計情報に含まれた、対応する項目に関する対処実績の順位の相違に基づいてサービスマニュアルを更新するか否かを判断し、その判断結果に応じて保存手段に保存されたサービスマニュアルを更新する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置の保守作業を支援するための保守支援システムであって、
サービスマニュアルの項目ごとに紐づけた作業実績の第1の統計情報を含む前記サービスマニュアルを保存する保存手段と、
画像形成装置の保守作業の作業実績に基づいて第2の統計情報を生成する統計情報生成手段と、
前記第1の統計情報と、前記第2の統計情報とを比較し、それぞれの統計情報に含まれた、対応する項目に関する対処実績の順位の相違に基づいて前記サービスマニュアルを更新するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に応じて前記保存手段に保存された前記サービスマニュアルを更新する更新手段と、を有する
ことを特徴とする保守支援システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の保守支援システムであって、
前記判断手段は、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績の順位が相違している場合に前記サービスマニュアルを更新すると判断する
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項3】
請求項1に記載の保守支援システムであって、
前記判断手段は、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績の順位が相違しており、かつ、前記第2の統計情報に含まれた、所定の順位の前記対処実績の差が基準値より小さい場合に前記サービスマニュアルを更新すると判断する
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項4】
請求項3に記載の保守支援システムであって、
前記所定の順位は1位と2位とを含む
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項5】
請求項1に記載の保守支援システムであって、
前記判断手段は、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績の順位が相違している場合、または、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績の変化量が所定値以上の場合に前記サービスマニュアルを更新すると判断する
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項6】
請求項5に記載の保守支援システムであって、
前記対処実績の変化量は、前記第2の統計情報に含まれた前記対応する項目に関する所定の順位の前記対処実績の間の差である
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項7】
請求項5に記載の保守支援システムであって、
前記対処実績の変化量は、前記第1の統計情報に含まれた前記対応する項目に関する所定の順位の前記対処実績の間の差と、前記第2の統計情報に含まれた前記対応する項目に関する前記所定の順位の前記対処実績の間の差と、の差である
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項8】
請求項1に記載の保守支援システムであって、
前記判断手段は、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績の順位が相違している場合、または、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績ごとの対処内容のランクが相違している場合に前記サービスマニュアルを更新すると判断する
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項9】
請求項8に記載の保守支援システムであって、
前記対処内容には、交換と清掃と調整とを含み、前記対処内容のランクは、それぞれの対処内容が実施された率に基づく
ことを特徴とする保守支援システム。
【請求項10】
請求項1に記載の保守支援システムであって、
前記判断手段は、前記第1の統計情報および前記第2の統計情報それぞれに含まれた、前記対応する項目に関する前記対処実績の順位が相違しており、かつ、前記第2の統計情報に含まれた、前記項目に関する前記対処実績の基となった前記作業実績に含まれた重複登録の率が所定値より小さい場合に前記サービスマニュアルを更新すると判断する
ことを特徴とする保守支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の保守を支援するための保守支援システム及びプログラム、保守支援方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷分野においては、画像形成装置のダウンタイムは利益の損失に直結することから、画像形成装置には高い稼働率が求められる。画像形成装置でエラーが発生した場合やメンテナンスの際には、まず、顧客側のスキルのあるオペレーターが対応を行なう。しかしながら、オペレーターで対応できない場合は、メーカーの保守作業員が画像形成装置の設置場所に派遣されて対応を行なう。オペレーターと保守作業員のどちらの場合でも、ダウンタイムを最小にするために短時間で作業を終えることが求められる。
【0003】
これらの作業の効率化のために、オペレーターと保守作業員(以下、まとめて作業者と呼ぶ)が対処すべきエラーや保守項目を優先度順にワークリストとして表示する、保守作業を支援する保守支援システムがある。作業者はこのワークリストを参照し、優先度順に作業を行なっていく。この作業時に、ワークリストから選択した項目に対する、作業手順を記したサービスマニュアルを確認できるようにすることで、作業をより効率的にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-199704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなワークリストを用いて対処方法を示す保守支援システムでは、対処方法を1つに限定できないケースがある。発生したエラーに対する原因の候補は1つとは限らないため、対処方法が複数提示されることもある。その場合、複数の対処方法からどの対処方法を選択するかは、作業者に依存する。経験不足の作業者は正しい選択を行うことが難しい。そのため、特許文献1では、派遣先で故障診断サーバーと通信し、作業者が故障診断サーバーの支援を受けることが提案されている。故障診断サーバーは、画像形成装置から受信したエラーなどの様々なデバイス情報から故障原因を推定することで、複数の原因の候補に対して絞り込みを行い、その結果を作業者に提示する。この提案では画像形成装置と故障診断サーバーとが通信を行うことが前提である。
【0006】
しかしながら、保守作業の環境は派遣先環境のルールや制約に従う必要があり、外部との通信が許可されないケースもある。その場合、特許文献1の診断サーバーを使った支援を得ることができない。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、保守作業の環境に依存せず、保守作業員の支援を行える保守支援システムを提供することを目的とする。特に、サービスマニュアルのメンテナンス負荷を低減して保守作業員の支援をより効率的に行える保守支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。本発明の一側面によれば、画像形成装置の保守作業を支援するための保守支援システムであって、
サービスマニュアルの項目ごとに紐づけた作業実績の第1の統計情報を含む前記サービスマニュアルを保存する保存手段と、
画像形成装置の保守作業の作業実績に基づいて第2の統計情報を生成する統計情報生成手段と、
前記第1の統計情報と、前記第2の統計情報とを比較し、それぞれの統計情報に含まれた、対応する項目に関する対処実績の順位の相違に基づいて前記サービスマニュアルを更新するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に応じて前記保存手段に保存された前記サービスマニュアルを更新する更新手段と、を有する
ことを特徴とする保守支援システムが提供される。
【0009】
また本発明の他の側面によれば、保存手段と統計情報生成手段と判断手段と更新手段と端末装置とを含む保守支援システムによる保守支援方法であって、
前記保存手段が、サービスマニュアルの項目ごとに紐づけた作業実績の第1の統計情報を含む前記サービスマニュアルを保存し、
前記統計情報生成手段が、画像形成装置の保守作業の作業実績に基づいて第2の統計情報を生成し、
前記判断手段が、前記第1の統計情報と、前記第2の統計情報とを比較し、それぞれの統計情報に含まれた、対応する項目に関する対処実績の順位の相違に基づいて前記サービスマニュアルを更新するか否かを判断し、
前記更新手段が、前記判断手段による判断結果に応じて前記保存手段に保存された前記サービスマニュアルを更新し、
前記端末装置が、ユーザによる操作に応じて、前記保存手段に保存された前記サービスマニュアルが更新されている場合に、前記保存手段から前記サービスマニュアルをダウンロードすることを特徴とする保守支援方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、保守作業の環境に依存せず、保守作業員の支援を行える保守支援システム及び保守支援システムを提供でき、特に、サービスマニュアルのメンテナンス負荷を低減して保守作業員の支援をより効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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