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公開番号2025079439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192099
出願日2023-11-10
発明の名称シート積載装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 3/46 20060101AFI20250515BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収納フレームの内部への外気からの水分の侵入を抑制する。
【解決手段】給送モジュール1000は、シートが載置される収納庫1100aと、収納庫に載置されたシートを給送する給送ユニット1600と、電気部品と、収納庫および電気部品を収納する密閉フレーム1500と、密閉フレームの外に設けられ、電気部品へ給電する給電部1510と、電気部品と給電部を接続する束線1511と、密閉フレームに設けられ、束線が通る開口部1512と、開口部1512と束線との間に設けられたシール部材1513と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートが載置される収納庫と、
前記収納庫に載置された前記シートを給送するシート給送手段と、
電気部品と、
前記収納庫および前記電気部品を収納する収納フレームと、
前記収納フレームの外に設けられ、前記電気部品へ給電する給電部と、
前記電気部品と前記給電部を接続するケーブルと、
前記収納フレームに設けられ、前記ケーブルが通る開口部と、
前記開口部と前記ケーブルとの間に設けられたシール部材と、
を備えることを特徴とするシート積載装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記収納フレームは、前記シート給送手段を収納することを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項3】
前記シール部材は、スポンジなどの弾性部材であり、
前記開口部は、前記収納フレームの一部分と他部分によって画定されており、
前記シール部材は、前記収納フレームの前記一部分と前記ケーブルの間で前記開口部をシールする第一のシール部材と、前記収納フレームの前記他部分と前記ケーブルの間で前記開口部をシールする第二のシール部材と、からなることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項4】
前記シール部材は、スポンジなどの弾性部材であり、
前記シール部材は、前記ケーブルの外周を囲むように巻き付けられており、
前記シール部材は、前記ケーブルと前記収納フレームの間の前記開口部をシールすることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項5】
前記シール部材は、スポンジなどの弾性部材であり、
前記シール部材は、前記ケーブルの外周に嵌合する円筒形状を有し、
前記シール部材は、前記ケーブルと前記収納フレームの間の前記開口部をシールすることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項6】
前記ケーブルの外径D1、前記開口部の内径D2及び前記ケーブルに当接する前記シール部材の内径D3は、D1-D3>D2-D1の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項7】
前記電気部品は、前記収納庫に収納されたシートに送風するファンであることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項8】
前記電気部品は、シートを検知するセンサであることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項9】
前記シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により前記画像が形成された前記シートが積載される請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記シート積載装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを収納し、収納したシートを搬送し、密閉性を有するシート積載装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年の印刷業界では高生産性かつ高品位な成果物が実現できる産業用インクジェット印刷機が求められている。産業用インクジェット印刷機は、プリントヘッドによってシートに印刷を行うが、プリントヘッドとシートのクリアランスであるプリントギャップは、画像品位に大きく影響する。シートの変形などによりプリントギャップがなくなってしまった状態は、ヘッドタッチと呼ばれる。ヘッドタッチは、成果物の品位を低下させるのみならず、プリントヘッドを破損することにも繋がることがある。
【0003】
印刷機が高湿環境に設置された場合、シート積載装置内にある印字前のシートは、高湿環境中の水分を吸収し、シートに波打ちが発生することがある。波打ちによるシートの変形は、プリントギャップの減少に繋がる。このため、印刷機が高湿環境に設置された場合にも、シート積載装置内のシートが高湿環境中の水分を吸収することを防止する必要がある。特許文献1は、転写紙を収納するカセット内に、除湿用ヒータと加湿機とからなる湿度調整装置を設け、カセット内の湿度を調整し、転写紙の含水量を所定の範囲に保つことを開示している。特許文献2は、シートを収納する筐体と筐体に対して開閉可能な蓋体とを有するマガジンが筐体と蓋体とのすべての当接部に防湿構造を有することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-236953号公報
特開平9-132330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の構成では、湿度調整装置を設けることで装置が大型化してしまうという課題がある。また、特許文献2の構成では、例えば、エア捌き用ファンなどの負荷部品をマガジン内に配置するためには、マガジンの内部から外部へ電気束線を通す必要がある。束線を通すためにマガジンに開口部を設けると、マガジンの内部の防湿性を保持できないという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一実施例によるシート積載装置は、
シートが載置される収納庫と、
前記収納庫に載置された前記シートを給送するシート給送手段と、
電気部品と、
前記収納庫および前記電気部品を収納する収納フレームと、
前記収納フレームの外に設けられ、前記電気部品へ給電する給電部と、
前記電気部品と前記給電部を接続するケーブルと、
前記収納フレームに設けられ、前記ケーブルが通る開口部と、
前記開口部と前記ケーブルとの間に設けられたシール部材と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シート積載装置の大型化を抑制しつつ、ケーブルを通す開口部が設けられた収納フレームの内部への外気からの水分の侵入を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
インクジェット記録装置の断面図。
収納庫が引き出された状態における給送モジュールの斜視図。
収納庫の斜視図。
密閉フレームと収納庫の斜視図。
図4の線V-Vに沿って取った密閉フレームと収納庫の断面図。
図5の一点鎖線の四角VIによって囲まれた部分の拡大断面図。
後側から見た密閉フレームの斜視図。
後側板に取り付けられた密閉カバーの斜視図。
束線の断面、開口部の断面及びシール部材の断面の模式図。
図8の線X-Xに沿って取った二分割シール部材の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態を用いて、本発明を説明する。なお、本発明の範囲は、以下に述べる実施形態に限定されるものではなく、また、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であると解釈されるべきではない。
【0010】
(インクジェット記録装置)
以下、添付図面を参照して、本実施形態による画像形成装置の一例としてインクジェット記録装置10について説明する。しかし、画像形成装置は、インクジェット記録装置10に限定されるものではなく、例えば、トナー像をシートに形成する電子写真方式の画像形成装置であってもよい。図1は、インクジェット記録装置10の断面図である。インクジェット記録装置10は、枚葉式であり、反応液とインクとの2液を用いてシートにインク像(画像)を形成する。インクジェット記録装置10は、給送モジュール(シート積載装置)1000、プリントモジュール2000、乾燥モジュール3000、定着モジュール4000、冷却モジュール5000、反転モジュール6000及び排出積載モジュール7000を備える。給送モジュール1000から給送されるカットシート(以下、シートという)は、搬送経路に沿って搬送され、各モジュールで処理がなされ、排出積載モジュール7000へ排出される。
(【0011】以降は省略されています)

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