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公開番号2025079597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192375
出願日2023-11-10
発明の名称映像送信装置、映像送信方法、映像伝送システム、およびコンピュータプログラム
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 21/24 20110101AFI20250515BHJP(電気通信技術)
要約【課題】低コストで、可用帯域の範囲内で圧縮済み映像を送信することのできる映像送信装置を提供する。
【解決手段】映像送信装置は、伝送路の帯域逼迫の予兆を検出する帯域逼迫検出部と、前記帯域逼迫検出部の検出結果に基づいて、入力映像を圧縮する際の制御パラメータの値を決定する制御パラメータ決定部と、前記制御パラメータの値に基づいて、前記入力映像を圧縮した圧縮済み映像を生成する映像圧縮部と、前記圧縮済み映像を、前記伝送路を通じて映像受信装置に送信する通信部とを備え、前記帯域逼迫検出部は、前記帯域逼迫の予兆を繰り返し検出し、前記制御パラメータ決定部は、前記制御パラメータの値を繰り返し決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
伝送路の帯域逼迫の予兆を検出する帯域逼迫検出部と、
前記帯域逼迫検出部の検出結果に基づいて、入力映像を圧縮する際の制御パラメータの値を決定する制御パラメータ決定部と、
前記制御パラメータの値に基づいて、前記入力映像を圧縮した圧縮済み映像を生成する映像圧縮部と、
前記圧縮済み映像を、前記伝送路を通じて映像受信装置に送信する通信部とを備え、
前記帯域逼迫検出部は、前記帯域逼迫の予兆を繰り返し検出し、
前記制御パラメータ決定部は、前記制御パラメータの値を繰り返し決定する、映像送信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記帯域逼迫検出部は、前記伝送路上に存在する無線基地局のデータ送信状況に基づいて算出される前記伝送路の可用帯域の推定値に基づいて、前記帯域逼迫の予兆を検出する、請求項1に記載の映像送信装置。
【請求項3】
前記帯域逼迫検出部は、前記圧縮済み映像を無線通信する際の所定の評価指標に基づいて算出される前記伝送路の可用帯域の推定値に基づいて、前記帯域逼迫の予兆を検出する、請求項1に記載の映像送信装置。
【請求項4】
前記帯域逼迫検出部は、前記映像送信装置および前記映像受信装置間のラウンドトリップタイムに基づいて、前記帯域逼迫の予兆を検出する、請求項1に記載の映像送信装置。
【請求項5】
前記映像送信装置は、前記伝送路の帯域緩和の予兆を検出する帯域緩和検出部をさらに備え、
前記制御パラメータ決定部は、
前記帯域逼迫の予兆が検出された場合に、前記通信部からの送信ビットレートを減少させるように前記制御パラメータの値を変化させ、
前記帯域緩和の予兆が検出された場合に、前記送信ビットレートを増加させるように前記制御パラメータの値を変化させる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の映像送信装置。
【請求項6】
前記帯域緩和検出部は、前記伝送路上に存在する無線基地局のデータ送信状況に基づいて算出される前記伝送路の可用帯域の推定値、前記圧縮済み映像を無線通信する際の所定の評価指標に基づいて算出される前記伝送路の可用帯域の推定値、および、前記伝送路でのパケットロス率の少なくとも1つに基づいて、前記帯域緩和の予兆を検出する、請求項5に記載の映像送信装置。
【請求項7】
前記制御パラメータ決定部は、
前記帯域逼迫の予兆が検出された場合、または、前記送信ビットレートが上限ビットレートを超えた場合に、前記送信ビットレートを減少させるように前記制御パラメータの値を変化させ、
前記帯域緩和の予兆が検出され、かつ、前記送信ビットレートが前記上限ビットレート未満の場合に、前記送信ビットレートを増加させるように前記制御パラメータの値を変化させる、請求項5に記載の映像送信装置。
【請求項8】
前記制御パラメータ決定部は、前記帯域逼迫の予兆が検出された場合に、前記帯域逼迫の発生に先回りして、前記伝送路における帯域逼迫の程度を示す値に基づいて、前記制御パラメータの変化量を決定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の映像送信装置。
【請求項9】
伝送路の帯域逼迫の予兆を検出するステップと、
前記帯域逼迫の予兆の検出結果に基づいて、入力映像を圧縮する際の制御パラメータの値を決定するステップと、
前記制御パラメータの値に基づいて、前記入力映像を圧縮した圧縮済み映像を生成するステップと、
前記圧縮済み映像を、前記伝送路を通じて映像受信装置に送信するステップとを含み、
前記帯域逼迫の予兆を検出するステップでは、前記帯域逼迫の予兆を繰り返し検出し、
前記制御パラメータの値を決定するステップでは、前記制御パラメータの値を繰り返し決定する、映像送信方法。
【請求項10】
映像送信装置と、
映像受信装置とを備え、
前記映像送信装置は、
伝送路の帯域逼迫の予兆を検出する帯域逼迫検出部と、
前記帯域逼迫検出部の検出結果に基づいて、入力映像を圧縮する際の制御パラメータの値を決定する制御パラメータ決定部と、
前記制御パラメータの値に基づいて、前記入力映像を圧縮した圧縮済み映像を生成する映像圧縮部と、
前記圧縮済み映像を、前記伝送路を通じて前記映像受信装置に送信する通信部とを備え、
前記帯域逼迫検出部は、前記帯域逼迫の予兆を繰り返し検出し、
前記制御パラメータ決定部は、前記制御パラメータの値を繰り返し決定し、
前記映像受信装置は、前記圧縮済み映像を受信する、映像伝送システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、映像送信装置、映像送信方法、映像伝送システム、およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
映像データ(以下、単に「映像」という)を無線通信により伝送する場合には、受信装置が映像を再生する際に、映像の乱れが発生しがちであることが知られている。例えば、移動ロボットから映像を伝送するには、携帯電話回線などを使った無線通信での伝送が必要になる。しかし、回線容量の変化や、他ユーザの通信量の変化により、移動ロボットの映像伝送に必要な通信帯域を確保できず、再生時の映像が乱れてしまう現象が生じる。
【0003】
そこで、特許文献1には、映像受信装置で測定されたパケットロス率と遅延時間から、映像送信装置および映像受信装置間の空き帯域(「可用帯域」ともいう。)を推定し、推定した可用帯域に応じた符号化パラメータで映像を圧縮する方法が開示されている。
【0004】
また、非特許文献1には、映像にプローブパケットを付加して送信し、受信側でのプローブパケットの受信間隔から可用帯域を推定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-128997号公報
【非特許文献】
【0006】
大芝崇,中島一彰,“マルチメディアコミュニケーションのQoSを確保するための実時間可用帯域推定方式”,情報処理学会研究報告2010年度(4),1-8,2010-12,情報処理学会
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1に記載の可用帯域推定方法を、特許文献1に記載の映像圧縮方法に適用した場合には、映像とは別にプローブパケットを送信しなければならない。このため、プローブパケットにより伝送路の可用帯域が減少してしまい、伝送路を共用してパケットを送信または受信する他ユーザに迷惑をかける。
また、映像の受信装置に、可用帯域の推定機能を持たせなければならずコストがかかる。
【0008】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低コストで、可用帯域の範囲内で圧縮済み映像を送信することのできる映像送信装置、映像送信方法、映像伝送システム、およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る映像送信装置は、伝送路の帯域逼迫の予兆を検出する帯域逼迫検出部と、前記帯域逼迫検出部の検出結果に基づいて、入力映像を圧縮する際の制御パラメータの値を決定する制御パラメータ決定部と、前記制御パラメータの値に基づいて、前記入力映像を圧縮した圧縮済み映像を生成する映像圧縮部と、前記圧縮済み映像を、前記伝送路を通じて映像受信装置に送信する通信部とを備え、前記帯域逼迫検出部は、前記帯域逼迫の予兆を繰り返し検出し、前記制御パラメータ決定部は、前記制御パラメータの値を繰り返し決定する。
【0010】
本発明は、このような特徴的な処理部を備える映像送信装置として実現できるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする映像送信方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現できる。また、本発明は、映像送信装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、映像送信装置を含む映像伝送システムとして実現できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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