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公開番号2025080229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2024194942
出願日2024-11-07
発明の名称画像形成材料用バインダー
出願人三洋化成工業株式会社
代理人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250516BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温定着性、耐ホットオフセット性を維持しつつ、耐熱保存性、画質安定性及び耐加水分解性のすべてを満足する画像形成材料用バインダーを提供することを目的とする。
【解決手段】アルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)を含む画像形成材料用バインダーであって、前記アルコール成分の合計モル数に基づいてエチレングリコールを20~60モル%含有し、かつ、前記カルボン酸成分の合計モル数に基づいてテレフタル酸を70~90モル%含有し、前記ポリエステル樹脂(A)の溶解度パラメータ(SP値)が10.5~11.5(cal/cm3)1/2であり、前記ポリエステル樹脂(A)の酸価が15mgKOH/g以下である画像形成材料用バインダー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)を含む画像形成材料用バインダーであって、前記アルコール成分の合計モル数に基づいてエチレングリコールを20~60モル%含有し、かつ、前記カルボン酸成分の合計モル数に基づいてテレフタル酸を70~90モル%含有し、前記ポリエステル樹脂(A)の溶解度パラメータ(SP値)が10.5~11.5(cal/cm


1/2
であり、前記ポリエステル樹脂(A)の酸価が15mgKOH/g以下である画像形成材料用バインダー。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
蛍光X線による測定において、カルシウム元素の含有量が前記ポリエステル樹脂(A)の重量に基づいて10~4000ppmである請求項1記載の画像形成材料用バインダー。
【請求項3】
前記ポリエステル樹脂(A)のフロー軟化点(℃)が120℃以下である請求項1又は2記載の画像形成材料用バインダー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成材料用バインダーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真システムの発展に伴い、複写機やレーザープリンター等の電子写真装置の需要は急速に増加しており、それらの性能に対する要求も高度化している。
フルカラー電子写真用には従来、電子写真感光体等の潜像坦持体に色画像情報に基づく潜像を形成し、該潜像を対応する色のトナーにより現像し、次いで該トナー像を転写材上に転写するといった画像形成工程を繰り返した後、転写材上のトナー像を加熱定着して多色画像を得る方法や装置が知られている。
【0003】
これらのプロセスを問題なく通過するためには、トナーはまず安定した帯電量を保持することが必要であり、次に紙への定着性が良好であることが必要とされる。また、装置は定着部に加熱体を有するため、装置内で温度が上昇することから、トナーは、装置内でブロッキングしないことが要求される。
【0004】
更に、電子写真装置の小型化、高速化、高画質化の促進とともに、定着工程における消費エネルギーを低減するという省エネルギーの観点から、トナーの低温定着性の向上が強く求められている。
また、最近では用いられる転写材として、表面凹凸の大きい再生紙や、表面が平滑なコート紙など多くの種類の紙が用いられる。これらの転写材の表面性に対応するために、ソフトローラーやベルトローラーなどのニップ幅の広い定着器が好ましく用いられている。しかし、ニップ幅を広くすると、トナーと定着ローラーとの接触面積が増え、定着ローラーに溶融トナーが付着する、いわゆる高温オフセット現象が発生するため、耐オフセット性が要求されるのが前提である。
上記に加えて、多色画像(フルカラー)は写真画像などの再現等から白黒画像(モノクロ)に比べてはるかに高い光沢が必要とされ、得られる画像のトナー層が平滑になるようにする必要がある。
したがって、高い光沢を有しながら耐オフセット性を維持しつつ、低温定着性を発現させる必要があり、広いワーキングレンジで高光沢なトナー画像が要求されるようになってきている。
【0005】
画像形成材料用バインダーは、上述のようなトナー特性に大きな影響を与えるものであり、ポリスチレン樹脂、スチレン-アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等が知られているが、最近では、保存性と定着性のバランスを取りやすいことから、ポリエステル樹脂が特に注目されている。
【0006】
定着温度幅を拡大させる方法として、不飽和カルボン酸を構成成分とするポリエステル樹脂を用いたトナーが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、この方法は高温でのオフセット現象はある程度防止できても、定着下限温度が不充分であり、未だ高速化、省エネルギー化の要求には充分に答えられていない。
【0007】
一方で、ポリエステル成分とスチレンアクリル成分を化学的に結合したハイブリッド樹脂を用いたトナーが多数提案されている(特許文献2~6)。
しかしながら、この方法では耐ホットオフセット性や帯電特性や粉砕性は向上するが、未だ低温定着性が不充分であった。
【0008】
以上、述べたように、低温定着性、耐ホットオフセット性を維持しつつ、耐熱保存性、画質安定性及び耐加水分解性のすべてを満足する画像形成材料用バインダーは、これまでなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-003985号公報
特開2007-286562号公報
特開2014-235362号公報
特開2008-009171号公報
特開2010-128466号公報
特開2006-047585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、低温定着性、耐ホットオフセット性を維持しつつ、耐熱保存性、画質安定性、耐加水分解性のすべてを満足する画像形成材料用バインダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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